妊娠後期は体温も変わる?体温が低い・高い原因と2つの体温調整方法

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『妊娠前や妊娠初期には、こまめに基礎体温を付けていた』

という方も多いほど、妊娠と母体の体温というものは密接な関係にあります。

実は妊娠中は、妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期と妊娠時期によって体温も少しずつ変化しているのです。

  • 妊娠後期に体温はどう変わる?
  • 妊娠後期は体温に左右される必要はない?
  • 高体温・低体温、それぞれの対処法!

今回は妊娠後期の体温の変化についてまとめてみました。

母体の体温はもちろん個人差がありますので、中には高い人もいれば低い人もいらっしゃいます。

両方の面から見た対処法などもお伝えしていきますね♪

是非参考になさってください!

妊娠後期の体温変化とは?

妊娠も8ヶ月を迎え、ついに安定期を経て妊娠後期に突入。

さて、妊娠後期圏に入った母体の体温はどのように変化していくのでしょうか?

また、どのようなことが原因で体温が変化しているのか?などもお伝えしていきます。

妊娠期間でも体温は変わる?

まず、妊娠中は一般的にどのように体温が変化していくのでしょうか?

妊娠初期は「高温期」とも呼ばれ、常に体がポカポカしている事が多く熱っぽい・・・風邪を引いたかな?と思っていたら妊娠していた!なんて事も。

そんな体の熱っぽさから妊娠に気づくという方も少なくはありません。

また基礎体温を計っていれば、高温期の2段階上がりを目の当たりにして妊娠を確信した方もいるのではないでしょうか。

普段低体温の方でも、37℃を超えたりします。

次に妊娠中期、安定期に突入すると少しずつ体温は下がり始めます。

この時期には胎盤が完成し、ホルモンの分泌が落ち着いてくる頃。

妊娠中に体温が下がると「まさか流産?!」と不安に感じる妊婦さんもいらっしゃるかもしれませんが、安心して下さいね。

そして妊娠後期に入ると、そのまま「低温期」と呼ばれるほど体温が低い時期が続きます。

妊娠後期に体温が低い原因は?

妊娠中期には胎盤が完成する妊婦さんがほとんどで、妊娠後期(妊娠8ヶ月~)ほどになるとホルモンの分泌量がグッと減るので体温は下がります。

よって『妊娠9ヶ月になったら急に体温が低くなってしまった!大丈夫かしら!?』と不安になると思いますが問題ありません。

ただし体温の低い時期が続く事と、お腹が大きくなる事で血流が悪くなってしまう事も。

単なる低体温なら問題ありませんが、体の冷えには十分に注意が必要です。

関連記事⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策

反対に高い時の原因は?

妊娠中は常にポカポカしていると感じた事がある方も多いのではないでしょうか?

私は一人目の妊娠中期~後期の期間が夏だった事もあり、常に暑い!と感じていました。

季節的なものもありますが、エアコンが効いた部屋でも暑いと感じている事も多かったです。

これは基礎代謝の影響も考えられます。

妊娠前に比べると20%程基礎代謝が上がりますので、体がポカポカして感じるのです。

ただし体温が上がりすぎるのも考えもの。

実は病気が隠れていた!なんて非常事態になりかねません。

「平熱より体温高いな」と感じたり、38℃以上が続くようであれば、一度医療機関を受診してください。

ちなみに妊娠後期で熱が下がらない場合の詳しい解説は以下でも紹介しています。

参考記事⇒妊娠後期の熱は危険?38度を超える発熱、胎児への影響と2つの対処法

安定期に入ってからは体温に神経質になりすぎないで

妊娠前から基礎体温をこまめに付けている方も、安定期頃からはあまり体温に神経質になる必要はなさそうです。

もちろん体温はとても大切な情報ですが、体温を計る事で不安を抱いたりストレスを感じてしまっては悪影響になります。

毎日計る必要はない?

妊娠をする前は、自分の基礎体温を知り、変化を見る事はとても大切です。

基礎体温の変化で妊娠に気づく妊婦さんも多くいらっしゃいます。

しかし、安定期を過ぎた頃からはあまり気にしなくても良いでしょう。

不安な方は一度かかりつけの産婦人科医へ相談をして見ても良いと思います。

不安やストレスを感じてしまう原因に

基礎体温を計り続ける事で、ほんの少しの体温の変化にも敏感になってしまいがち。

『体温高いのが続いて赤ちゃんに悪い影響を及ぼしてしまったらどうしよう?!』

『低体温すぎて、このまま流産になるのでは…?』

このように、もしママがストレスや不安を感じているという事が、かえってお腹の赤ちゃんにもストレスを感させている状態です。

基礎体温を測り続ける事にストレスを感じているという場合には、安定期を過ぎた頃から中断する事をオススメします。

妊娠中のストレスは様々なトラブルの原因に。

妊娠中はできるだけリラックスして過ごせるように努力しましょう。

体温が低い時・高い時、それぞれの対処法!

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妊娠後期~臨月の体温ももちろん個人差があります。

では体温が低い時と高い時ではそれぞれどう対処すれば良いのでしょうか?

今回はそれぞれの対処法をお話していきますね♪

体温が高い時の対処法

体温が高い日が続くと、体がだるく感じて何に対してもやる気が出なかったり、常に体が疲れているように感じてしまいます。

体温が高くなっているとどんどん体の水分を失っていきますので、しっかりと水分補給を行って、脱水症状にならないように注意する事が大切です。

室内でも脱水症状を引き起こす事もあります。

室内だから心配ないだろうと安心せずに、こまめに水分をとるようにしましょう。

体温が低い時の対処法

体温が低い時には体が冷えてしまいがち。

体が冷えてしまうと、お腹の張りに繋がる事もあります。

しっかりと体を温める事で血流を促進しましょう。

お風呂にゆっくり浸かり、とにかく体を冷やさないように注意します。

ショウガなどの体を温める食べ物を積極的に食事に取り入れる事もオススメです。

体の内側、外側両方からしっかりとあたためてあげましょう。

また、もともと低体温気味の方は、無理のない程度の運動で代謝を上げることをお勧めします。

まとめ

妊娠前、妊娠中は基礎体温の変化で不安に感じてしまう事が多いかもしれませんが、安定期に入ってからはあまり神経質になりすぎないよう注意してください。

妊娠中はとにかく、いかにストレスを溜めないかが大切になってきます。

自分がストレスに感じてしまう事は、思い切ってやめてみる事も大切ですよ。

参考資料

「たまひよ新・基本シリーズ 初めての妊娠・出産」

「HUMAN+ Baby+ お医者さんがつくった妊娠・出産の本」