妊活中はたばこを吸っちゃダメ?子作り中のタバコ7つの注意点と影響

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たばこはお酒などと同様に趣向品の一種ですが、健康被害や病気のリスクがあるものです。

妊娠中のたばこはもちろん赤ちゃんへ悪い影響をもたらしますが、妊活中にたばこを吸う事で、子作りの面で何らかのリスクはあるのでしょうか?

特に現在たばこを吸っていて、妊娠を意識している人は気になりますよね。

そうとは言っても、たばこはストレス解消の手段でもある為、人によってはなかなか絶つのが難しいケースも。

なるべくやめるためにも、どのような心掛けや行動が必要なのでしょうか。

そこで、今回の記事ではタバコと妊活に関する情報をわかりやすくまとめてみました。

記事のポイントは3つです。

妊活中にタバコをすうと妊活にどのような影響が出るか

自分が吸っていなくても影響はあるのか

タバコをやめるためのアドバイス

妊活中や妊活を始めるにあたって、タバコでお悩みの方の助けになりましたら幸いです。

それでは、まずはタバコを吸う事で考えられる妊活中のリスクについて説明していきますね。

妊活中でもタバコは吸わない方がいい!その理由と考えられるリスク

たばこは、妊活中に限らず健康を害してしまう趣向品でもあります。ですが、具体的にどう体に悪影響を及ぼすのか、意外と知らない方も多いですよね。

たばこというと肺癌などの原因になるというのが一番知られていますが、実は他にも様々な健康リスクが付きまといます。

肺がん以外にも食道がんや口腔がん、この他にも心筋梗塞や脳卒中、骨粗しょう症など数多くの病気のリスクを挙げてしまうものなのですね。

そして、もちろん女性器にもその影響は及びます。ここからは、タバコを吸う事で考えられる不妊のリスクを中心に解説していきます。

たばこを吸うと子宮頸がんのリスクが高まる!?

子宮頸がんとは、その名の通り子宮の入り口(子宮頚部)に発生するがんの事です。

婦人科のがんで最も多い子宮がんですが、たばこを吸う事で子宮頸がんになる確率が高まってしまいます。

初期ステージであればがんの部分を切除する円錐切除術を行い、治療する事で妊娠は可能ですが、ステージが進んでしまっていると子宮の全摘出を行わなくてはならないケースも。

また、円錐切除で治療出来た場合であっても妊娠に時間がかかったり、早産リスクが早まるといった可能性も出てきます。

たばこを吸う事で女性ホルモンの質の低下や、分泌量が減ってしまう…

妊娠に欠かせない女性ホルモンですが、たばこを吸う事で分泌量が減ってしまうという事をご存知でしょうか?

タバコを吸いニコチンを体に取り入れてしまう事で、卵巣の血流が減少し、女性ホルモン(特に卵胞ホルモンとも呼ばれるエストロゲン)を作る為の酵素の働きが抑えられてしまうのです。

結果として、女性ホルモンの生成に悪影響を及ぼします。

この他にもカルシウムの代謝を阻害するため、女性ホルモンに関する細胞の質の低下や活力を奪うなど、タブーな影響ばかり。

女性ホルモンが減ってしまうと、生理不順や排卵期のズレなどの原因にもなり、妊活の妨げになってしまいます。

タバコは閉経を早める!?肌の調子もどんどん悪くなっていく!

実は、喫煙者は非喫煙者よりも、閉経のスパンが1~2年も早まってしまうという報告も出ています。

上記のような害がある以上、閉経が早まるのも納得できますよね。

また、美容面でもシミやシワが多くなったり、ニコチンによりビタミンCを壊す酵素が増え美白を遠ざけるなど、皮膚の老化を早める事もわかっています。

体外受精の成功率が大幅に減少してしまう…

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不妊治療中の方も積極的に検討される体外受精。しかし、夫婦やカップルのどちらかが喫煙者であれば、その成功率は大幅に下がってしまいます。

どちらも喫煙者の場合は、体外受精の成功率は非喫煙者に比べておよそ半分に落ち込んでしまうのです。

女性だけではなく、男性の生殖機能にもタバコは悪影響を及ぼします。精子の運動量の減少や遺伝子異常などに繋がる可能性があり、妊活中はお互いにタバコを我慢するべきとも言えるでしょう。

タバコに関する多くの害に驚かれた方もいらっしゃると思います。

気軽に手に入り吸えてしまう趣向品なので、知らずにいるとちょっと怖いですよね。

このようなリスクを回避するためにも、妊活中を意識し始めた時点でタバコを控えた方が良い事は明らかです。

自分は吸っていないけど、家族や周りの人が吸っている…こういった場合はどうしたらいい?

自分自身は吸っていなくても、パートナーや家族が吸っている…そんなお悩みを抱えている方も多いでしょう。

受動喫煙であっても、子宮頸がんのリスクが非喫煙女性よりも2~3倍は上がるという事が判明しています。

また、上記で挙げたような体の悪影響も、残念ながら十分に考えられます。自ら吸っているわけではないのに、リスクが高まってしまう事に納得はできませんよね。

妊活を始めたら、なるべく家族やパートナーには禁煙してもらうように話し合いをした方がよいでしょう。

突然の禁煙は難しくても、部屋の中ではなく外でタバコを吸う、禁煙に向けて努力をしてもらうなど、何かしら協力をしてもらった方が今後も安心です。

また、妊活をするという事は将来的に子供を授かりたいという事。

将来のお子さんのためや自身の健康を考え、この機会にたばこを吸う事自体を見直すタイミングかもしれませんね。

加熱式たばこなら妊活中でも大丈夫?

いままでのたばこよりも健康被害が少ないと話題の加熱式たばこですが、こっちならいいんじゃないかな?と考える方もいらっしゃるかと思います。

一時は品薄にもなった人気の加熱式たばこと言えば、アイコスが有名ですよね。

ですが、あくまでも今までのたばこよりは…というだけで、健康面で安全が確立されたわけではありませんので、注意が必要です。

というのも、紙巻きたばこと同様にニコチンは含まれていますし、新しく発売されたものである為比較データや検証が不十分ではない為です。

アイコスなら大丈夫!という訳ではありませんので、紙巻きたばこと同様になるべく吸わないよう心掛けたいですね。

妊活を考えてもたばこがやめられない…いったいどうすれば?

とはいえ、ずっとたばこを吸い続けてきた方に「今日から禁煙!」というのは厳しい物があります。

たばこに含まれるニコチンには依存性がありますし、本数を減らしたり無理に禁煙を行う事でイライラや体の不調が起き、そのストレスからまた多くのタバコを…というループになってしまう方も少なくはありません。

タバコを吸う事でこれらの不快な症状が一時的に収まるので、このような状態がひどくなってくるとニコチン依存症と診断される事もあります。

なかなかたばこをやめる事ができない場合は、思い切って禁煙外来に行ってみましょう。

喫煙治療を行う為の条件はありますが、それをクリアすれば健康保険が適用され、金銭的にも安心できます。

医療機関によっては保険適用外の病院もある為、事前にしっかりと確認しておきましょうね。

禁煙補助薬や医師との相談・アドバイスの元進めていく治療のため、根気はいりますが一人で禁煙を試みるよりもスムーズに禁煙に向けて動けるでしょう。

ニコチンやタールの含まれていない電子タバコを試してみるのもひとつの手

ニコチンやタールを含まず、水蒸気の香りを楽しめるのが電子タバコ。ニコチン依存までいかないような方は、電子タバコを試してみる事で禁煙への一歩が踏み出せるケースも。

水蒸気のため臭いも従来のたばこのように充満したりせず、気軽に使用できるのがメリットです。

タバコを吸っていないことで口さみしいと感じたり、煙が出る物を求めている方にはおすすめの電子タバコ。

妊活を意識し始めた喫煙者さんは、ぜひ視野に入れてみてくださいね。

将来の子供のためにも、妊活のタイミングで頑張って禁煙をしてみましょう!

いかがでしたか?喫煙は妊活の妨げになる様々な悪影響をあたえてしまう事だという点がはっきりしましたね。

もしも妊活中も普段と変わらずたばこを吸ってしまっていたら、妊娠が確定したとしても後々その点が心配になってしまいますよね。

また、妊娠してからもタバコがやめられない…という事になってしまうと、お腹の赤ちゃんの健康を損なってしまいますし、最悪の場合命の危険にさらす事にもなりかねません。

そういった視点から見ても、妊活を意識した時点で上手にタバコを絶つことができるのが理想的です。パートナーや家族の協力も大切ですね。

元気な赤ちゃんを一日でも早く授かる為にも、妊活中に思い切って禁煙の一歩を踏み出しましょう!

参考URL|女性とタバコの害<村口きよ女性クリニック>