妊婦はエアコンをつけちゃダメ?妊娠中のクーラー6つの注意点と胎児への影響

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妊娠中、夏はとにかく暑い、冬はとにかく寒い…。

こんな経験をされた人も多いのではないでしょうか?

妊娠すると、ホルモンバランスが崩れ、血行不良のために体温調節が難しくなります。

そのため、暑い夏の夜、いつもなら眠れていたのに、エアコンを付けても暑すぎて寝苦しい~!!なんてこともしょっちゅうあります。

そんなときにふと思うことが、

「エアコンの温度を下げても平気なのかな?」

「朝まで、なんなら1日中エアコンを付けていても大丈夫?」

「エアコンをつけているとき何か気を付けたほうがいいの?」

など、悩んで不安に思っている人もいるでしょう。

妊娠中のエアコンとの正しい付き合い方についてご紹介していきます。

・妊娠中にエアコンは良くない?

・就寝時のエアコンは要注意

・冷房の際にしておくべきこと

・冷房の設定温度

・妊婦は冷えに弱い

・暖房では換気をする

・エアコンのカビは大丈夫?

妊娠中のエアコンの利用について、そしてエアコンをつかうときに注意すべきことを6つに分けてみていきましょう。

少しでも不安や悩みの種が減ってくれれば良いです♪

<妊婦にエアコンは良くないの?>

妊娠中、お部屋のエアコンは付けていますか?

妊娠中のエアコンは、身体が冷えるからなどの理由で付けないほうが良いとされてきました。

しかし実際は、妊娠中にエアコンを付けてはいけないということはありません。

夏は年々温度も上がってきており過ごしにくく、そして熱中症などが心配です。

妊娠中に熱中症なんて、とても辛いですよね。

妊娠中は特に血栓ができやすくなっていますので、熱中症による脱水状態に陥ると更に血栓ができやすくなって非常に危険です。

夏は熱中症などの予防のためにクーラーを、冬は寒さから守るために暖房を使ってください。

暑い夏は1日中、冷房を付けている家庭もあるくらいです。

しかし、エアコンを使っていくにあたって、いくつか気を付けてほしい点があります。

毎日の生活を快適に過ごしていくためにも、次の点に気を付けてエアコンを利用しましょう。

<就寝時の冷房で配慮することは?>

寝る時には冷房を消して寝ているというご家庭も多いようですが、特に真夏の夜は寝苦しくてたまりませんね。

そんな時、就寝中もクーラーを利用することは問題ありません。

もしエアコンをつけずに忍耐で夜の暑さを乗り越えようものなら、かえって寝不足でストレスを抱えてしまうことも。

ママも赤ちゃんも快適に過ごすためにエアコンは我慢せず使いましょう。

ただし冷房の真下など直接風が当たる部分に寝るのは控えてください。

眠っている間にずっと直接的に冷気を浴びてしまうと、身体が想像以上に冷たくなります。

「冷房の風邪が直接当たらないところで寝たら、暑くて眠れない。」

そんな時には、サーキュレーターや扇風機を利用し、部屋の空気を循環して間接的に冷風が来るように調節してみましょう。

そうすれば冷房のタイマーを途中で切れるよう設定していても、エアコンが切れた後も扇風機の風で涼しく眠ることもできますね!

またエアコンにはスイング機能がある場合も。

まんべんなく冷気を部屋に行き届くようにしてくれますので便利です。

<冷房の際にしておいた方がよいことはこれ!>

冷房をつけたときには、足先などの下半身と、お腹はしっかりと暖めておくことが大切です。

というのも、妊娠中は足先や下半身が冷えやすくなるから。

夏場は薄着で開放的に過ごしたくなりますが、妊娠中は念のため靴下やひざ掛け、長ズボンを履くとよいでしょう。

お腹も冷えないように、腹巻や羽織物で守るようにしておいた方が安心ですね。

ということで、冷房を付けたときや、冷房が効いている部屋にいるときに必要となるこれらのものは、

いつでも手に取れるように持ち歩いたり、近くに置いたりしておきましょう。

<冷房は設定温度が大切>

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冷房を利用するのは問題ないのですが、設定温度はどのくらいにしていますか?

普段の暑い夏には20℃前後にしているところもありますが、妊娠中は、温度設定は低くても28℃にするようにしましょう。

これ以上低すぎると、うっかり眠ってしまった時やじっと座っているときなど身体が冷えすぎてしまいます。

エアコンの冷房だけではどうしても暑い場合、冷えピタや保冷剤で対策をするのがおすすめ。

その他、シャワーを浴びてもすっきりとし涼しくなります。

冷房だけに頼らず、その他のことで身体をひんやりさせる方法を編み出してみてくださいね♪

<妊娠中の冷えには要注意>

さて、冷房をすることで身体が冷えてしまいますが、どのような影響が出てくるのでしょうか?

身体の冷えは、血行不良によるむくみやお腹の張りにも繋がります。

妊娠中の足のむくみはクリームパンのように腫れることもあり、とてもきつくなります。

今まで履いていた靴やサンダルが履けなくなることもしばしば。

また、血行不良になると、赤ちゃんへの栄養が十分に送られなくなります。

ですので、暑さ対策も必要ですが、身体が冷えないような対策をしっかりとすることも必要になります。

妊娠中の冷えに関してはこちらの記事も参考にしてください。⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策

<冷房だけじゃない。暖房も注意が必要>

暖房での乾燥にも注意が必要です。

妊娠中は免疫力も落ちるので、冬は特に風邪やインフルエンザの予防のためにも部屋の湿度を調節しましょう。

暖房を利用するときには、加湿器をつける、お風呂上りには浴室のドアを開け湿気を部屋に送ると良いです。

赤ちゃんが生まれた後も同じく、部屋の湿度調節は重要になってくるので、この機会に新しく加湿器を購入されてはいかがでしょうか?

または寝室には濡れたタオルを干しておくと、夜の乾燥予防も安心です。

そして冬は暖かい日中にでも空気の入替えはしっかり行うことが大切。

夏のクーラーをしているときも同じく、涼しい朝や夕方に換気をしてくださいね。

<エアコンのカビ対策は絶対必要>

エアコンはどのくらいの頻度で掃除していますか?

フィルターだけ洗う人は多いと思いますが、よーく見てみてください。

黒い点々はありませんか?

それがカビです。

このカビをしっかりと取らない限り、空気と一緒にカビの胞子を部屋に送り出していることに!

放っておくと人間の気管支に影響を与え、喘息などを引き起こす可能性もあります。

お腹にいる赤ちゃんにも悪影響を及ぼしかねません。

エアコンが活躍する夏・冬に入る前の年に2回ほど、出来る限り掃除をすることが大切です。

まずは綿棒や雑巾で掃除してみて、どうしても気になる場合は業者に頼んで清掃しましょう。

エアコンのカビ対策はしっかりとしておくことが、のちのち赤ちゃんのアレルギー対策にも繋がるので、抜け目なく頑張りましょうね♪

<まとめ>

妊娠中のエアコンは、何ら問題はありません。

しかし、身体の冷えやカビ対策など気を付けて使っていかなければなりません。

暑さ対策と冷え対策を両方行う必要がありますね。どちらにも対応できるような準備をしておきましょう。

また、夏の妊娠中はいつも以上に汗をかいているので、水分をしっかりと摂ってください。

日本の移り変わっていく季節に負けず、快適な毎日を過ごしてくださいね♪