妊婦は抹茶を飲んじゃダメ?妊娠中の抹茶の栄養素や影響と6つの注意点

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秋頃になると抹茶入りのドリンクやお菓子などが多く発売されますよね。

またコーヒーショップでは一年中抹茶ドリンクを飲めることや、自宅でもお湯を注ぐだけでお手軽に抹茶入りドリンクを飲むことができます。

なつは、抹茶アイスやパフェ、フラペチーノもおいしいですよね♪

随分と身近にある多くの抹茶製品ですが、妊娠中に抹茶は飲んでもいいのでしょうか?

今回は、妊婦は抹茶を飲んでも良いのか、飲む時には何に注意すべきなのかについてお伝えします。

  • 妊婦は抹茶を飲んでも大丈夫?
  • 抹茶の栄養素と嬉しい効果3つ
  • 妊婦が抹茶を飲むときの注意点4つと抹茶の注意点3つ
  • 海外における妊婦のカフェインの基準

妊娠中に抹茶をのんでもいいのかどうか悩んだと気には上記の注意点を参考に、安心して抹茶を楽しんでください。

妊婦は抹茶が抹茶を飲む時は量に注意

妊娠中に抹茶は飲んでも大丈夫かどうか、それは基本的には大丈夫です。

とはいえがぶ飲みなど大量に飲むにはオススメできる飲み物ではありません。

一日1~2杯など適量を飲む程度には問題は全くありません。妊婦でも安心して飲んで大丈夫です。

抹茶の栄養素と嬉しい効果3つ

抹茶の栄養素自体考えることがあまりないですよね。

妊娠を機に抹茶にはどんな栄養素があり、その栄養素はどんな効果を持っているのか知っておきましょう。

抹茶には以下の栄養素があります。

  • ビタミンA
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • ビタミンC
  • ビタミンB1、ビタミンB2などのビタミンB群
  • ナイアシン
  • 葉酸
  • カルシウム
  • カリウム
  • 鉄分

抹茶はその栄養素の豊富さから近年では海外からスーパーフードとしても注目されつつあります。

また上記に挙げた栄養素以外にもカテキン、テアニン、サポニンなどの成分も含みます。

  • テアニンには興奮を抑え、神経高ぶりを鎮め、リラックス効果がある
  • カテキンには抗酸化作用があり、体内で老化の元となる活性酸素を抑制しアンチエイジングの効果がある
  • サポニンには免疫力の向上や肥満予防効果、血流改善効果がある

妊娠中にはゆったりとした気持ちで、なるべくストレスを感じない方が母子共にいいことです。
テアニンのリラックス効果は嬉しいものですよね。

お茶を飲むとホッとするのはこのテアニンによるものです。

カテキンの抗酸化作用は、妊婦は肌状態が敏感であることや、シミが出来やすい状態であることで肌のお手入れが大変になります。

体の内側から美容効果を得られることは嬉しいものです。

サポニンは、免疫力の低下している妊娠中にはありがたい効果です。

また、肥満予防効果も体重制限の厳しい妊婦さんには嬉しい成分です。

抹茶には妊婦に嬉しい成分が多くあり、またそれは妊娠中だけでなく、美容健康の面でも嬉しいものばかりです。

海外からジャパニーズスーパーフードとして注目される理由にも納得できるほどです。

妊娠中の抹茶の注意点3つ

妊娠中には抹茶にはカフェインとタンニンという成分に注意が必要です。

  • カフェインは妊娠中多量に摂取すると流産や死産の可能性がある
  • カフェインは胎児の発育に影響を及ぼす可能性がある
  • タンニンは妊娠期には必要な鉄分や葉酸の吸収を阻害する働きをもっている

抹茶自体にも葉酸と鉄分はふくまれています。

タンニンに関しては飲みすぎなければ、その作用は気にしなくても良い程です。

カフェインも適度に飲む分には問題ないので大量に飲むことはしないようにしましょう。

妊娠中の抹茶を飲むときの注意点4つ

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妊婦が抹茶を飲む時には量に注意しなければいけません。

カフェインが妊婦には良くないものとされているからです。

妊娠中のカフェイン摂取量と抹茶のカフェイン含有量は以下の通りです。

  • 抹茶には100ml当たり30~40mgのカフェインを含む
  • 妊娠中のカフェイン摂取量は一日120mg~240mgまで
  • 抹茶を飲むだけなら4杯~6杯まで
  • 他の食品からもカフェインを摂取する可能性がある

上記を踏まえて考えると妊娠中に抹茶を飲むのは4杯から6杯までは大丈夫でしょう。

とはいえこれは抹茶からしかカフェインを摂らなかった場合になります。

抹茶を使用しているお菓子などにもカフェインは含まれます。

お菓子などに使用される抹茶は少量なのでカフェイン量についてそこまで心配する必要はありませんが、食品表示をみるなどして必ず確認をしていくのが安心でしょう。

抹茶とコーヒーなどカフェインを含む物を色々摂取する時はカフェインが全部でどれくらいになるのか、に注意しましょう。

妊娠中のカフェインの過剰摂取の危険性4つ

妊娠中にはカフェインについて注意が必要です。

日本では一日にコーヒー1~2杯、カフェイン量120mg~240mgまでは大丈夫とされています。

ではカフェインを妊婦が摂りすぎるとどういった影響があるのでしょうか?

以下はカフェインの危険性です。

  • カフェインには血流を悪くする作用
  • 血管収縮する作用がある
  • 長期的に多量に取り過ぎると、胎児に酸素や栄養素が行かなくなる可能性がある
  • 胎児に酸素や栄養度がいかなくなると低体重や早産・流産・死産などの可能性がある

妊娠中のカフェインの摂り過ぎには十分に注意しましょう。

海外における妊婦のカフェインの摂取量の基準

では海外では妊娠中のカフェインについてどのように定められているのでしょうか?

・WHO(世界保健機関)では2001年にカフェインによる胎児の影響は未確定としながらも、妊娠中は一日にコーヒー3~4杯(1杯200mlと想定)までとしています。カフェイン量としては360~480mgまでとしています。

・英国食品基準庁(FSA)では2008年に妊婦がカフェインを摂り過ぎることにより出生児が低体重になること、また将来の健康リスクが高まるとして、今まで300mgまでだった摂取量を200mgまでとしています。

・カナダ保健省では妊娠中、授乳中、妊娠予定者は一日最大量300mgまでに制限しています。

海外においても、妊娠中のカフェインの摂り過ぎはやはり良くないものであると判断できます。

日本ではカフェイン摂取量は明確な基準はありません。

ですが他国と比較すると、日本で浸透している妊娠中のコーヒーは一日2杯、カフェイン量240mgまでというのはあながち間違いではないようです。

まとめ

妊娠中に抹茶を飲むことは量に注意して飲めば問題はありません。

抹茶にはカフェインが含まれており、カフェインは長期的に多量に摂取すると胎児の発育に影響を及ぼします。

妊娠中にはカフェインは一日120mg~240mgまでとしましょう。

抹茶には100mg当たりに30~40mg含まれています。

コーヒーほど多くのカフェインではないので、抹茶や抹茶を使用したドリンク、お菓子を日常生活で楽しむ分には影響はないでしょう。

抹茶にはリラックス効果もあるので、適度に取り入れて楽しみましょう。