鶏肉をやわらかくする方法を知りたい!とり肉のベストな下処理方法を紹介♪

スポンサードリンク

ここ数年、我が家では鳥胸肉を食べる機会が激増しました。

そのきっかけとなったのが、下の男の子。身長が平均よりも随分と小さいのです。

それを何とか改善する方法をあれこれ調査。その一環で食事の見直しを図ることに。

そのために私が選んだ食材がとり胸肉です。なにせとり胸肉は子どもの身長を伸ばすために必要な良質のたんぱく質のカタマリですから。

しかし、どんなに栄養豊富な食材でも、美味しくなければ食べてくれません。

そこで私が取り組んだのが、基本中の基本である「お肉をやわらかく仕上げること」。

どんなに味付けに凝っても、硬いお肉はやっぱり美味しく食べることはできないと思ったのです。

そこでいろんな方法にトライした結果、「これが一番カンタンで確実だな」と実感した方法を紹介します。

合わせて、それ以外でのメニューに合わせたやわらかくする方法を紹介します。

これら全部をマスターすれば、仕上げるメニューによって使い分けできますのでとっても便利。

さっそく見ていきましょう!

とり胸肉をやわらかく仕上げるベストな方法

とり胸肉をやわらかくする方法はいくつかありますが、まずは私があれこれ調理した中で、これが一番確実で簡単な方法だと感じたやり方を紹介します。

その方法とは、穴をあける+お肉の繊維を断ち切る+かたくり粉でコーティングする合わせ技。

これなら、これまでどんな料理に使っても失敗知らず。長時間煮込んでも、あるいは翌日温めなおしたってお肉がやわらかいままでした。

そういった経験から自信をもってお伝えしています。良かったら挑戦してみてくださいね。

必要なキッチンツール
・まな板

・包丁

・フォーク

・キッチン用ポリパック

必要なキッチンツールは全部で全部で4種類。特別なものはないと思いますので、いつもの道具でサクッと準備できます。

とり胸肉をやわらかくするために必要な材料(下味含む)

※分量は大人3人+子ども2人分のメニューとして書いています。

≪食材≫

・とり胸肉(2枚)

≪調味料≫

・かたくり粉

・あじ塩

下準備ということで、準備するのはメインの食材含め全部で3種類だけでOKです。

とり胸肉をやわらかくするための準備ステップ
ステップその1:冷凍の場合は生解凍します。

ステップその2:とり胸肉に穴をあけていきます。

ステップその3:とり胸肉を3等分していきます。

ステップその4:とり胸肉をカットします。

ステップその5:かたくり粉をまぶします。

とり胸肉をやわらかく仕上げる準備は全部で5ステップ。

全体的に比較的カンタンなステップですが、「ステップその3:とり胸肉を3等分していきます。」については難しく感じるかもしれません。

その点については記事内で詳しく説明していきますので、ご安心くださいね(*^_^*)

ステップその1:冷凍の場合は生解凍します。

今回は、あらかじめ冷凍しておいたとり胸肉をレンジでチンして解凍します。

※レンジで解凍する時には必ず生解凍モードにしましょう。

※この段階でお肉に火が入ってしまうと、硬くなってしまうことがあります。

ステップその2:とり胸肉に穴をあけていきます。

チンして生解凍したとり胸肉をまな板にのせたら、フォークで胸肉全体にブスブスと穴をあけていきます。

分厚いところはちょっとやりにくく、貫通しないこともあります。

そんな時には裏返して同じくブスブスと穴をあけていきましょう。

※この段階で穴があけにくいと感じる場合は、この後で行う3等分にカットした後でも大丈夫です。

とり胸肉に穴をあける時のポイント
・フォークを使えば一度にたくさんの穴をあけることができますので素早く作業が終わります。

・全体にまんべんなく穴をあけていきましょう。

・厚みのある部分は裏表両方から穴をあけましょう。

・この穴あけ工程は胸肉を三等分してからでもOKです。

ステップその3:とり胸肉をカットします。

スポンサードリンク


とり胸肉をやわらかく仕上げるためには、繊維を断ち切る必要があります。

今度はとり胸肉を3等分にカットしていきます。

よく見るとお肉に繊維があるのがわかります。しかし、その方向が一定ではなく、部位によって繊維の方向が変わっています。

ですので......

繊維の向きが変わっている部分で3分割にしていきます。

今回の胸肉の場合は写真の線の部分ですので......

それぞれの部位でカットしました。これでとり胸肉を3等分に分けることができました。

ステップその4:とり胸肉をカットします。

次に、それぞれの部位の繊維の方向をチェックして、メニューにあった大きさにカットしていきます。

写真の黒い線がお肉の繊維の方向ですので、それを断ち切るように赤い線の方向に全体をカットしていきましょう。

出来上がったのがコレです。キレイなとり胸肉です。

今回のとり胸肉はお鍋でいただきますので、カットのサイズはやや小さめ。

残った分は焼くが揚げるカナ?

お鍋以外のメニューにも活用するかもしれないので、その点もちょっと考えつつカットします。

何より大切なのは、子どもにパクパク食べさせること。

ですので、子どもがお箸で持ち上げやすくて、お口に入れやすいサイズにカットしていきます。

ついでにこの段階でお塩を少量フリフリ。下味をつけておきます。

とり胸肉をカットする時のポイント
・とりの胸肉の繊維の方向を意識してカットしましょう。

・とり胸肉は1枚の中で繊維の方向が変わっています。そのポイントで3等分に切り分けていきましょう。

・繊維を断ち切るようにカットしましょう。

・メニューに合わせてカットしましょう。

・子どもの食べやすい大きさにカットしましょう。(お箸で持ちやすい&口に入れやすい)

・下味はこの段階でしておきましょう。

ステップその4:かたくり粉をまぶします。

スポンサードリンク


次に準備するのがかたくり粉。カットしたとり胸肉全体にまぶしていきます。

1個づつ丁寧にかたくり粉をつければいいのですが、やや小さめにカットしているので、それも手間がかかって大変です。

そこでやっぱり頼りになるのがコレ。キッチン専用のポリ袋。

まずはかたくり粉を入れ、上からカットしたとり胸肉を入れてから、お肉全体にまんべんなくかたくり粉がつくようにシャカシャカしましょう。

すると、こんな感じに仕上がります。

かたくり粉がお肉全体を覆うことで、中から栄養成分や水分が抜け出すことを防いでくれます。

それがやわらかさの秘密。ですので、ここは多めくらいがちょうど良いのです。

アップで見ると......

こんな感じ。ガッツリかたくり粉が全体を覆っています。

これで完成です。

穴をあける+お肉の繊維を断ち切る+かたくり粉でコーティング。

こうしておけば、いろんなメニューに活用できますのでとってもオススメです。

その上、揚げてもお鍋に入れて長時間煮込んでも固くなる心配はありませんので、お試しくださいね(*^_^*)

かたくり粉をつける時のポイント
・キッチン用のポリ袋を使うと時短できます。

・かたくり粉でお肉をしっかりコーティングしたいので、ある程度の量は必要です。

・かたくり粉が多すぎる場合は、あとからふるい落としましょう。

とり胸肉をやわらかく仕上げるためのその他の方法

スポンサードリンク


ここからは、とり胸肉をその他の方法でやわらかく仕上げる方法について紹介します。

かたくり粉がついていない状態、あるいはお肉を薄くカットして使用したい時にはこちらの方法をオススメします。

それぞれ効果的な方法ですので、挑戦してみてくださいね。

穴をあける

まな板にのせたお肉をフォークで刺していきます。遠慮せずに至る部分にブスブスブスブス。これを丁寧にするだけでも、ある程度やわらかくすることができます。

叩く

まな板の上に鳥の胸肉を準備して、観音開きにしておきます。こうしておくことで、たたきやすくなります。

次に、ラップでお肉を1~2重に覆い、めん棒か肉叩きでたたいていきます。こうすることでお肉の繊維をたたいてつぶすことができますので、その結果やわらかく仕上がります。

ただしこの方法では、重ねたラップでさえ破れてしまい、お肉の破片や水分が周囲に飛び散ることがあるのです。これってとっても不衛生で悩みの種でした。

そこで私が取りいれたのが、使い捨て可能なキッチンタオルです。これをラップの上にさらにかぶせてからお肉をたたきます。すると、ラップが破れることもほとんどありませんので、お肉などの飛び散りを防いでくれます。とっても効果的ですのでお試しください。

カットの方法で工夫

今度はカットの仕方で工夫しましょう。繊維を断ち切るようにカットするのですが、この時斜めに薄くそぎ切りににします。こうすれば、火の通りがとっても早いですので、お肉が固くなる前に料理が完成します。

ヨーグルトのたれにつけ込む

とり胸肉でタンドリーチキンを作りたい時には、浸けこむたれにヨーグルトを使用しますよね。このヨーグルトに漬け込むだけでもお肉はいくらかやわらかくなりますので、ちょっと長めに漬け込みましょう。

時間にすると30分以上がベスト。

この方法はタンドリーチキン限定になりますが、覚えておくととっても便利です。

とり胸肉をやわらかく仕上げるには、合わせ技がベスト。

安価で栄養満点のとり胸肉は、私たち主婦のミカタ。ですが、固いとかパサつくなど、「美味しくない」というのがそこから受ける印象です。

しかし、下処理の方法をマスターしておけば、実はとっても美味しくいただける食材なのです。

ちょっとだけ手間をかければ、美味しくて栄養満点な食材に変身してくれますので、挑戦してみてくださいね。