赤ちゃんの離乳食でカニカマはいつから食べて大丈夫?2つの注意点とおすすめレシピ

スポンサードリンク

カニ風味のかまぼこ「カニカマ」は、サラダやスープ、酢の物などによく使われますね。

綺麗な赤色をしているので、彩りを加えたいときにも大活躍です。

カニカマという名から、蟹でできていると勘違いしがちですが、実際は魚肉や卵白、添加物等を使ってできています。

中には蟹のエキスが入ったものもあり、蟹の風味を楽しむことができます。

ふんわりとして食べやすいので、噛む力が弱い赤ちゃんでも食べやすそうですが、どうなのでしょうか?

「赤ちゃんはいつからカニカマを食べてもいいの?」

「赤ちゃんにカニカマを食べさせるときに気を付けることは?」

「カニカマを使った離乳食のレシピが知りたい!」

など、色々な疑問や不安が出てきます。

今回は赤ちゃんとカニカマについて、下記の内容で詳しくご紹介していきます。

・赤ちゃんがカニカマを食べられる時期
・カニカマを食べさせるときの2つの注意点
・パクパク期のおすすめレシピ

疑問をしっかりと解決して、知識を得たうえで食べさせた方が安心ですね。

離乳食作りに悩んでいるお母さんや、メニューのレパートリーを増やしたいと考えている人、カニカマを食べさせるか迷っているお母さんたちの参考になれば嬉しいです♪

赤ちゃんはカニカマをいつから食べても大丈夫?

食べやすさからみると、カニカマは離乳食に向いていそうに思えます。

加工されているので、そのまま使うことができますし、何より調理の手間がかからず便利です。

しかしカニカマは、食塩や砂糖、油などの調味料や、着色料や香料などの食品添加物が含まれているものがほとんどなので、離乳食向きではありません。

味覚を形成していく幼児期にとっては塩分量が多すぎますし、内臓機能が未熟な赤ちゃんの胃腸にも負担をかけてしまいます。

また、食品添加物も小さなうちはあまり食べてほしくないもの…。

もし食べさせるのであれば、1歳以降の離乳食完了期「パクパク期」に、ごく少量をたまに食べさせる程度にした方がよいでしょう。

その際にも、できれば熱湯を回しかけるなどして塩抜きをしてから食べさせてください。

かまぼこ・ちくわなども同じく、塩分などの調味料や添加物が含まれているので、離乳食が終わってから少しずつ食べ始めるようにします。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でかまぼこはいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

赤ちゃんにカニカマを食べさせるときに気を付けてほしい2つのこと

離乳食期、赤ちゃんにカニカマを食べさせるのはお勧めできませんが、もし1歳以降に食べさせる場合は、以下の2つの点に注意してくださいね。

1.特定原材料が含まれている

アレルギーを発症しやすい食品として、厚生労働省が表示を義務付けている特定原材料をご存知でしょうか。

カニカマには、主に「小麦、卵、大豆、かに」の4種類のアレルギーになりやすい物質が含まれています。

蟹そのものを使用したカニカマはほとんどないのですが、かにエキスが入ったものがあるので、甲殻類アレルギーを引き起こす可能性も考えられます。

初めてカニカマを食べさせる前に、この4つの食材において、赤ちゃんのアレルギーがないかを確認してから食べさせる方が無難ですね。

アレルギーの症状としては、口周りのかゆみや腫れ、蕁麻疹、下痢や嘔吐などがあり、重度の場合には呼吸困難やアナフィラキシーショックを起こす危険性もあります。

この症状が、食べた後すぐに出る場合もあるのですが、何日かたってから症状がでる例もあります。

もし、アレルギー反応と疑われる症状が出た場合には、早めにかかりつけ医に相談するようにしてください。

2.塩抜きをしよう

先ほどお話しましたが、カニカマには多くの塩分が含まれています。

離乳食完了期のパクパク期の赤ちゃんの1日あたりの塩分量は、3g未満が目安です。

パクパク期以前は1.5gが塩分量の目安なので、3gよりも少なめが良いですね。

カニカマは減塩のものもありますが、100gあたり1.5~1.9gほどの塩分が含まれています。

1日の食事から考えて、カニカマで塩分を多くとってしまうと、他のおかずで塩分が摂れなくなってしまうので、必ず塩抜きをしてから食べさせると良いでしょう。

関連記事⇒赤ちゃんの塩分摂りすぎは死亡リスクあり?乳児の塩分目安量と3つの注意点

パクパク期(1歳~1歳半頃)以降のおすすめレシピ

スポンサードリンク


最後に、カニカマを使ったおすすめレシピを紹介します。

カニカマが食べられる1歳になったから大丈夫!という考えではなく、お子さんの成長に合わせて、食べさせる時期を見極めながら作ってあげてくださいね。

カニカマとじゃがいものおやき

<材料>

・じゃがいも 3個
・カニカマ 2本
・コーン 大さじ1
・青のり 適量
・片栗粉 小さじ2
・マヨネーズ 小さじ1
・牛乳 大さじ1

<作り方>

1.じゃがいもは皮をむいて適当な大きさに切り、やわらかく茹でてマッシュします。
2.カニカマを1㎝ほどに切ってほぐします。
3.1にカニカマとコーン、青のり、片栗粉、マヨネーズ、牛乳を加え、良く混ぜます。
4.食べやすい大きさに成形して、テフロン加工のフライパンで、両面をこんがりと焼けば出来上がりです。

カニ玉風の卵とじ

<材料>

・カニカマ 4本
・キャベツ 2分の1枚
・玉ねぎ 4分の1個
・卵 1個
・グリンピース 大さじ2
・水 60㏄
・砂糖 小さじ1.5
・ケチャップ 小さじ1.5
・醤油 小さじ2

<作り方>

1.キャベツと玉ねぎはみじん切りにします。
2.鍋に水をいれて、1とグリンピース、1㎝に切ってほぐしたカニカマをいれて茹でます。
3.砂糖とケチャップ、醤油はまぜておきます。
4.鍋の水分が減ってきたら、3の調味料と溶き卵を加えて混ぜます。
5.卵にしっかりと火が通ったら出来上がりです。

カニカマと豆腐のあんかけ

<材料>

・絹ごし豆腐 80g
・ブロッコリー 大さじ1
・コーン 大さじ1
・えのき 大さじ1
・カニカマ 1本
・水 200㏄
・ベビー用粉末だし 小さじ2分の1
・めんつゆ 大さじ1
・みりん 大さじ1
・片栗粉 小さじ1.5
・水 小さじ2

<作り方>

1.野菜は柔らかくなるまで茹でておきます。
2.鍋に水200㏄をいれて沸騰させ、豆腐、野菜、粉末だしとめんつゆとみりんをいれて煮ます。
3.ひと煮立ちさせたら火を止めて、水溶き片栗粉をいれてとろみを付けます。
4.粗熱が取れたら器にいれて完成です。

まとめ

彩り良く調理もしやすいカニカマですが、調味料や添加物が含まれていることやアレルギーの心配があります。

食べさせるときには少しの量をたまに、そして1歳以降に食べさせるようにしましょう。慌てて無理に食べさせる必要はありません。

離乳食に色を付けたいときや、お祝いのときなどに使ってみてくださいね♪