妊婦は足湯に入っちゃダメ?妊娠中の足湯5つの注意点や影響と効果

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妊娠中は体温が高く維持されますが、冬になると足が冷える妊婦さんは足湯をしたいなと思うかもしれませんね。

以前は旅行先などで足湯を見かける程度でしたが、最近は町の休憩場代わりにあったり、足湯カフェもできるようになりました。

温泉の観光名所の1つである熱海駅には、駅の目の前に「家康の湯」という、天然温泉の足湯があるほど。

今は、より足湯を身近に感じられるようになった気がします。

足だけお湯につかるだけなのに体全体がポカポカ温まる足湯ですが、妊娠中は足湯をしてもいいのでしょうか?

今回は妊娠中の足湯についてお伝えします。

  • 妊婦は足湯をしてもいいの?
  • 足湯の効果5つ
  • 妊娠中の足湯の注意点4つ
  • 妊娠中の足湯のやり方と注意したい入浴剤とアロマ3つ

妊娠中でも安心して足湯を楽しむ為にも、また効果的な足湯のためにも、足湯について知っておきたいですよね。

妊娠中でも足湯はしても大丈夫?

結論を言うと、妊娠中でも足湯はしても大丈夫です。

むしろ入浴よりも体への負担が少なく、体を温める効果が得られますので、妊娠中にリラックス効果や冷え症改善のために行うのにはオススメされています。

また足湯の効果の高さから、産院の中では陣痛中に足湯をするところもあるほどです。

足湯の効果5つ

産院でも取り入れているほどの足湯。

では足湯には具体的にどんな効果があるのでしょうか?

  • 冷え性の改善
  • 血行の促進効果
  • むくみの改善
  • リラックス効果
  • 自律神経を整える効果

足湯にはこんなにも多くの効果があります。

特に妊婦には冷えがよくありません。

なぜかというと、体が冷えると子宮が収縮しやすくなるためです。

足湯をすることで、全身の血行が促進され、冷え症の改善やむくみの改善が期待できます。

冷え性は後々出産時・産後にも影響してきますので、是非改善していきましょう。

関連記事⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策

また足湯をすることでリラックスすることができ自律神経も整えてくれます。

マタニティーブルーなんて言葉もあるくらい、妊娠中は気分の上下を体感しやすいとき。

積極的にリラックスすることは大切なことです。

妊娠中の足湯の注意点4つ

妊娠中に足湯をするときはいくつか注意が必要です。

  • 旅行先などの足湯に入る時には泉質に注意する
  • 旅行先などの公衆で利用できる足湯では感染症に注意する
  • 足湯をする時には温度、時間に注意する
  • 自宅で足湯をする時には入浴剤やアロマの種類に注意する

旅行先など自宅以外で足湯に入ることもあるかと思います。

そんな時は足湯の泉質に注意が必要です。

妊娠中でも基本的にはどの泉質でも入ることができますが、妊婦さんの中には泉質の種類によっては刺激を感じたり、匂いで気持ち悪くなってしまったりすることも。

妊娠中は刺激性の強い泉質である食塩泉や、匂いのきつい硫黄泉は避けた方が無難でしょう。

また不特定多数の人が使用する足湯では感染症を貰うことがあります。

足湯の場合には水虫やレジオネラ菌の感染の心配があります。

衛生状況の悪い足湯は避けること、体調が悪い時には入らないことが大切です。

もしいつもと違う症状があるような場合は、我慢せず必要に応じて病院へ受診しましょう。

妊娠中の足湯のやりかた

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足湯はもちろん温泉水でなくても効果はありますので、自宅でのフットバスも大変オススメです。

最近はフットバス用の大きなバケツもホームセンターなどで販売されていますので、手軽に始められますね。

その際、妊娠中に足湯をするときは以下のように時間や温度に注意しましょう。

  • 時間は10分程度にする
  • 温度は42℃以下にする
  • 足湯の途中で湯温がさがるので差し湯をして温度調節をする
  • お湯の量は足首が浸かるくらいにする
  • 足湯をする時はスマホや本を読むのは止め、足湯だけにする
  • 足湯が終わったら水分をしっかり拭いて靴下などを履いて温度を逃さないようにする

妊娠中は体内の循環血液量が増えているので、足湯であっても長時間行うとのぼせることがありますので、フットバスは10分以内に済ませるようにしましょう。

湯温は42℃以下に、できれば38℃~40℃くらいで足湯を行うのがいいですね。

足湯をしていると途中でお湯がぬるくなるので、時々熱めのお湯を足して湯温が下がらないようにしましょう。

また、足湯をする時には本を読んだり、スマホをいじったりするのは足湯の効果を下げます。

足湯によって温まっていくのを体感すること、リラックスすることが大切ですので、余計な動作は省きゆったりしましょう。

そして足湯が終わったら、すぐに水分を拭いて靴下などをはくか、お布団に入ってしまいましょう。

素足のままでいると温度が放出されてしまい、せっかく温めたのにすぐに冷えてしまいます。

温めた足を冷やさないように気をつけましょうね。

妊娠中に注意したい入浴剤とアロマ3つ

足湯の際により効果を高めようと、入浴剤やアロマを使用したい妊婦さんもいるかと思います。

ですが妊娠中には入浴剤やアロマによっては使用を避けた方がいいものも多くあります。

妊娠中にオススメされない入浴剤

  • 発汗作用の強い入浴剤
  • 肌への刺激が強い入浴剤
  • 匂いの強い入浴剤

妊娠中は体温が高く維持されていることや、いつも以上に水分が必要な状態であるため、強い発汗作用があると脱水症状を引き起こす可能性があります。

よって発汗作用をうたっている入浴剤はやめましょう。

また、妊娠中は肌が敏感な時期。

いつもは問題なくても妊娠中には刺激を感じる、かゆみを感じるという妊婦さんも少なくありません。

使用して見ないと分からないものもありますが、使用してみて合わないものはすぐに使用を中止しましょう。

特に妊娠初期では匂いが強い入浴剤はつわりを悪化させるので注意した方が良いですね。

自分の好みにあった入浴剤にするか、無添加など匂いが少ないものにすると良いでしょう。

妊娠中には使用をしてはいけないアロマ

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  • 通経作用、生理不順を改善する効果をもつアロマ
  • ホルモンバランスを整える作用をもつアロマ
  • 血圧を上昇させる作用を持つアロマ

通経作用といって、生理不順を改善する効果を持つアロマは妊婦が使用すると子宮内のものを押し出そうとする作用があるため、妊娠初期には注意が必要です。

例えば、ラベンダー、ローズ、ローズマリーなどが当てはまります。

また、ホルモンバランスを整える作用をもつアロマは女性ホルモンと似たような作用を持ちます。

したがって妊娠中にはよくないのです。それにはフェンネルやセージなどが当てはまります。

さらに血圧を上昇させる作用を持つアロマは、妊娠中血圧が高めの方には特に注意が必要。

この部類にはペパーミントやアルベンシスミントが当てはまります。

そしてアロマには子宮収縮させる作用をもつものも。

このように、効果的なものを見つけるのが難しいほど、妊娠中にはアロマの使用にはとても注意が必要なんです。

アロマを使用する前には、妊娠時期に合わせて効果的なものを選ぶことと、妊娠中でも使用できるものなのかを必ず確認しましょう。

関連記事⇒妊娠中のアロマは大丈夫?妊婦のアロマテラピー2つの注意点と効果や影響

まとめ

妊娠中の足湯は冷え症の改善やむくみの改善、リラックス効果など妊娠中には嬉しい効果を得ることができます。

入浴よりも手軽で体への負担が少なく温まることができるので妊娠中でも行っても大丈夫です。

自宅以外で足湯をする際には泉質が避けた方が良いものではないか、衛生環境が悪くないかに注意しましょう。

妊娠中に足湯をする時には1回10分程度にし、湯温は42℃以下にしましょう。

使用するアロマや入浴剤は妊婦が使用するのに大丈夫かどうかも必ず確認してから使用してください。

足湯には体を温めるだけでなく、リラックス効果もあります。

何かと制限が多く、体調や気分が安定しにくい妊娠中にはぜひ足湯でリラックスしてくださいね。