赤ちゃんの離乳食でパイナップルはいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

スポンサードリンク

鮮やかな黄色で、南国を思わせてくれるパイナップル。

そのまま食べるだけでなく、ジュースや缶詰、料理など色々な飲み物や食べ物として多くの人に親しまれています。

ビタミンCやカリウムが豊富に含まれており、疲労回復やむくみ予防、美肌効果など、美容や健康に良い栄養素もたくさん!

酢豚などにパイナップルが入っていて苦手な人もいるのですが、お肉とパイナップルを一緒に食べることで、お肉の消化を助け、内臓への負担を軽くする効果もあるのです。

そんなメリットたくさんのパイナップルを、ぜひ赤ちゃんにも食べさせてあげたいですね。

しかし、ここで色々な疑問が出てきます。

「赤ちゃんは何歳からパイナップルを食べてもいいの?」

「パイナップルを食べさせるときに気を付けることはある?」

「パイナップルを使った離乳食のレシピが知りたい!」

他にも、生で食べさせてアレルギーの心配がないのか、繊維質だから食べられないのではないか、パイナップルの缶詰めやジュースは飲ませてもいいのか、などの不安がありますよね。

今回は、赤ちゃんとパイナップルに関する疑問や不安を解消していきましょう。

・赤ちゃんがパイナップルを食べられる時期
・パイナップルを食べさせるときの3つの注意点
・パクパク期のおすすめレシピ

離乳食に果物などのデザートを出したいと考えているお母さんや、缶詰めなどのフルーツを食べさせて良いのか悩んでいるお母さんたちの参考になれば嬉しいです。

赤ちゃんはパイナップルをいつから食べても大丈夫なの?

パイナップルは、食べていて分かるように繊維質で、口の中に残ります。

ゴックン期やモグモグ期などの赤ちゃんには、舌や歯茎ですりつぶして食べられるやわらかさではなく、飲みこむことが難しい果物です。

桃やバナナなどはすりつぶすことでトロトロとした状態にすることができますが、パイナップルはすりつぶしても繊維が残ってしまいます。

また、パイナップルを食べることで、口の中や周りがピリピリとした痒みや出血を伴うこともあります。

後ほど詳しくご説明しますが、このようにパイナップルは離乳食にはあまり向いていない食べ物です。

もし食べさせるのであれば、離乳食完了期のパクパク期頃(1歳~1歳半)から、すりおろすなどして食べやすく調理してからが良いでしょう。

パイナップルは離乳食として無理に食べさせる必要はなく、食べさせる機会がないのであれば、2歳くらいから食べさせてみたほうが良いですね。

缶詰めやジュースの場合は加熱処理されているのでアレルギーの発症もある程度は抑えられますが、糖分が多く含まれているので、パクパク期以降に少量ずつ食べさせてあげてくださいね。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でフルーツ缶詰めはいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

赤ちゃんにパイナップルを食べさせるときに気を付けてほしい3つのこと

赤ちゃんにパイナップルを食べさせるときに気をつけてほしいことが3つあります。

1.ブロメラインの作用で痒みが出ることも

あまり耳にしない言葉ですが、パイナップルに含まれるブロメラインとはたんぱく質分解酵素のひとつです。

この酵素の影響で、舌や口の中、口周りのたんぱく質を溶かしてしまう作用があります。

そのため、あの痒みや腫れなどの症状が出てしまうのです。

酵素の作用は他にもあり、お肉を柔らかくする効果や、消化吸収を手伝ってくれる効果があります。

そのため、酢豚などのお肉料理にも添えられていることがあります。

赤ちゃんがパイナップルを食べたときに、ブロメラインによる症状が心配になりますが、ブロメラインは熱に弱いので、加熱してから食べさせると安心ですよ。

また、食べた後は口周りを濡れたガーゼなどでしっかりと拭き取ってあげることで、かゆみを防ぐことに繋がります。

ちなみにキウイにも似たような作用が働きますので注意が必要です。

詳しくは、授乳中はキウイフルーツを食べても大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と5つの注意点やレシピ をご参照ください。

2.アレルギー発症の可能性がある

パイナップルは特定原材料には含まれていませんが、まれにアレルギーを発症することがあります。

個人差はありますが、嘔吐や下痢、蕁麻疹、呼吸への影響などの症状がでることもあるので注意が必要です。

トロピカルフルーツや、リンゴ、モモなどの果物でアレルギーがある赤ちゃんに食べさせるときには、細心の注意を払って食べさせてくださいね。

無理に食べさせる必要はありませんので、アレルギーが心配な子供には極力食べさせないほうが無難です。

3.食べさせすぎは禁物

スポンサードリンク


どの食べ物でも同じことが言えるのですが、赤ちゃんがパイナップルが好きだからと言って、食べさせすぎるのはよくありません。

パイナップルには食物繊維が含まれており、食べ過ぎることで下痢に繋がることもあります。

糖質も多く含まれているので、糖分の過剰摂取になることも考えられます。

目安としては、パクパク期であれば30g~40gを目安に食べさせてみましょう。

パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ

最後におすすめのパイナップルレシピを紹介します!

注意点を守りながら、赤ちゃんに美味しいパインの味を教えてあげましょう。

パイナップルのミルクゼリー

<材料>

・牛乳 500㏄(粉ミルクを溶いたものでもOK)
・パイナップル 200g
・水 100㏄
・砂糖 45g
・粉寒天 4g

<作り方>

1、パイナップルは皮を厚めにむき、芯をとり、1㎝角に切ります。

2.鍋に牛乳をいれて沸騰直前まで煮たて火をとめます。

3.別の鍋に、水と砂糖、粉寒天、パイナップルをいれて混ぜ合わせ、弱火で加熱します。

4.混ぜながら3分加熱して火をとめ、2の牛乳と混ぜ合わせます。

5.プリン容器に均等に注いで、冷蔵庫で冷まします。

6.冷やし固まったら出来上がりです。

パクパク美味しい甘めの酢豚

<材料>

・豚ひき肉 10g
・豆腐 15g
・片栗粉 少々
・玉ねぎ 10g
・ブロッコリーの葉先 3g
・トマトジュース 大さじ1.5
・水 大さじ3
・パイナップル 7g
・水溶き片栗粉 少々

<作り方>

1.ひき肉と豆腐、片栗粉を練り混ぜます。

2.鍋にお湯を沸かしたら、1のタネをスプーンですくい取り、鍋にいれて2分ほど茹でます。

3.玉ねぎとパイナップル、ブロッコリーを粗みじん切りにします。

4.鍋に玉ねぎ、パイナップル、ブロッコリー、トマトジュース、水を入れて、野菜が柔らかくなるまで煮ます。

5.4に肉団子を加えてひと煮立ちさせたら火を止めて、水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。

パイナップルとりんごジャム

<材料>

・カットパイナップル 200g
・りんご 200g
・上白糖 100g(甘さ控えめの量です。)
・レモン汁 16g

<作り方>

1.りんごの皮をむき、7㎜角に切っていきます。

2.パイナップルも同じく、7㎜角に切っていきます。

3.パイナップルとりんご、上白糖、レモン汁を鍋に入れて煮立たせます。焦げないように注意。

4.灰汁をこまめにしっかりと取り除き、ポコポコととろみが出てきたら出来上がりです。

まとめ

パイナップルは繊維質が多く、かゆみを伴うこともあるので、どちらかと言えば離乳食には不向きな果物です。

しかし、トロピカルな甘さや、鮮やかな黄色、甘い香りなどから、子どもたちに人気のある果物です。

消化を助ける作用など良い効果もたくさんあるので、パクパク期以降、または離乳食が終わって幼児食に入ってから、成長に合わせてゆっくりと食べさせてみてくださいね。