セミオープンシステムとは?利点と4つのデメリットや費用まとめ

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セミオープンシステムとは?利点と4つのデメリットや費用まとめ

産院で妊娠確定をしてもらった後、いざ分娩予約をしよう!と思った時に

「この病院では分娩対応はしておりません。」

と言われたらどうしますか?

現在は産科医の不足やお医者さんの高齢化、分娩施設の減少に伴い、妊婦健診は対応できるけれど分娩は対応していない産院も多くあるのが現状です。

こんな状態になってしまったら、どうやって出産したらいいのか不安になってしまいますよね。

実は、妊婦健診の病院と出産する病院の両方を利用できるシステムをご存知でしょうか?

それが「セミオープンシステム」です。

今回はセミオープンシステムについて、妊婦健診から分娩までの流れやメリット・デメリット、費用についてご紹介致します。

  • セミオープンシステムとは何?
  • 妊婦検診から分娩までの流れについて
  • 4つのメリット
  • 4つのデメリット
  • 出産費用ついて
  • オープンシステムとの比較

産科医不足や高齢化、分娩施設の減少で自宅近くの産院で出産できないケースが多くなってきています。

個人病院と大きな病院と連携できるので出産時だけでなく妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群、胎児の病気などに素早く対応できるのもこのシステムの特徴です。

あまり知られていないシステムですので、これから出産される方は是非参考してみて下さいね。

セミオープンシステムって何?

セミオープンシステムとは、妊婦検診を自宅や会社近くの診療所やレディースクリニックで受けて、分娩は妊婦健診とは異なった病院や周産期医療センターで行うシステムのことです。

平成15年12月に厚生労働省より医療安全対策の取り組みとして提案され、平成17年から3年間は試験的に行われていました。

現在では年間分娩件数の約2割がオープン・セミオープンシステムを利用しています。

自宅や会社近くの診療所ではお医者さんや助産師さんが不足していたり、分娩施設がなくて分娩することができないことがあります。

また、男女雇用機会均等法が導入されてから女性も外で仕事をするようになり、初産の年齢が30代前半に変わってきています。

出産時の年齢が高くなればなる程、ハイリスクな出産となってしまうのが現状。

持病を抱えた妊婦さんでも安心なのがセミオープンシステムです。妊娠途中に何か異常があっても分娩時は大きな病院での対応が可能となります。

妊婦検診から分娩までの流れについて

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妊婦健診から分娩時、1ヶ月検診までの具体的な流れは以下の通りです。

  1. 妊婦健診は自宅又は会社近くの利便性の良い診療所で行います。
  2. 妊娠34週から36週以降は分娩時の大きな病院で診察を行います。
  3. 分娩は大きな病院で行います。
  4. 1ヶ月検診は、妊婦健診で行った診療所か分娩時を行った病院のどちらかで行います。

〈注意点〉

・分娩する病院と、妊婦健診を行う診療所が連携されているかの確認が必要。

・診療所から紹介状を書いてもらい、分娩時の病院で分娩予約を取りますが、分娩予約には期限がありますので必ず確認をしましょう。逆のパターンで分娩時の病院から自宅や会社近くの診療所に紹介状を書いてもらう事も可能です。

・妊娠34週より前に切迫早産や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、胎児発育不全、持病の悪化があった場合は、診療所の先生と相談のうえ、早めに分娩時の大きな病院へ切り替えることも可能です。

セミオープンシステムの4つの「メリット」

妊婦健診の通院に便利

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自宅や会社近くの診療所で診察をしてもらえるので手軽に妊婦検診を受けることができます。

特に妊娠初期は不安定ですし悪阻の心配もあるので、通院時の時間や手間、診察の待ち時間の負担は軽い方が良いですね。

緊急時の充実度が高い

ハイリスク妊娠・出産、早産の未熟児対応、出生後の新生児外科手術等の緊急時の対応が備わっているのも安心できる要素のひとつです。

栄養相談や母子学級を受けられる

小さな診療所では行っていない栄養相談、母子学級、マタニティビクスやマタニティヨガ等の大きな病院で行なっているサービスを受けることが可能です。

関連記事⇒母親学級は行くべき?妊婦の母親学級内容や目的、服装10ポイント

産後も大きな病院を利用できる

産後の病気や母乳外来で出産後にも、大きな病院を利用することが可能です。

小さな病院だと母乳外来がないことも多いので、産後の掛かりつけの病院がいくつかあると安心ですよ。

セミオープンシステムの4つの「デメリット」

妊婦健診で診てもらった時と分娩時とで医師が異なる

妊娠初期から妊娠33週くらいまで長く診てもらった先生と分娩時の先生が異なってしまうため、不安になったり緊張をしてしまう可能性があります。

紹介状の費用が発生する

2つの病院を利用する為にもう1つの病院を利用する際は、紹介状が必要となります。病院にもよりますが、平均して3,000円~5,000円ほどかかります。

待ち時間が長い

小さな診療所と比べて大きな病院は、待ち時間が長くなることがあります。

大きな病院では特にリスクのある方や持病を抱えた妊婦さんも多いので、1人1人の診察時間が長く、半日位病院にいるケースもあります。

分業制なので時間がかかる

大きな病院は業務を分業制で行なっています。

例えば病院から証明書をもらう場合も各担当部署へ流されて、受け取るにも時間がかかります。

小さな診療所であれば、直ぐに貰えるものも大きな病院では時間がかかることが難点です。

出産費用について

分娩時の病院にもよりますが、私立の総合病院の場合は出産費用が高額なケースが多いです。

市区都立の病院の場合は比較的安価で、出産一時金の範囲内で収まるケースもあります。病院よって異なりますので事前に確認をしておくと良いでしょう。

もちろん個室を利用したり、保険適応外の処置を行った場合は、別途費用が掛かりますので注意が必要です。

関連記事⇒出産費用はいくらかかる?東京は高い?補助金と自己負担総額をシミュレーション

オープンシステムとセミオープンシステムの違い

今回はセミオープンシステムをご紹介しましたが、「オープンシステム」の制度が利用できる病院もいくつかあります。

セミオープンシステムとの違いは、妊婦健診で診てもらった先生に立ち会ってもらえるかどうかというところ。

オープンシステム:妊婦検診は近くの病院で行い、分娩の際には大きな病院にある分娩施設を利用する。同じ医師に来てもらい立ち会い出産ができる。

セミオープンシステム:妊婦検診は近くの病院で行い、臨月頃から大きな病院で検診・分娩を行う。出産の立ち会いは大きな病院の医師が行う。

大きな病院ではオープンシステムを導入している事が多いですが、小さな診療所の先生が対応しているケースは少ないようです。

日本でイメージするとしたら、分娩施設を設けていなく妊婦健診のみを行っている助産師さんが、分娩時に大きな病院に駆けつけて出産時に立ち会うといったところでしょうか。

まとめ

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分娩する病院と妊婦検診を行う診療所と2つの病院を利用すると、妊婦さんの利便性を保つことができますし、いざという時もお抱えの病院があれば安心ですよね。

少子高齢化が進む現在の日本では、出産する年齢も年々上がってきてハイリスクな出産も増えています。

セミオープンシステムを利用することで、ハイリスクな出産でも安心して出産することが出来るので、少しでも不安を解消できるという点において良いのではないでしょうか。

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