赤ちゃんの離乳食で寒天はいつから食べて大丈夫?3つの注意点とかんてんレシピ

スポンサードリンク

かんてんは今注目の食材です。

なぜか。それは食物繊維が豊富で便秘解消になり、しかも100グラム3キロカロリーなのでダイエットに適しているとブームになっています。

そんな女性にとって嬉しい食材のかんてんですが、赤ちゃんにも腸内環境を整えてくれる効果をもちろん発揮してくれます。

カロリーが控えめで身体に良いので赤ちゃんのデザートにはもってこいの食品なのですが、食べさせるときに少々注意しなければならない点も。

この記事では、かんてんについて詳しく紹介していきます。

ポイントは6つです。

  • かんてんってどんな食べ物?
  • かんてんの栄養価
  • 離乳食に使用するかんてんの選び方
  • 赤ちゃんはかんてんをいつから食べてもいい?
  • かんてんを食べさせる時の3つの注意点
  • 離乳食時期別オススメレシピ

最後まで記事を読んでいただければ、かんてんゼリーを作りたくなるはずです。

ぜひ、参考にしてくださいね。

かんてんってどんな食べ物?

原材料は海藻の『てんぐさ』や『おごのり』です。

てんぐさを日光にさらして漂白したのち、煮た汁を固めたものが『ところてん』となります。

ところてんを凍結し、解凍→乾燥させたものが『かんてん(寒天)』です。

かんてんは日本産で、主に兵庫県や長野県で作られています。

寒天には、棒寒天、糸寒天、粉寒天、角寒天などの種類があります。

使用するときは、水にしばらくつけてから鍋で煮て溶かします。

ところてんやみつまめ、水ようかんなどの和菓子に多く使われており、食物繊維が豊富なのでダイエットにもおすすめの食材です。

かんてんはゼラチンと似ていますが、主成分がまったく違います。

ゼラチンは牛や豚など動物の皮や骨のコラーゲンから作りますので主成分はタンパク質。

いっぽうかんてんは海藻ですので主成分は食物繊維。

赤ちゃんに食べさせるのは、主成分を見ればゼラチンよりかんてんを選んだほうが良いでしょう。

かんてんの栄養価

かんてんはとても食物繊維が豊富です。

食物繊維は便を柔らかくし、便秘の解消を促します。

他にはがん予防や美肌効果なども期待できます。

離乳食に使用するかんてんの選び方

粉寒天がオススメです。

スティック状など小分けになっているものもあり、さっと手軽に利用できるのが一番の魅力。

離乳食作りは毎日のことで、慣れるまでは大変な作業なので、時短できるものを選ぶと不安解消やストレス軽減に繋がりますよ。

赤ちゃんはかんてんをいつから食べてもいい?

カミカミ期(生後9~11か月)から食べても大丈夫です。

かんてんは口の中で溶けてないので、噛む必要があります。

細かく刻むことで赤ちゃんにも食べさせることができますが、くれぐれも誤飲、窒息しないよう注意が必要です。

カミカミ期から2歳ぐらいまでは、粗みじん切りや小さく切る等、咀嚼の状態を考えながら大きさを調節してください。

かんてんを食べさせる時の3つの注意点

スポンサードリンク


窒息に注意しましょう。

かんてんは85℃以上にならないと、溶けることはありません。

赤ちゃんの口の中はそれ以下の温度ですので、噛まないとそのまま飲み込むことになってしまいます。

細かく刻んでいない場合、喉に詰まらせて窒息してしまう恐れが。

初めて与えるときは、充分すぎるほど細かく刻んであげたほうが安心です。

稀なケースですがアレルギー反応が出る場合もあります。

かんてんは食品アレルギーが心配される食べ物の中には入っておりません。

しかし稀ではありますが、かんてんを食べたことによってアレルギー反応が出たケースが報告されています。

症状としては、口の周りや口の中がかゆくなったり赤く腫れたりする、『口腔アレルギー症候群』

そのほかに代表的な症状としまして、目の充血や痒み、鼻水や身体の発疹などが現れましたら、アレルギーを疑いましょう。

たとえ呼吸困難などの症状がなく緊急性が低くても、アレルギー反応が出た場合は、かかりつけの小児科を受診するようにしてください。

身体を冷やしすぎないように注意しましょう。

かんてんは主にゼリーなど、冷たいデザートに利用します。

夏場の離乳食のおやつにもってこいのメニューとなりますが、あまり食べさせると身体を冷やしてしまいます。

下痢などお腹を下す原因になるので、食べさせ過ぎには注意しましょう。

離乳食時期別オススメレシピ

カミカミ期(生後9か月~11か月)

・粉ミルクとリンゴのかんてんゼリー

材料:溶かした粉ミルク250cc、粉寒天2g、細かく刻んだリンゴ少々

↓作り方↓

①小鍋に粉ミルクと粉寒天を入れて火にかけます。

②混ぜながら1分ほど熱を加えます。このとき噴きこぼれないよう注意してください。

③リンゴを加え、再び軽く混ぜながら1分煮ましょう。

③ゼリーにするための容器に移して、冷蔵庫で固まるまで冷やしたらできあがりです。

※リンゴはイチゴやきなこなど、お好みの食材に変えても美味しくできますよ。

食べさせるときはクラッシュ状態にしてから与えてください。

モグモグ期(生後1歳~1歳半)

・野菜のスープジュレ

材料:湯剥きしたトマト10g、きゅうり10g、粉寒天3g、野菜スープ100cc

↓作り方↓

①トマトときゅうりを細かく刻みます。

②野菜スープと粉寒天を小鍋に入れ、軽くかき混ぜながら1分加熱します。

③トマトときゅうりを加え、再び軽く混ぜながら1分ほど温めましょう。

④小さな容器に入れ、冷蔵庫で固まるまで冷やしたらできあがりです。

※食べさせるときは細かく刻んでクラッシュ状態にするなど、咀嚼の進み具合で調節ください。

誤飲・窒息に注意を徹底しましょう。

かんてんを食べさせるときの注意点といったら『窒息しないようにする』それだけです。

その心配をのぞけば、かんてんには良いことばかり。

食物繊維が豊富で身体にも良いし、あのプルプルな食感は赤ちゃんも食べるのを楽しんでくれるでしょう。

噛み切れないことを常に頭に入れつつ、かんてんデザート作りにぜひ挑戦してみてくださいね。