赤ちゃんはめんつゆをいつから使って大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

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赤ちゃんはめんつゆをいつから使って大丈夫?

最近の家庭では当たり前にある、めんつゆ。

うどんやそばを食べる時にすぐに使えるだけでなく、煮物や炒め物にも使ってだしを効かせることができます。

とっても便利なめんつゆですが、赤ちゃんにはいつから使うことができるのでしょうか?

与える時の3つの注意点と、おすすめレシピを紹介します。

この記事のポイントは5つです。

・そもそもめんつゆとは?
・赤ちゃんはめんつゆをいつから使っていい?
・めんつゆをあげる時の3つの注意点
・めんつゆでアレルギー反応がでたら!
・簡単おすすめ!めんつゆの離乳食レシピ

それでは解説をしていきます!

参考にしてください♪

そもそも、めんつゆとは?

今では家庭にあって当たり前の「めんつゆ」。

めんつゆとはもともと、どんなものなのでしょうか?

まずは身近なめんつゆについて、紐といてみましょう。

めんつゆとは?

めんつゆとは、その名の通り「麺のおつゆ」。

醤油・砂糖・みりん・酒などを煮て作る「かえし」と、削り節・しいたけ・昆布・いりこなどを煮だして作る「出汁(だし)」を合わせたものです。

家庭でもめんつゆは簡単に作ることができますが、家事の簡易化に伴い販売され広く使われるようになりました。

味が一定で、他の料理にも使えることから、家庭の調味料の一つとして定着しています。

めんつゆの種類

めんつゆは最近では様々なものが出ています。

用途によって種類を分ける場合は、次の2種類に分けることができます。

1つめは、ストレートタイプのもの。

そのままサッと使うことができ、味が一定になります。

2つめは、濃縮タイプのもの。2倍濃縮、3倍濃縮などがありますね。

水で希釈すればつけつゆ、かけつゆどちらにも使えます。

また、自分の好みの濃さにすることもでき、料理の幅も広がります。

他にもだしによって違ったり、カレー南蛮、鴨だしなどメーカーによって様々な種類が出ています。

保存方法

開封前は高温多湿、直射日光を避け常温で保存できます。

開封後は冷蔵庫で保存し、賞味期限内に使い切りましょう。

ただし製品によって違う場合もあるので、食品表示の部分をよく見てそれに従ってください。

中にはレトルトパックの状態になっていて、1度で使い切れるものもあります。

栄養成分と用途

めんつゆの特に優れているのは、減塩であること。

めんつゆ(ストレートタイプ)と醤油100gあたりの食塩相当量を比べると、めんつゆの場合は3.3gで醤油は12~16gと大きく差があります。

これは醤油のタイプ(濃い口、薄口、たまり、さいしこみ、しろ)によって異なりますが、減塩タイプの醤油の場合でも8.3g、だししょうゆの場合でも7.7g。

このことから、醤油のかわりにめんつゆを使うとかなり減塩になることがわかりますね。

まためんつゆの用途は、料理の中で幅広く使えます。

最近、今をときめく俳優の高橋一生さんが登場するミツカンのCMで、めんつゆと牛乳を混ぜて作る「つゆボナーラ」などが話題になりましたね。

めんつゆ・牛乳をパスタに和えると、カルボナーラのようなまろやかな風味になるというもの。

私も一度試してみましたが、程よい塩味と牛乳のまろやかさが相まってとても美味しかったです。

参考⇒「追いがつおつゆ」でつゆボナーラ|メニュー・レシピ 

このように、めんつゆは煮物、炒め物、汁物など、なんでも少し料理に入れるだけで隠し味になり、だしの香りが楽しめます。

まさに万能調味料です!

赤ちゃんにいつからめんつゆを使っていいの?

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赤ちゃんにめんつゆを使えるのは、離乳食中期のモグモグ期(7~8ヶ月)から。

なるべく無添加のものを選び、大人が使う希釈のさらに2~4倍ほど薄めて少量を使いましょう。

ミエマンのめんつゆをはじめ、無添加のめんつゆは市販でも手軽に購入することができます。

ただし無添加のものは賞味期限が短いので、冷蔵庫に保存して早めに使い切りましょう。

また、めんつゆは自宅でも簡単に作ることができますので、お時間があるようなときはぜひチャレンジしてみてください♪

実は砂糖や醤油、みりんなどの調味料を使えるのは離乳食後期のカミカミ期(9~11ヶ月)からですが、めんつゆの方が少し早く使えます。

それは前項でも説明したように、めんつゆの半分が出汁(だし)で出来ているから。

しかし塩分の摂取をしすぎないよう、少量という部分は守りましょう。

めんつゆを与える時の注意点3つ!

赤ちゃんにめんつゆを与えるときには、次の3つの事に注意して下さい。

1つめは、与える前に身内の食物アレルギーを確認

食物アレルギーは遺伝する場合があります。

めんつゆの原料から考えられる食物アレルギーは、「醤油」です。

あまり知られていませんが、醤油の原料は「大豆」と「小麦」。

この2つは、厚生労働省の食品表示の推奨と義務に定められている食品です。

身内にそれらの食物アレルギーを持つ人がいたら要注意!

そのアレルギーの重症度によっても異なりますが、医師に相談してから与えるようにしましょう。

2つめは、初めてめんつゆを与える時

初めてめんつゆを与える時は、必ず「赤ちゃんが機嫌のいい・平日の午前中・すぐに病院に行ける時」にしましょう。

与えるめんつゆは加熱したものを、ほんの少しだけ。

食物アレルギーは、食材の調理状態や食べた本人の状態によっても症状は異なります。

加熱されていると症状は出にくく、疲れていたり風邪をひいた状態だと症状が悪化する恐れがあります。

万が一アレルギーが発症した場合に軽い症状で済むように、重い症状になってもすぐに病院に行けるようにする為の大切な予防策。

これはめんつゆに限らず、赤ちゃんに初めての食材を与える時の大切な基本ルールです。

3つめは、いつでも与える時は少量に!

醤油よりも塩分濃度が低くても、大量に与えてはいけません。

めんつゆの香りや風味を楽しむ程度に、大人用のめんつゆをさらに2~4倍ほど希釈し、少量を与えましょう。

消化器官が未発達の赤ちゃんにとって、大量の塩分は消化の負担になります。

塩分をたくさん摂取していると、将来的に生活習慣病を発症するきっかけになりかねません。

大人は塩分を感じないと「美味しくない」と判断してしまいますが、赤ちゃんは様々な素材の味を舌で感じています。

アレルギーがなくても、めんつゆを使うときは「少量」に、摂りすぎないようにしましょう。

めんつゆでアレルギー反応が出たら!

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めんつゆを離乳食に使ったら食物アレルギーの症状出てしまった時の対応と、治療法を簡単にまとめてみました。

症状

症状が現れるのは食後1~2時間、遅くても4時間以内。

症状で一番多いのは「皮膚症状」。

食品に触った手や口が赤くなったり、背中やおしり・足にかぶれや湿疹出たりします。

他には白目が赤くなる・涙が止まらなくなる・瞼が腫れる・目が痒くなる、といった「目の症状」。

くしゃみが止まらない・鼻がつまりつづける・大量の鼻水が出る、といった「鼻の症状」。

ゼーゼーと呼吸をする・過呼吸っぽい・犬の鳴き声のような咳が出る・咳き込む・声がかすれている、といった「呼吸器症状」。

腹痛・下痢・嘔吐・不快感、といった「消化器症状」。

赤ちゃんは症状を言葉で訴えることができません。

なんだか急に機嫌が悪くなって泣き続けている、ミルクも受け付けず…といった場合は症状が出ている可能性があります。

そして、最も危険な症状は「アナフィラキシー」。

多くの場合は1つの症状が起こりますが、複数の症状が次々に起こることもあります。

重症化するとアナフィラキシーショックを引き起こし、意識がもうろうとしてる、呼びかけても応答がない、といった命が危険な状態になります。

対応

複数の症状が見られたり、いつもより驚くほど泣き続けてミルクも受け付けない時は、救急車を呼びましょう。

アナフィラキシーショックを引き起こして、処置が遅れると死に至る恐れがあります。

かぶれや湿疹の場合、食物アレルギーでない場合もあるので、しばらく様子を見てから病院に。

そのためにも必ず赤ちゃんに初めての食材をあげる時は、平日の午前中・すぐ病院に行けるにしましょう。

食べた後はよく観察して、変化がないか気を付けるようにしてください。

治療法

病院の検査や問診によってアレルギー食物が特定されたら、次のような治療を行います。

少し食べてみる「負荷試験」、食べることを避ける「除去食」、しばらく食べないようにする「延期」。必要な場合は薬の投与も行います。

これは症状の程度、病院や医師によっても異なります。

注意

食物アレルギーに関して、2つ注意しなければならないことがあります。

1つめは、「アレルギー食物の特定は、家庭ではしない」こと。

この判断は専門医でも大変難しいもの。

家で勝手にアレルギー食物を決めつけて食べないようにしてしまうと、赤ちゃんが栄養バランスを崩したり、味覚を学ぶ機会が減ってしまいます。

2つめは、「家庭の判断でむやみな除去食を行わない」こと。

アレルギー症状が出るのが怖くて、家庭での判断で何もかも食べない、ということは絶対にしてはいけません。

除去食はよく勘違いをされ、「卵アレルギーーだから鶏肉もダメ」や「乳製品のアレルギーだから牛肉もダメ」

と言った間違いがあります。

こういったことはアレルギー専門医師の指導のもと、正しい除去食を行うようにしましょう。

食物アレルギーは乳幼児の時期に一番多く発症します。

しかし小学校入学前にはアレルギーがなくなる場合も多いので、アレルギー症状が出ても焦らず、専門医の元治療を行いましょう。

簡単!おすすめレシピを紹介

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中期モグモグ期(7~8ヶ月頃)向け!

豆腐のおろし煮

材料:絹豆腐…30g
大根…30g
めんつゆ(2~4倍に薄めたもの)…大さじ2
水溶き片栗粉…少々
ねぎ…少々

作り方:1.絹豆腐を耐熱容器に入れ、電子レンジ500Wで1分加熱する。

2.大根をすりおろし、ねぎを刻む。

3.全ての材料を鍋にいれ、少し煮込む。

4.水溶き片栗粉でとろみをつける。

ツナとレタスの混ぜごはん

材料:ツナ水煮缶…20g
レタス…10g
とうもろこし…10g
5倍がゆ…80g
めんつゆ(2~4倍に薄めたもの)…少々

作り方:1.レタスは8mm角に切る。とうもろこしは食べにくいようなら皮を取り除く。

2.耐熱容器に1の材料、ツナを入れ、ふんわりラップをして電子レンジ500Wで40秒ほど加熱する。

3.5倍がゆに2を混ぜ、めんつゆを加えて混ぜる。

後期カミカミ期(9〜11ヶ月頃)向け!

3色うどん

材料:ゆでうどん…40g
にんじん…15g
ほうれん草…15g
卵…1/2個
めんつゆ(2~4倍に薄めたもの)…150ml

作り方:1.にんじんとほうれん草は食べやすい大きさに切る。うどんは2㎝くらいの長さに切る。

2.鍋に1の野菜とめんつゆを入れて煮る。

3.卵を溶いて耐熱容器に入れ、水大さじ1を加えふんわりとラップをして電子レンジ500Wで1分加熱する。

4.卵にしっかり火が通ったことを確認して、2のどんを器に盛って上に卵をのせる。

にんじんのそぼろあんかけ

材料:にんじん…20g
豚ひき肉…10g
めんつゆ(2~4倍に薄めたもの)…大さじ1
水溶き片栗粉…少々

作り方:1.にんじんは粗みじんに切る。

2.鍋ににんじん、水大さじ3とめんつゆ、豚ひき肉を入れて茹でる。

3.水溶き片栗粉でとろみを付ける。

完了期パクパク期(1〜1歳6ヶ月頃)向け!

彩りそうめん

材料:そうめん(乾麺)…30g
卵…1/3個
トマト…15g
きゅうり…10g
めんつゆ(2~4倍に薄めたもの)…大さじ3
油…少々

作り方:1.そうめんは食べやすい長さに折ってやわらかくゆで、器に盛る。

2.卵はフライパンで薄焼き卵を作り、せん切りにする。

3.トマトは湯むきし、種を取って、食べやすく切る。きゅうりは、せん切りにして、熱湯を回しかける。

4.そうめんの上に具材をのせ、めんつゆを回しかける。

鶏と大根の炒め煮

材料:鶏むね肉…20g
大根…30g
片栗粉…少々
めんつゆ(2~4倍に薄めたもの)…1/4カップ
油…少々

作り方:1.鶏むね肉は皮と脂を取り除き、片栗粉をまぶす。大根は1cm角に切る。

2.油を熱したフライパンで、鶏むね肉と大根を炒める。

3.めんつゆを加え、やわらかくなるまで煮る。

まとめ

赤ちゃんとめんつゆについていかがでしたでしょうか。

赤ちゃんにめんつゆは、離乳食中期のモグモグ期(7~8ヶ月)から使うことができます。

ただしなるべく無添加の物を、大人が使うときの2~4倍ほどに薄めて。

また、無添加のものは賞味期限が短いので、冷蔵庫で保管して早めに使い切りましょう。

そして原料に含まれる醤油が大豆や小麦の食物アレルギーの原因になる可能性があります。

初めて与える時はくれぐれも慎重に。塩分を過剰摂取しないよう、使うときは必ず少量にしましょう。