赤ちゃんの頭の形がいびつ!長い!乳児の頭の形が変わる原因と7つの治し方

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生まれて間もない新生児の赤ちゃんの様子を見ていて、「あれ、頭の形がなんだかヘン?いびつになってきた!?」と心配になってしまうママは多いのではないでしょうか。

頭の形の異変に気がつくと、「病気が原因じゃないかな?」「治せるのかな?」と、その原因や治し方が気になりますよね。

そこで今回は、まず赤ちゃんの頭の形の変形にはどのようなタイプがあり、どんなときに病気の心配があるかを解説します。

その上で、赤ちゃんの頭の形がいびつになってしまう原因と治し方を紹介します。

具体的にお伝えするポイントは以下3点です。

  • 赤ちゃんの頭の変形タイプと危険度
  • 赤ちゃんの頭の形が変わる原因
  • 赤ちゃんの頭の形の治し方7選

赤ちゃんの頭の形の変化の原因をしっかりと理解し、危険な症状がある場合は早めに病院を受診しましょう。

生後6ヶ月頃までの間であれば頭の形を戻すことができるので、ここで紹介する7つの治し方を是非参考にしてみてくださいね。

□赤ちゃんの頭の形の変形タイプ ~ こんな症状があると危険?

赤ちゃんの頭の形がなんだかいびつだなと思った場合、まずはその形が以下のどのタイプに当てはまるのかを見てみてください。

変形のタイプがわかれば、頭の形がいびつになった原因や治し方、病気の可能性についても知ることができます。

■最も一般的なタイプの「斜頭症」

赤ちゃんの頭の形の変形で最もよくみられるタイプとして、頭の左右どちらかが平らになり頭が斜めになっている「斜頭症」があります。

この症状の主な原因は、赤ちゃんが寝ているときの首の向きが左右どちらかに偏っていることです。

よく見られるパターンではありますが、以下のような症状がある場合は、病院での治療が必要なこともあります。

<危険な症状>

・頭の形のいびつさにより、左右の耳や目、頬の位置が目で見てわかるほどずれている

・赤ちゃんが首をどちらか一方へしか自力で動かすことができない

このように頭の形の変形が大きく、耳や顔の変形も誘発していたり、赤ちゃんが首を動かせないくらいになっている場合は、医師に相談してみる必要があります。

■いわゆる絶壁タイプの「短頭症」

短頭症とは、後頭部全体がまっすぐ平らになっている状態で、絶壁とも言われている形のことです。

主に赤ちゃんが長時間仰向けで寝ていることで起こります。

こちらもよくある症状ですが、以下のように症状が過度な場合は、医師への相談をおすすめします。

<危険な症状>

・頭の形が平らになり、頭の幅が異常に広い

・赤ちゃんが自力で左右に首を傾げたり動かしたりすることができない

■低出生体重児に多いタイプの「長頭症」

頭の形が前後に長く、両耳が近い縦長のような頭の状態を「長頭症」を言います。

主な原因は横向きで寝る時間が長いことです。

低出生体重児の赤ちゃんは、新生児集中治療室(NICU)にいる間、一般的に横向きで寝かせられるため、この症状が起きやすいと言われています。

<危険な症状>

・頭の形が異常に長く、額や後頭部に突出が見られる

・赤ちゃんが仰向けで寝るときに首が左右に傾いてしまい正面を向いて寝ることができない

■脳への影響が考えられる危険な「水頭症」

「水頭症」は、上で紹介した3つの変形タイプとは異なり、寝る姿勢など外圧的な原因ではなく、脳などの病気が原因で起こります。

頭の大きさが、母子手帳などにも記載されている平均値よりも急激に大きくなった場合は、「水頭症」の可能性があるため、早めに医師への相談する必要があります。

<危険な症状>

・頭の大きさが短期間で平均値よりも急激に大きくなった

・頭が大きさの症状以外にも、いつもと泣き方が異なる、ぐずる、嘔吐が多くなるといった症状が併発している

参考

AHS japan / 頭のかたち入門

脳神経外科疾患情報ページ / 水頭症

□赤ちゃんの頭の形が変わるのには理由がある!赤ちゃんの頭蓋骨の仕組み

そもそもなぜ、赤ちゃんは頭の形が変わるのでしょうか。

その理由は、赤ちゃんの頭蓋骨の仕組みにあります。

人間の頭は、複数の頭蓋骨で形成されていますが、生後間もない赤ちゃんはそれら頭蓋骨のつなぎ目がまだ完成していません。

前頭骨と頭頂骨に囲まれたひし形の部分を「大泉門」と言い、赤ちゃんはこの部分がやわらかく、心拍とともにぺこぺこ動くこともあります。

この「大泉門」は、生後6ヶ月~2歳の間に閉鎖すると言われています。

よって、大泉門が閉鎖し始めるまでの生後半年頃までの赤ちゃんは、頭蓋骨が未完成のため外からの刺激で頭蓋骨が変形しやすくなっているのです。

参考  社会福祉法人 全国社会福祉協議会発行『改定3版・保育士要請講座 第5巻 小児保健』, p50

□赤ちゃんの頭がいびつになる具体的な原因は?「先天的原因」と「後天的原因」

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赤ちゃんの頭は頭蓋骨の仕組みにより変形しやすいということがわかりました。

では、具体的にどのようなことが起こると、頭の形がいびつになってしまうのでしょうか。

■生まれる前・分娩時に変形する「先天的原因」

赤ちゃんの頭の変形原因の1つとして、生まれる前や分娩時に胎児にかかる圧迫が変形を起こしている「先天的原因」があります。

具体的には以下のような場合に、赤ちゃんの頭が変形しやすくなります。

・子宮内で胎児が大きい、あるいは初産の場合子宮が狭いため、胎児が圧迫されている

・双子など多胎児により、子宮内で胎児が圧迫されている

・分娩が長時間の難産の場合、赤ちゃんの頭が産道で圧迫される

・逆子分娩で赤ちゃんを押し出すときに、赤ちゃんの頭が圧迫される

・吸引分娩※1や鉗子(かんし)分娩※2の過程で、赤ちゃんの頭が圧迫される

※1 吸引器で赤ちゃんを誘導する分娩

※2 2枚のヘラのような器具で赤ちゃんを挟んでで誘導する分娩

これら先天的原因による頭の形の変形については、出産が終わり一時的な抑圧から解放されれば、自然と元の形に戻る傾向があります。

■生後の寝かせ方で変形する「後天的原因」

次に、赤ちゃんが生まれた後の寝かせ方が原因で頭が変形する「後天的原因」について、原因となる具体的な状況を挙げます。

・赤ちゃんを同じ体制で長時間寝かせることで、その方向に頭が傾いて変形する

・ベビーカーやゆりかご、チャイルドシートなどかたい表面のところに長時間赤ちゃんを仰向けで寝かせることで、頭が平らに変形する

・赤ちゃんを抱っこする腕が左右どちらかに偏っている場合、偏った側に圧力がかかり頭が変形する

・授乳や添い寝の向きが左右どちらかに偏ることで、偏った側に圧力がかかり頭が変形する

・低出生体重児の赤ちゃんの場合、新生児集中治療室(NICU)にいる間、一般的に横向きで寝かせられるため、頭が縦長に変形する

後天的原因の頭の形の変化については、赤ちゃんが様々な向き・体位で過ごすことができるようにしていれば、ある程度防ぐことができます。

しかし、どうしても左右どちらかに向く癖がついている赤ちゃんは多いですし、だからと言って四六時中、赤ちゃんの向きを変え続けることは難しいでしょう。

では、赤ちゃんの頭の形が変形してしまった場合、どのように治せば良いのでしょいうか。

次の項目で治し方を紹介します。

参考 AHS japan / 頭のかたち入門

□赤ちゃんの頭の形をまるくしたい!赤ちゃんの頭の形の治し方7選

赤ちゃんの頭は、先の項目でも説明したように生後6ヶ月頃までは大泉門と言う部分がやわらかく変形しやすくなっています。

したがって、それまでの時期であれば、一度変形してしまった頭の形も治すことができます。

以下、赤ちゃんの頭の形の治し方7選を紹介します。

■1. ベッドの位置を変える

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赤ちゃんのベッドの位置を変えることで、それまでと見える景色が変わり、寝ている赤ちゃんが向く方向が変わることがあります。

向き癖のあるほうに頭が偏っている赤ちゃんはもちろんですが、そうでない場合でもベッドの位置を変えてあげることで、赤ちゃんの向き癖予防にもつながります。

■2. 授乳や抱っこの向きを変える

授乳や抱っこの向きをなるべく左右バランス良くすることは、頭の形をまるく保つことにつながります。

頭の形がすでに左右どちらかに偏っている場合は、その反対側に圧力がかかる向きで授乳や抱っこを行うようにすると良いでしょう。

■3. ドーナツ枕を使用する

真ん中が空いたドーナツ型をした赤ちゃん用の枕を使って、頭の形を治すことができます。

ドーナツ枕は、後頭部が空洞になっていることで、長時間寝ている赤ちゃんの頭が平ら(絶壁)になってしまうのを防ぐ効果があります。

また商品によっては、左右の向き癖を治すための使い方ができるものもあります。

使用する場合は、くれぐれも各商品の対象月齢や説明書をよく読んで、安全に使用してください。

■4. うつぶせ遊びの時間をつくる

生後2ヶ月を過ぎる頃から、赤ちゃんをうつぶせにして遊ばせる時間をつくってみましょう。

うつぶせでいることで、頭が圧迫されないため頭の形が元に戻ることにつながります。

うつぶせで遊んでいる間は、窒息などがないよう必ず目を離さないようにすることと、赤ちゃんがうつぶせを嫌がる場合は無理しないようにしましょう。

■5. ガラガラなど音の出るおもちゃで赤ちゃんの寝る向きを変える

仰向け寝の赤ちゃんの左右で、ガラガラなど音の出るおもちゃを鳴らすことで、赤ちゃんがその方向を向くように誘導します。

すでに向き癖のある赤ちゃんの場合は、癖のあるほうと反対側から音を鳴らすことで、体の向きを変えてあげることができます。

■6. タオルを挟んで体の向きを変える

向き癖のある赤ちゃんの場合、赤ちゃんが向き癖と反対側を向くように、頭から太もも辺りにかけてタオルを挟んで体を斜めにする方法があります。

赤ちゃんの体制を無理に変えることになるので、首が圧迫されていないかや、苦しがっていないか注意して行うようにしてください。

■7. 専用ヘルメットで治療する(病院での相談が必要)

自宅で簡単に行える方法ではありませんが、医療機関によっては、頭の形を矯正する赤ちゃん専用のヘルメットを使って治療をしているところがあります。

欧米では普及しているこの「ヘルメット治療」ですが、日本で導入している病院は少なく、また治療費も保険適用外となります。

自宅での対策でなかなか頭の形が改善しない場合は、このヘルメット治療のことも含め、まずは近くの病院で医師に改善策について意見を伺うことをおすすめします。

参考 厚生労働省 / 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会の進め方(案) No.24-19

赤ちゃんの頭の形のいびつさは、日々の生活のちょっとした工夫で治してあげよう!

生後間もない赤ちゃんの頭は、頭蓋骨が未完成でやわらかいため、形がいびつになりやすいです。

しかし、一度変形してしまっても、生後6ヶ月頃までであれば、寝る向きやベッドの位置の変更など、ちょっとした工夫で治すことができます。

赤ちゃんの頭の形をよく観察し、変化に気がついた場合は、今回紹介した7つの治し方を是非参考にしてみてくださいね。

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