斉を使った名前25選~斉の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「斉」という漢字について

字画数:8画
音読み:セイ
訓読み:
主な名乗り:きよ・とき・とし・なお・なり

「斉」の意味や由来や成り立ちと特徴

「斉」という漢字は、「齊」の略字です。

「齊」という漢字は、きれいに生え揃った穀物の穂の象形からできました。

「揃う」「整う」という意味を持ちます。

「等しい」「揃っている」という意味では「均斉」という熟語があります。

また「整う」という意味では「一斉に」「斉唱」というように使われます。

「揃う」「整う」というのはきちんとしていて、同じになるように用心しているとも考えられます。

そこから「気をつける」「注意深い」「控えめにする」など「つつしむ」という意味も持つようになりました。

名付けで「なり」という読み方をするのは、「揃った状態になる」ということからなのだそうです。

また、「等しい」「揃っている」という意味合いから、かつては、訓読みで「とと(のえる)」「ひとしい」という読み方もしていたそうです。

しかし、今はそれぞれ、「整える」「等しい」とするのが一般的になり、「斉」という漢字は使わなくなりました。

「斉」の部首は「斉(せい)」です。

この部首の漢字は「斎」くらいしかありません。「斉」「斎」はよく似ています。

漢字の成り立ちもよく似ていて「斎」はきれいに生え揃った穀物の穂が、生贄を置く台に乗せられている象形からできました。

そのため、心身を清めて神に捧げる。物忌みするという意味を持ちます。

似ている字ですが、ニュアンスに少し違いがあります。

また、「斉」は「せい」。「斎」は「さい」と読み方にも違いがあります。

「斉」という漢字を名付けに使うときに込められる思い

「斉」という漢字には、「等しい」「揃っている」「つつしむ」という意味があります。

そのため「斉」という漢字を名付けに使うときには、

「協調性のある子になるように」
「他人を思いやれる子になるように」
「優しい子になるように」
「みんなと協力できる子になるように」
「友達がたくさんできるように」
「目標に向かってる努力できる子になるように」
「向上心のある子になるように」

という思いを込められます。

「斉」という漢字から受ける印象

「斉」という漢字は、「一斉に」「斉唱」など、みんなと合わせるというときに使われることから、協調性や周りの人を思う奥ゆかしさを感じさせる字です。

左右対称で安定感があり、名前全体でのバランスを取りやすくする漢字です。

また、和の雰囲気があり、落ち着いた印象も受けます。

「斉」という漢字は名付けでは、「せい」「きよ」「とき」「とし」「なお」「なり」という読み方をします。

読み方がたくさんあるので色々な名付けの候補を挙げることができそうです。

読み方や組み合わせる漢字によって、今風にも古風な雰囲気にもすることができます。

「せい」という響きには、透明感があり、クールで清らかな印象を受けます。

「きよ」という響きには、清潔感があり、知性派な印象があります。

「とき」「とし」という響きには、しっかり者で器が大きく、大らかな印象を受けます。

「なお」「なり」という響きには、心地よい親密感と伸びやかな感じがします。

「斉」を使った熟語

均斉(きんせい)バランスや調和が取れているということ。

斉一(せいいつ)

物事が同じであるということ。整っていること。

双管斉下(そうかんせいか)

双管は、両手に筆を持つということ。

斉下は、同時に下ろすということ。

両手に持った筆を同時に下ろすというところから、2つのことを同時に進行していくという意味。

万物斉同(ばんぶつせいどう)

中国の思想家、荘子の思想。相対的な視点を無くして、絶対的な無の境地の視点から見れば、この世のすべてのものは皆同じであるということ。

「斉」の説明の仕方

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電話でのやり取りのときに、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「斉」を説明する例を紹介します。

例えば、

A「名前は、〇〇愛斉といいます。」

と伝えると、

B「〇〇あせいさんですね。「あせい」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、斉の部分の説明の仕方としては、

・A「せいは、「一斉に」と言うときの斉です。」
・A「せいは、斉唱の斉です。」
・A「せいは、均斉の斉です。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、確実に相手に伝わりますよ!

「斉」を使った名前の有名人・芸能人

神谷 斉子さん

「斉」を使った名付け候補

愛斉(あせい)
乎斉(かなお)
季斉(きなり)
斉伽(きよか)
斉音(きよね)
斉美(きよみ)
斉蘭(きよら)
寿斉(すなお)
斉佳(せいか)
斉子(せいこ)
斉樹(せいじゅ)
斉那(せいな)
斉羅(せいら)
千斉(ちせい)
斉乃(ときの)
斉佳(としか)
斉姫(としき)
斉莉(なおり)
菜斉(ななお)
斉亜(なりあ)
斉賀(なりか)
斉美(なりみ)
陽斉(ひなり)
真斉(まさお)
美斉(みとき)

まとめ

「揃う」「整う」「つつしむ」など控えめで奥ゆかしい意味を持つ「斉」という漢字をご紹介しました。

古風で和の雰囲気を感じさせる名前を考えている人におすすめの漢字です。