赤ちゃんは離乳食でヨーグルトをいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

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赤ちゃんはヨーグルトをいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ!食べてくれないときの対策とは

腸内環境を整えてくれるヨーグルト。

最近ではヨーグルトの種類も豊富で、ブランド化され高額なものも出ています。

様々なレシピに使えるヨーグルトを、赤ちゃんはいつから食べられるのでしょうか。

食べる時の3つの注意点と、食べてくれない時の工夫の仕方、おすすめレシピを紹介します。

この記事のポイントは5つです。

  • 赤ちゃんはヨーグルトをいつから食べていい?
  • ヨーグルトをあげる時の3つの注意点
  • 赤ちゃんがヨーグルトを食べてくれない時の対策
  • アレルギー反応が出た時の対応!
  • 簡単おすすめ!ヨーグルトの離乳食レシピ

それでは解説をしていきます!参考にしてください♪

赤ちゃんはいつからヨーグルトを食べていいの?

赤ちゃんはヨーグルトを離乳食中期のモグモグ期(7〜8ヵ月)から食べることができます。

もしくは、離乳食を始めて1ヶ月ほど経ってからが良いでしょう。

豆腐や白身魚などのたんぱく質に慣れ始めた頃に、初めての乳製品として与えてあげます。

原料は牛乳でできているためにアレルギー反応が出ることもありますので、注意が必要です。

また、初めてのヨーグルトは無糖のプレーンタイプのもの。

無脂肪や糖質カットのものは添加物が含まれているので避けます。

加糖のヨーグルトやジャムを加えていいのは、最低でも9ヶ月以降から。

赤ちゃんが調味料を使ったものが食べられるのは、カミカミ期(9〜11ヶ月)からになります。

ただし、ジャムには大量に砂糖が使われているので、加える場合はほんの少量にしましょう。

ヨーグルトを食べる時の注意点3つ

体に良い作用をもたらしてくれるヨーグルトですが、食べるときに注意しなければいけないことが3つあります。

1つめは、初めて食べる時は必ず加熱したものを、少量だけ。

ヨーグルトは乳製品なのでアレルギー症状が出る可能性があります。

万が一、アレルギーが発症した時に重症化しないよう、必ず加熱してから少量だけ与えます。

ただし、ヨーグルトは加熱しすぎると分離してしまうので、レンジ(500W)で30秒程度にしておきます。

また家族内で乳製品のアレルギーがある場合は、一度医師に相談してから、医師の指導の元食べさせてください。

2つめは、毎日摂取するのは控えること。

赤ちゃんが便秘気味だからといって、毎日ヨーグルトを食べるのは控えましょう。

ヨーグルトは薬ではありません。

便秘への対策はヨーグルト以外にも、麦茶などの水分を多くとるといった方法があります。

赤ちゃんにとって離乳食は1回の量がまだ少なく、食べることへの練習なので、様々な食材に触れる事が大切です。

ヨーグルトに限らず、赤ちゃんが好むものばかりを与えないようにして、嫌いな食材も工夫して食べられるようにしましょう。

3つめは、下痢の時はヨーグルトは摂取しないこと。

下痢を引き起こしている時や下痢気味の赤ちゃんにとって、ヨーグルトに含まれる乳糖を分解することは負担になってしまいます。

下痢をしているときは、脱水症状にならないように水分をたくさん取らせ、必要なら市販の「赤ちゃん用」のスポーツドリンクを飲ませてあげましょう。

1回のヨーグルトの量は?

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月齢別で1回のヨーグルトの摂取量は、おおよそ以下のようになっています。

モグモグ期(7〜8ヶ月頃)は50〜70g

カミカミ期(9〜11ヶ月頃)は70〜80g

パクパク期(1歳〜1歳6ヶ月頃)は80〜100g

赤ちゃんがヨーグルトを食べてくれない!

赤ちゃんにヨーグルトをあげたけれども、嫌がって全然食べてくれない!

なんてことありませんか?機嫌が悪いのでなければ、理由はヨーグルトの味にあります。

特に酸味が苦手という子は多く、これには2つの対策ができます。

1つめは、ヨーグルトを変えてみる

市販のヨーグルトは牛乳や脱脂乳に様々な乳酸菌を加えて、発酵することで出来上がっています。

食べ比べてみると、製品によって味がかなり違い、種類も豊富です。

「ビヒダス」は酸味が柔らかく、赤ちゃんが食べやすいという点で公式HPでアピールをしています。

「ダノンベビー」など赤ちゃん用のヨーグルトを使用してみるのも一つの手です。

色々と試してみて、その子が好む味が見つかるといいですね。

ビヒダスHP:「ビヒダスお試しリポート  ビヒダスお試しリポート  第4回 赤ちゃんがビヒダスヨーグルトデビュー♪」

ダノンビオHP:「ベビーダノン | ダノンのヨーグルトサイト」

2つめは、調理方法を工夫する

ヨーグルトの酸味を和らげてあげるような、調理方法の工夫をしてあげましょう。

粉ミルクを混ぜたり、バナナを加えてあげたりすることで酸味を取り除くことができます。

ただし果物を加える際は、一度その果物だけで少量食べて、アレルギーが無いか確認してからにしてください。

またジャムを加える際は、前項でも説明しましたが、最低でも9ヶ月以降から少量にとどめましょう。

ヨーグルトのアレルギー反応が出たら…!

ヨーグルトは善玉菌を増やすだけでなく、悪玉菌を退治する力があります。

牛乳よりローカロリーなのに、消化吸収が良いという優れものです。

そんな素晴らしいヨーグルトがアレルギーだった場合、どうすればよいのでしょうか。

以下に症状と対応・治療方法をまとめました。

アレルギー症状

嘔吐、下痢、発熱、湿疹、唇腫れ、痙攣など…。

急性的なアレルギー反応だったらすぐに分かりますが、小さな反応の場合は食物を特定するのはとても難しいものです。

食べた後はよく観察して、湿疹が出ていないか、機嫌は悪くないか、何度も嘔吐してしまわないか、など普段と変わった様子がないか注意しましょう。

またアレルギーは、その食材の状態、食べた本人の体調によって発症が変わってしまいます。

対応と治療法

急性反応が出た場合、すぐに救急車を呼びましょう。

対応が手遅れになると、最悪の場合死に至ることがあります。

病院で専門医の元で指導を受け、除去食と、必要ならば薬を使います。

除去食とは、アレルギーの原因食材を食べず、代替品で生活するということです。

最初は除去食で危険を回避するのですが、医師の指導の元少しずつ食べて負荷試験をして、最終的には食べられるようになることもあります。

ヨーグルトのあれこれ

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ヨーグルトを食べていないのに、ヨーグルトみたいなものを吐く

離乳食をまだ始めていないのに、赤ちゃんがヨーグルトのようなもの吐いた、なんてことありませんか。

これは母乳やミルクが一度胃まで行って、胃酸と混ざり出てきたもの。

ヨーグルトのように感じるだけで、実際は違うので安心して下さい。

赤ちゃんの胃はとっくりのような形になっていて、吐きやすくなっています。

お腹いっぱいで吐いてしまったり、ゲップがうまくできず吐いてしまうこともあります。

ただ、何度も吐いて機嫌が悪そうにしていたら、それは病気かもしれないので、病院を受診しましょう。

うんちからヨーグルトのようなものが出てきた

赤ちゃんのうんちからヨーグルトのような白いつぶつぶや、酸っぱい匂いがしたら、それもミルクか母乳です。

ミルクや母乳がうまく消化されず、カルシウムがそのまま出てきたりしてしまったものです。

臭いが甘酸っぱいヨーグルトのようなものならば、おなかの中の乳酸菌やビフィズス菌が活発になっているだけなので、心配はいりません。

しかし、鼻をつくような臭いがして、下痢であった場合は注意が必要です。

赤ちゃんの下痢とは、おむつを傾けた時に流れ出てしまうようなとてもゆるいもの。

感染症による下痢が疑われますので、慎重に処理しましょう。

母乳とヨーグルト

赤ちゃんが便秘気味だと「母親がヨーグルトを取れば、解消されるのではないか…」とお母さんは心配してしまいますよね。

しかし、母乳にとって乳製品は乳腺炎を起こしかねない食品です。

乳腺炎と食事の因果関係は、科学的に証明はされていません。しかし、人によって乳製品を取ると乳腺炎を起こしてしまうことは事実です。

赤ちゃんの便秘解消のために、お母さんがヨーグルトを無理して食べる必要はありません。

もしくはお母さんが便秘気味の時も、同様です。

便秘の解消法は水分をよく取ることや、食物繊維の多い食事をとること。

適度な運動や休息も大切です。

簡単!おすすめレシピを紹介

ヨーグルトはそのまま食べられるだけでなく、サラダにもとろみ食材としても使える優れものです!

月齢別レシピをご紹介します♪

モグモグ期(7〜8ヶ月)向け!

白菜とみかんのヨーグルト和え~出来上がりを冷凍OK!~

材料:白菜の葉先(みじん切り)…大さじ1
みかん(みじん切り)…小さじ1
プレーンヨーグルト…小さじ2

作り方:1.白菜は柔らかく茹でて水気を切る。

2.ボールに1残りの材料を入れてあえる。

カミカミ期(9〜11ヶ月)向け!

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チキンヨーグルトサラダ

材料:鶏もも肉(皮なし)…15g
きゅうり…20g
ミニトマト…1個
プレーンヨーグルト…小さじ1
塩…少々

作り方:1.鶏もも肉は茹でて5㎜角に切る。

2.きゅうりは皮をむいて5㎜角に切る。ミニトマトは湯むきして種を除き、あらみじん切りにする。

3.1、2をプレーンヨーグルト、塩であえる。

★アレンジ方法:ヨーグルトをクリームコーンにすると、きゅうりの青臭さが和らぎます。

パクパク期(1歳~1歳6ヶ月)向け!

かぼちゃのヨーグルトサラダ

材料:かぼちゃ…40g
レーズン…大さじ1
プレーンヨーグルト…大さじ2

作り方:1.かぼちゃは皮付きのまま1㎝角に切り、ラップをして電子レンジ(600W)で2分加熱する。

2.レーズンは湯でもどし、粗く刻む。

3.1、2プレーンヨーグルトをあえる。

★アレンジ方法:かぼちゃをさつまいもや里芋にすると、優しい甘みで食べやすくなります。

1歳の誕生日に!~イチゴのヨーグルトショートケーキ~

材料:プレーンヨーグルト…60g
いちご…2~3粒
ホットケーキミックス…50g
卵…1/3個
牛乳…大さじ2
サラダ油…適量

作り方:1.ボールにのせたザルにキッチンペーパーを敷き、ヨーグルト入れて冷蔵庫で一晩水切りする。

2.いちごのヘタを取って薄切りにする。

3.別のボールにAを入れて混ぜ、ホットケーキミックスを加えてよく混ぜる。熱したフライパンに薄くサラダ油をひき、生地を3等分して5㎝程度の大きさに焼く。

4.3のホットケーキを1枚お皿に盛って、しぼり袋に入れた1を絞り出し、薄切りにしたいちごをのせ、ホットケーキをもう一枚重ねる。同様にもう一度繰り返し一番上にもヨーグルトを絞り出していちごを飾る。

まとめ

赤ちゃんとヨーグルトについていかがでしたでしょうか。

赤ちゃんは初めての乳製品として、ヨーグルトをモグモグ期(7~8ヶ月)から食べることができます。

原料は牛乳でできているためアレルギー反応が出ることもありますので注意しましょう。

赤ちゃんが嫌がったら、無理に食べさせるのではなく、製品を変えてみたり、アレンジしてみたりして工夫してみてください。

離乳食とは毎日同じものを食べるのではなく、食べることへの練習。

ヨーグルトは素晴らしい食材ですが、毎日食べるのではなく、赤ちゃんには様々な食材に触れさせてあげる事が大切です。