叶を使った名前25選~叶の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「叶」という漢字について

音読み:キョウ、ギョウ
訓読み:(かな(う))
画数:五画

姓や名前に用いられる場合には、他にも読み方があります。

「か」「かない」「かのう」「とも」「やす」などです。

「叶」の意味や由来や成り立ちと特徴

漢字の由来は、「多くの人の声が重なる」。

成り立ちは、「口(ことば)」と「十(針)」のふたつが組み合わさった象形。

特徴は、針が「十」の形をしていること。

「十」は多数を示します。

「口(ことば)」と合わせることによって、多くの人の声が重なり合うことを表しており、協調と一致を示す漢字となりました。

意味は、「かなう」「調和する」「一致する」「叶う」「できる」「及ぶ」。

「叶」は協調と和を表す漢字

この漢字には、「多くの人と協調することで和を成して力を得る」という意味が含まれています。

ひとりでは為し難いことでも、多くの人と力を合わせればできる。

そのような良い意味を含む漢字です。

「望みどおりになる」「叶う」は日本における意味

元々の意味は「調和と一致」を表す漢字でしたが、日本においては「強い意志と団結」を意味しました。

強い意志とは「願い」です。

多くの人が声を出して訴える相手が誰なのか。

当時の権力者なのか、天の神聖な存在なのかはわかりませんが、なんとか聞き届けてもらいたい、聞き届けてもらわなければならないという切実な気持ちがありました。

その意思が転じて「できる」「叶う」と信じる強い気持ちを表すようになったのです。

「叶」は常用外漢字

「常用外漢字」とは、内閣告示・訓令で制定された常用漢字から除かれた漢字のことです。

最初に制定されたのは昭和26年で、その後は次第に追加されて行きました。

日常生活で必要ではないだろうと判断されたもので、「叶」もその中に含まれています。

教科書や辞書にバラツキがあってはならないので、どの辞書にも教科書にも載せてはいけない。

そして、授業でも教えてはならない漢字とされています。

学校で教えない字を名前に用いては読めない人もいるので、使用を許されない時期がありましたが、近年、「常用漢字」とは別に「人名用漢字」という表が作成されました。

「人名用漢字」の中に「叶」は含まれていますので、名前に使うには不都合はありません。

「叶」を使った熟語

「叶」は常用外漢字であることから、該当する熟語は見当たりませんでした。

「叶う」「叶える」「言い叶う」「是非に叶わず」などの口語表現のみだったので、この項目は省略致します。

「叶」の説明の仕方

口頭で名前を伝える際、どういった漢字を書くのか聞かれる時があります。

例えば、あなたの名前が「叶(かなえ)」だとします。

その場合、「叶」をどのように説明すればよいのでしょうか。

ここで例を挙げてみます。

・「かなえの字は、叶えるの叶です」
・「口を書いて、その右横に漢数字の十です」

叶えるは授業で教えてない漢字なので若い人は知らない可能性があります。

そこで二例目の説明をすると、その通りに書くだけですから、わかってくれるでしょう。

「叶」を使った名前の有名人・芸能人

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篠原 叶(しのはら かのう・明治から大正期の新聞人、上毛新聞の創設者)

「叶」は名前に用いたい漢字になりつつある

常用漢字から外され、教科書でも辞書でも授業でも教えてもらえない漢字ですが、漫画やゲームのキャラクターの名前などで子供達は独自に知ることになり、大人になって結婚して子供の名前を考える時、ふと、この漢字を思い出すことが多いようです。

漢字の形と意味から、子供に「叶」を使いたいと望む親が増えています。

「叶」を使った名付け候補

叶(かなえ)
夢叶(ゆめか)
羽叶(わかな)
叶奈子(かなこ)
叶和子(とわこ)
祝叶(のりか)
叶恵(ともえ)
叶子(ともこ)
愛叶(まなか)
望叶(もか)
百叶(ももか)
叶歌(ともか)
叶絵(やすえ)
由有叶(ゆうか)
乎叶(よりか)
埜々叶(ののか)
永叶(のりか)
叶花(やすか)
叶那恵(かなえ)
華乃叶(かのか)
美都叶(みとか)
充叶(みちか)
叶ノ此(かのこ)
萌栄叶(もえか)
清叶(きよか)

「叶」は、それ一字だけで人が望む意味を満たしている

「調和」と「和」と「願いが叶う」。

一生の中で人々が強く望む願いです。

この「叶」の漢字は、その一字だけで全てを満たしています。

ですから、どの漢字と組み合わせても、その漢字の持つ意味を「叶える」ことになります。

絵の上手な子になってほしければ「絵」という文字をつけてもいいし、歌の上手な子になってほしいと望めば「歌」の文字をつければよいのです。

もちろん意味など考えなくても、可愛い文字をつければ大丈夫。

違和感はまったくありません。

まとめ

かつてよりいじめは少なくなったそうですが、それは他人に対して関心が薄くなっただけだと言われています。

クラスの中でいじめが起きていても、関心がないから気づかないだけで、陰湿ないじめはかなり増えています。

とても悲しいことですね。

そんな時代だからこそ「協調」「調和」という他者との関りの意味を強く持つ、この「叶」という漢字を我が子の名前に取り入れてみられてはいかがでしょうか。