赤ちゃんにしょうがを食べさせてもいい?3つの注意点と離乳食への取り入れ方

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特有の香りとピリリとした辛みが特徴で、薬効もあることから様々な料理に使われるしょうが。

薬味としても料理の香りづけとしても使え、常備している家庭も多いのではないでしょうか。最近ではチューブタイプのおろししょうがもあり、サッと手軽に使えるのでとても便利ですよね。

我が家でもしょうがはいろいろな料理に取り入れていますが、娘が離乳食を始めたときに「赤ちゃんにはしょうがを食べさせていいの?」という疑問が浮かびました。

  • 赤ちゃんはいつからしょうがを食べられる?
  • 与え方のポイントを知りたい!
  • 取り分けのときはどうしたらいい?
  • アレルギーも気になる!

私と同じような疑問を抱えている人のために、離乳食へのしょうがの取り入れ方を詳しく紹介します。

赤ちゃんには安心していろいろな食べ物を食べさせたいですよね。正しい知識を学び、上手にしょうがを取り入れてみてくださいね。

赤ちゃんにはしょうがをいつから食べさせていい?

紅しょうがやガリなどしょうがをそのまま楽しむ食べ方、魚や肉の臭みを消すために使う方法、そばや冷奴などの薬味として使う方法など、しょうがはさまざまな楽しみ方ができる食材です。

先にも触れたように、しょうがは辛みや香りが特徴の野菜です。

味覚が敏感な赤ちゃんにとって、しょうがの辛みや香りは強い刺激を感じます。

しょうがは離乳食期の赤ちゃんにはあまり向いていませんが、1歳を過ぎたら風味づけ程度に少量を使うことができるようになります。

赤ちゃんの離乳食にわざわざ使う必要はない

1歳を過ぎたら風味づけ程度ならしょうがを使うことができると紹介しましたが、あえて赤ちゃんの離乳食にしょうがを使わなくてもいいでしょう。

1歳を過ぎたら大人のメニューから取り分けることも増えると思いますが、取り分けで少量入るくらいの感覚が無難です。

紅しょうがやガリ、薬味としてのしょうがはいつから?

たこ焼きやお好み焼きには紅しょうがが欠かせませんし、豚のしょうが焼きもしょうががメインとなるおかずです。

こういった料理はいつから食べさせることができるのでしょう。

  • 1歳未満・・・しょうがは与えないほうがよい
  • 1歳~2歳頃・・・風味づけ程度ならOK
  • 2歳~3歳頃・・・子どもが嫌がらなければ少量ずつ与えてよい
  • 3歳以降・・・子どもが食べたがれば少量なら与えてもよい

しょうがは辛みがあるので、ほとんどの子どもは好んで食べたがりません。

3歳頃を目安に、子どもが食べるのを嫌がらなければ、紅しょうがやガリを食べさせてみてもいいでしょう。

赤ちゃんにしょうがを与えるときに気を付けたい3つの注意点

では赤ちゃんにしょうがを食べさせるときには、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。

ここでは1歳以降の赤ちゃんの離乳食にしょうがを取り入れるときの注意点を3つにまとめました。参考にしてみてくださいね。

  1. ごく少量をしっかり加熱して
  2. 赤ちゃんが嫌がれば使用しない
  3. アレルギーにも気を付けよう

しょうがはごく少量を加熱して与えるのが基本

赤ちゃんの離乳食にしょうがを使う場合、使用する量はごく少量にし、しっかり加熱してから与えることが大切です。

お粥などに加えると風味がよくなり、体を温める働きもありますが、入れすぎると辛みだけが残ってしまいます。

しょうがをすりおろした時に出た汁をスプーンの先で少しだけすくって加えましょう。ほんの少し香りがつくくらいが目安です。

しょうがを嫌がる場合は無理に与えない

しょうがは優れた薬効効果があり、辛み成分には殺菌作用もありますが、赤ちゃんにとっては刺激が強すぎるため、無理に与える必要はありません。

しょうがを使ったメニューを食べさせたときに、吐き出したり嫌がったりする様子を見せたら、しょうがを食べさせなくてもいいでしょう。

先にも紹介しましたが、3歳頃になりしょうがに興味を持ち始めてから、子どもの意志に合わせて食べさせることが大切です。

しょうがのアレルギーにも気を付けて!

赤ちゃんの離乳食が始まると、アレルギーのことも気がかりです。

できればアレルギーは避けていきたいですよね。

しょうがはアレルギーの心配はあるのでしょうか。

消費者庁が発表したアレルギーに関する情報によると、しょうがはアレルギーが出にくい食材といえるでしょう。

アレルギーが出やすいとする、27品目の特定原材料にもしょうがは含まれていません。

(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より)

重篤なアレルギーを起こしたという症例が少ないというだけで、しょうがも食品である以上絶対にアレルギーが出ないとは言い切れません。

「しょうがでもアレルギーが出るかもしれない」ということを知っておくことが大切です。

しょうがを食べた時に、

  • 口の周りが赤くなる
  • 口の中や喉が腫れている
  • じんましんが出る
  • 鼻水や咳
  • おう吐
  • 下痢

これらの症状が出たら、アレルギーの可能性があります。

早めにかかりつけの小児科に相談するといいでしょう。

取り分けメニューはどうしたらいい?

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生姜焼きやスープなど、赤ちゃん用に取り分けようと思っているメニューにしょうがを使うことも多いと思います。

取り分けメニューは離乳食をわざわざ作る手間も省けますし、赤ちゃんと大人が同じメニューを食べるという楽しみもあります。

赤ちゃんが食べやすいように取り分けるには、どのような対応をすればいいのでしょう。

  • 豚の生姜焼きなど・・・しょうがを加える前に取り出し、お湯で薄めたタレを少量かける。
  • スープなど・・・しょうがの量を減らして調理して取り分け、足りない分は後入れにする。
  • 煮魚など・・・味付けをする前に赤ちゃんの分を取り出し、お湯で薄めた煮汁を少量かける。

1歳を過ぎたころから少しずつ味のついたものも食べられるようになりますが、幼児食を食べる3歳頃までは薄味が基本です。

大人からの取り分けメニューでも、お湯で薄めるなど配慮が必要です。

刺激の強いしょうがは離乳食には不向き!

大人でも好き嫌いが分かれるしょうがですから、赤ちゃんにとっては強い刺激となります。

薄味で刺激の少ないものを食べさせることが基本の離乳食には、ショウガは不向きといえるでしょう。

離乳食期にしょうがを取り入れるなら、1歳を過ぎた離乳食完了期から与えるようにしましょう。

・赤ちゃんが嫌がったら与えない

・少量が基本

・アレルギーにも注意しよう

これらのことに気を付けながら、しょうがを少しずつ取り入れてみてくださいね。

小学生になった我が家の娘は、薬味としてやガリなどは食べませんが、香りは好きなようで加熱してあるものは3歳頃から問題なく食べています。

好き嫌いは個人差が大きいので、お子さんの様子を見ながら取り入れることが大切です。