赤ちゃんの唇の色が白い!新生児の唇の変化4つの注意点と対処法

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当たり前ですが、赤ちゃんは大人のように話せません。

言葉で意思表示ができない分、ママたちは可愛いわが子のリアクションを見逃さないよう、どんな些細な変化にも日々目を配っていることでしょう。

その中で赤ちゃんの唇の色がいつもと違うと不安に感じてしまいますよね。

成長によるものなのか、何かの病気なのか、区別がつかないことがあります。

そこで今回は赤ちゃんの唇についてお伝えします。

  • 新生児の唇の色
  • 新生児 3つの唇の色と対処法
  • 新生児のチアノーゼ 4つの注意点
  • 新生児のお世話で把握しておきたいこと

新生児の唇の入りがいつもと違うことに気付いた時には、不安になってしまうもの。

何が原因なのか、どうするべきかを理解しておくことで、いざという時に焦らずに対処することができます。

新生児の唇の色

そもそも新生児は唇は何色が普通なのでしょうか?

「新生児の唇の色は薄いピンク~濃いピンク」が多いです。

ですが唇の色は個人差が多いので、上記の唇に色に当てはまらないから異常がおきているわけではありません。

大切なのは普段の唇が何色かをしっかり知っておくことです。

新生児3つの唇の色と対処法

新生児の唇の色で注意して欲しい色があります。

  • 青、紫
  • 青、白

上記のような唇の色をしているときには赤ちゃんが何らかのトラブルが起きている可能性があります。

もちろん問題ないこともありますが、大事なのはいつもと違う唇の色は、いつもと違う状態だと思うこと。

新生児の唇の色別対処法

それぞれの色によって対処の仕方が変わります。

もしも唇の変化に気づいたら、下記の可能性を考えてみましょう。

唇の色が白い

赤ちゃんの唇の色が白い時には、鵞口瘡(がこうそう)になっていることがあります。

鷲口瘡では以下のような症状が出ます。

  • 口の中、舌に白い苔状のもがいっぱいできる
  • 白い苔状のものをはがそうとすると出血する

鵞口瘡はカンジダというカビの菌による感染症のこと。

出産時に母親が膣カンジダであると産道感染し、新生児鵞口瘡となることがあります。

小児科に連れて行くと、口の中に塗る抗真菌薬を貰えます。

なかには赤ちゃん自身が抵抗力を付けると自然に治ることから、様子を見るだけで薬を処方されない場合も。

新生児が鵞口瘡に感染している場合には、母親も膣カンジダに感染している可能性があることも同時に考えましょう。

もし赤ちゃんが鵞口瘡であるならば、授乳の際に乳首にカンジダ菌が付き、新生児と乳首とでピンポン感染を起こす場合があります。

そうすると新生児だけの治療では治らないことがあるので注意しましょう。

また授乳後に舌が白い場合も鵞口瘡に感染している可能性があります。

ただし、ほとんどがミルクの残りカスであることが多いです。

唇の色が青、紫

赤ちゃんの唇が青い、または紫色の時には、チアノーゼを起こしている可能性があります。

チアノーゼとは酸素不足のときに起こる症状です。

出産直後の生まれたての赤ちゃんを思い出してみてください。

まだ呼吸が確立されていない状態は、酸素濃度が薄いため、肌の一部が紫色になる場合がありますね。

はじめての酸素を思いっきり吸って、呼吸が安定してくると徐々にピンク色に変化していくのです。

新生児は呼吸機能が未熟なため健康児であってもチアノーゼを起こす場合があるのです。

  • 激しく泣いた時
  • おっぱいを飲む時
  • 鼻づまりの時
  • 病気によるもの

激しく泣いたときや、鼻づまりのとき、一生懸命におっぱいを飲むときには、呼吸をしていない場合があります。

こういった一時的な酸素不足によるチアノーゼであれば問題はありません。

しかし時間が経っても唇の色が元に戻らない場合は、呼吸器や循環器に病気がある可能性もあります。

様子を写真に撮り、念のため病院で診てもらいましょう。

唇の色が青、青白

赤ちゃんが低体温になっている時に、唇が青ざめたり、青白くなったりすることがあります。

私たちも寒いところやプールなど長時間水に浸かっていると、体が冷えて青いような、紫色みたいになりますよね。

これと同じ、人間の生理現象です。

(例えるなら、ちびまる子ちゃんのクラスメイトの藤〇君でしょうか)

特に赤ちゃんは体温調節が苦手です。

暑い、寒いを感じ取ることは可能ですが、自分で調節する能力は大人と比べると未熟なため、室温などは大人が調節しなければいけません。

  • 背中に手を当てると体が冷たい
  • 唇が青白い
  • 体を縮めている
  • 泣く

赤ちゃんは寒い時には上記のような状態になります。

ただし赤ちゃんは手足で体温調節をしているため、手足が冷たいからといって必ず寒いと感じているわけではありません。

布団の中に熱がこもっていたり、背中が汗ばんでいれば暑い証拠です。

反対に体が冷たくなっている時や体を縮めている時は寒い合図。

こまめに様子を見て、室内を適温に保つようにしましょう。

  • 赤ちゃんに直接冷暖房機の風が当たらないようにする。
  • 床暖房の上には寝かせないようにする。
  • 大人が快適と感じる室温でも赤ちゃんも同じように感じるとは限らない。

上記のことを頭に入れて上手に室温調整しましょう。

関連記事⇒赤ちゃんの口の中に白いできものが!症状や原因、鷲口瘡の危険性と5つの対処法

新生児の唇の色4つの注意点

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新生児の唇の色でとくに注意が必要なのは、青色や紫色。

青色や紫色のときはチアノーゼを起こしている可能性があります。

新生児は呼吸機能が未熟なためチアノーゼを起こしやすいものですが、なかには病気を隠し持っている場合もありますので、以下の項目でチェックしてみましょう。

  • 頻繁に唇が青や紫色になる
  • 唇の色が青や紫になると時間がたっても中々戻らない
  • ミルクや母乳を飲むのに時間が掛かる
  • 体重が増えない

呼吸器や循環器に病気などを抱えている場合には、チアノーゼが起きやすいとされています。

ミルクや母乳を飲むのに時間が掛かり、飲む量が少ない為に体重が増加しません。

授乳後に唇の色が青や紫色になるなど、度々チアノーゼが起こるようであれば、病院に行きましょう。

新生児のお世話で把握しておきたいこと

新生児から乳児のお世話では戸惑うことが多くなります。

そこで不安にならないようにいくつか知っておくと役立つことをまとめました。

  • 新生児の平熱を知っておく
  • ウンチやおしっこの回数や状態を知っておく
  • 小児科、耳鼻科、皮膚科など掛かりつけ医の目安を付けておく

新生児では熱を測る機会があまりありません。

いざ熱を出したときに困るのが、平熱が何度か分からないことです。

元気なときに何回か熱を測り、平熱が何度かを把握しておきましょう。

新生児は健康状態を図るバロメーターとしてウンチの状態が重要になります。

普段のウンチがどんな色、状態なのかをしっかり観察しておきましょう。

なかには便秘になる赤ちゃんもいます。

毎日ウンチがあるかどうかもしっかり確認しておくといいでしょう。

赤ちゃんの診察の多くは小児科です。

必要に応じて耳鼻科や皮膚過などを選ぶことになるかと思います。

体調を悪くしてから病院を探すのは結構大変ですよね。

予め、自宅近くの小児科や休診日などを知っておくといざという時にスムーズに対応できます。

関連記事⇒赤ちゃんの便秘ってどんな症状?幼児の便秘の原因と簡単!解消法7選

まとめ

新生児のお世話は慣れないことが多く些細な変化でも不安や心配に感じるママが多くいるかと思います。

急なトラブルに慌てないためにも、いつもの健康な状態を良く知っておくことが大切です。

「いつもより唇の色が悪いかも?」

「上唇の色が変な気がする・・」

新生児の唇の色がいつもと違う時には、なぜ違うのかをしっかりと判断し、必要に応じて病院を受診しましょう。

新生児は呼吸機能が未熟なために、チアノーゼを起こしやすいものです。

なかには病気の合図の場合もあります。

どちらにせよ、普段と異なる傾向で不安に思う時には病院に相談するのが良いでしょう。