赤ちゃんが笑わないのは危険?6か月経っても笑わない原因と自閉症や障害の可能性

赤ちゃんの笑顔は、見ているだけでも幸せになりますよね。

でも、なかなか笑わない、目が合わないなど、ほかの子と比べて成長が遅いのではと心配になるお母さんも多いようです。

『赤ちゃんは、いつから笑うようになるの?』

『笑わないと自閉症の疑いがあるって本当?』

など、赤ちゃんを育てるママは気になることはたくさんありますよね。

こちらでは、

  • 新生児の笑顔とその意味
  • 赤ちゃんの目の見え方
  • 新生児の笑顔と自閉症の関係
  • 赤ちゃんの発達障害

など、赤ちゃんを育てる上で気になる成長と障害について8つのポイントで解説します。

生後すぐに笑う子がいる!?

生後すぐに赤ちゃんが笑うのを見ることがあります。

「うちの子はすぐに笑ったから、発達に問題はない!」

と考えるのは待ってください。

生まれてすぐ見られる笑顔は、

  • 生理的微笑
  • 新生児微笑
  • 生理的微笑反射

と言われるものです。

何かに反応して笑っているわけではなく、本能的な行動です。

笑っているように顔の筋肉が動いているのです。

この生理的微笑を見ることで、育てる側は、

「かわいい。」

「面倒を見たい。」

と思わされるので、赤ちゃんに本来備わっている自己防衛手段と言えるでしょう。

発達の目安になるのは、これとは区別される「社会的微笑」です。

コミュニケーションの始まり「社会的微笑」とは?

社会的微笑とはあやし笑いともいわれるものです。

特徴としては、

  • 生後3か月以降に見られる。
  • 視力が発達し、周りに表情に反応して起こる。
  • 向けられている表情を真似することで見られる。

つまり、お母さんが赤ちゃんを笑顔であやすことにより、それを真似て笑っているのです。

これを新生児の模倣と言います。

笑顔だけでなく、口をぱくぱくさせたり、尖らせたり、舌を出したりするのを真似る子もいます。

生理的微笑や新生児模倣は、コミュニケーションの始まりです。

周りに興味をもち、かかわりをもちたいという意欲の表れでもあります。

生理的微笑と赤ちゃんの視力

生理的微笑が見られるのは、3か月頃ですが、成長が早い子はもう少し早く見られることもあります。

また、その逆もあります。

それは、赤ちゃんの視力の発達具合とも関係があります。

視力は次のように発達します。

  • 生後間もなく 0.01~0.02
  • 四か月ごろ 0.04~0.08
  • 半年 0.1

生後、赤ちゃんの目はほとんど見えていません。

色の識別もできないので、白か黒、明かりの強さが分かる程度です。

赤ちゃんが蛍光灯やライトの方を見つめるのは、そのせいです。

生理的微笑が見られるようになるのも、視力の発達があってこそです。

我が子がなかなか笑わないという場合は、視力の発達が人よりゆっくりなのかもしれません。

生後6か月頃になれば、脳の発達とともに、人の顔を覚えることもできるようになり、よく笑うようになります。

そしてこのころから、人見知りも始まります。

生後6か月を過ぎても笑わなかったら…

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半年を過ぎても、あまり笑わない場合はやはり発達の問題が気になるところです。

笑わない以外にも次のようなポイントを観察してみましょう。

  • 視線が合わない
  • 音に反応しない
  • 頭囲があまり成長しない
  • 体を固くする
  • お風呂の時に緊張している。
  • 水を極度に嫌がる
  • あくびばかりする

早期に障害を発見することは、その子にとっても親御さんにとっても大切なことです。

「もしかしてうちの子障害があるのかも」と思った時には、

  • その時の月齢
  • おかしいなと思った行動、特徴
  • 体の発達(頭囲、体重の増加具合)

などを記録しておきましょう。

赤ちゃんの笑いと自閉症の関係

あまり笑わないということは、社会性が育っていないということになります。

その際に疑われるのが、発達障害の1つ、自閉症です。

聞いたことがある人も多いと思いますが、実際にはどのような症状を自閉症と言うのでしょうか。

  • 他人との社会的関係の形成の困難さ
  • 言葉の発達の遅れ
  • 興味や関心が狭く特定のものにこだわる

このような特性があります。

自閉症のお子さんに、相手の立場に立って考えなさいというのはとても難しいです。

また、こだわりが強いので、こちらが「まあいいっか」と思うこともがんとして譲らないなどがあります。

  • 小石をひたすら集める
  • 同じ物を身に着けるのが好き
  • 物へ強い関心がある

など自閉症の方特有の行動が見られます。

赤ちゃんが笑わないのは自閉症だからだと断定はできませんが、他者への興味が薄いという自閉症特有の行動が、「笑わない」という行動に表れているとも言えます。

ただ、新生児の時期に笑わないから、すぐに障害を疑う必要はありません。

自閉症の子は育てやすい??

新生児の自閉症の特徴から、おとなしくて育てやすかったという人もいます。

抱っこをしないと泣き止まず大変という赤ちゃんがいる一方で、自閉症の傾向がある子は、お母さんのだっこも嫌うという場合があります。

他にも、自閉症の新生児に見られる行動例として、

  • あまり泣かない
  • だっこが嫌い
  • 大きな音がしても驚かない
  • よく寝る

などがあります。

ただ、それだけでは自己判断はできません。

発達障害である自閉症は、あきらかに目に見える障害ではないので、すぐに診断を下すことはできません。

自閉症はいつになったらわかるの?

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発達障害は、育て方によって引き起こされるものではありません。もって生まれたものです。

ただ、適切な支援によって、その障害が見えにくくなったり、障害とうまく付き合っていったりできるようになります。

そうであれば、早く診断が下りてほしいところですが、診断には、時間がかかります。

  • 早ければ、1歳半頃に疑いがかかる。
  • 3歳以降に正式な診断がおりる。
  • 行動観察やテストによって診断される。
  • 臨床心理や発達心理学の医師により診断される。

自閉症の場合、他者とのかかわりにおいて問題が生じるので、保育園や幼稚園に通いだしてから、先生から指摘を受けることも多いです。

その場合も保護者と先生だけで判断するのではなく、専門家の診断を早めに受け、支援の仕方を学びましょう。

発達障害のいろいろ

自閉症は、知能の遅れやその特性によって、また細かく症状名が変わってきます。

  • 知的な遅れ、言葉の遅れを伴わないもの→高機能自閉症
  • 対人関係を築くのが難しい→アスペルガー症候群

ほかにも、それらを区別せず自閉症スペクトラムとまとめて呼ぶこともあります。

※スペクトラムとは、連続性を意味していて、自閉症の症状には個々で様々なものがあるということです。

また、自閉症以外にも

  • ADHD(注意欠陥・多動性障害)→自分をコントロールする力が弱く、行動面で問題がある。
  • LD(学習障害)→ある分野において、学習が習得しづらい。漢字が覚えられない、計算ができないなど。

様々な発達障害があります。

これは、育てられ方によるものではなく、脳の働きが起こすものです。

自分おお子さんが発達障害だからと言って、自分を責めないでください。

まとめ

今回は、赤ちゃんの笑いと自閉症などの発達障害について解説してきました。

伝えたかったのは、次の4つです。

・赤ちゃんの笑いには、生理的微笑と社会的微笑があること。

・笑うためには、視力の発達も待つ必要があること。

・自閉症特有の赤ちゃんの行動パターンを覚えておくとよいこと。

・赤ちゃんの成長を待って、自閉症が疑われる場合は診断を仰ぐこと。

人と比べてはいけないとわかっていても、赤ちゃんの成長が遅れているのではと心配になってしまう気持ち、分かります。

特に発達障害は、はっきりと目に見えるものではないので、不安ですよね。

大切なのは、保護者の方が、目の前の赤ちゃんをしっかり観察して、小さな成長や変化を見つけることです。

この記事が、赤ちゃんの発達に不安をもつ保護者の方のお役に立てば嬉しいです。

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