授乳中にホルモンを食べても大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と注意点やレシピ

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授乳中に口にするものは何かと慎重になりますよね。

母乳への影響を気にして、色々と食事制限している人を多く見かけます。

甘いものや揚げ物など、大好きなものをずっと我慢してストレスを溜めてはいませんか?

ストレス発散には焼肉!という人も多いはず。

中でも今回は、脂を多く含み避けられがちな「ホルモン」について、まとめてみました。

記事のポイントは3つです。

  • 授乳中にホルモンを食べても大丈夫?
  • 授乳中にホルモンをおいしく食べるための注意点
  • ホルモンを使ったおすすめレシピ

それでは解説していきます。参考にしてみてください。

授乳中にホルモンを食べても大丈夫?

授乳中でもホルモンを食べて大丈夫です!

その理由は、母体の栄養状態が大きく変化するほどの偏食をしなければ、お母さんが何を食べたとしても、母乳はある程度一定の成分を保って作られるようになっているからです。

もっと詳しく説明するために、まずは「母乳のメカニズム」についてお話しましょう。

お母さんの食べたものは栄養素ごとに細かく分解され、肝臓やリンパ管などそれぞれの適した経路を通って代謝されます。

代謝された新しい栄養素は、一旦母体の細胞に吸収されます。

そして、もともと細胞内に蓄えられていた栄養素が血中に放出されて全身をめぐります。

母乳は、この全身をめぐる血液中の栄養素から作られるのです。

また、母乳が作られる乳腺は、消化された食物が通る肝臓への血管やリンパ管と直接つながっているわけではありません。

そのため、食べたものの成分がそのまま母乳中に出てくることはないのです。

揚げ物やクリームなどは乳腺炎の原因になると言われることもありますが、母体が脂肪分を摂取しても、飽和脂肪酸か不飽和脂肪酸かという組成に影響を与えるものの、母乳中の脂肪は増えません。

さらに言うと、成乳の脂肪直径は2.0μmで癒合する性質がありません。

乳管の太さが2,000μm(2㎜)で細径でも毛細血管以上の太さであることから、物理的にも乳管に脂肪が詰まることは考えにくいのです。

難しくなってしまいましたが、お母さんの食べたものが直接的に赤ちゃんの栄養(母乳)とはならないので、あまり気にしなくても大丈夫ということですね。

授乳中に安心しておいしくホルモンを食べるための3つの注意点

UNICEF/WHOの『母乳育児支援ガイド』には、

「母親が種々の食品を十分に食べていれば、必要なたんぱく質、ビタミン、ミネラルがとれます。母親は母乳育児をしている時も、特別な食べ物を食べたり、特定の食べ物を避ける必要はありません」

と記されています。

神経質になり過ぎず、お母さんがおいしいと感じながら食ベることが大切だということです。

そこで、より安全によりおいしく食べるためのポイントを3つ紹介します。

1.食べ過ぎに注意

18歳~49歳の女性で、仕事や家事、軽いスポーツをする程度の活動量のひとが授乳中に1日に必要なエネルギー量は2450~2500㎉です。

このうち、たんぱく質は50g/日、脂質は54~83g/日が摂取の目安となっています。

ホルモンをはじめとした肉類の成分を見てみましょう。

エネルギー(㎉) たんぱく質(g) 脂質(g) 重量100g
うし小腸 生 287 9.9 26.1
うし大腸 生 162 9.3 13.0
ぶた小腸 ゆで 171 14.0 11.9
ぶた大腸 ゆで 179 11.7 13.8
うし(和牛)ばら【カルビ】 517 11.0 50.0
ぶた(中型)ばら【カルビ】 434 13.4 40.1
うし肩ロース 411 13.8 37.4
豚(中型)ロース 291 18.3 22.6

文部科学省 日本食品標準成分表 より抜粋

焼肉に行ったらホルモンだけでなく、他の肉やご飯、サイドメニューなども食べますよね。

焼肉1食分は1日の摂取目安量の多くを占めることになります。

外食時、一皿ごとにカロリーをカウントする必要はありませんが、目安を知っておくことは食べ過ぎ予防には効果的です。

野菜を一緒に食べたり、次の食事で量を調整したりして、工夫すると良いでしょう。

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2.よく火を通す

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加熱不十分の食品は、食中毒の危険性があります。

食中毒の原因菌がそのまま母乳を介して赤ちゃんに移行することはありませんが、食中毒による下痢・嘔吐で母乳の出が悪くなる可能性があります。

また、お母さんが吐き気や腹痛になってしまうと、赤ちゃんのお世話が困難になってしまいます。

そうならないために、十分な加熱や、調理器具の使い分けなどで食中毒を防ぎましょう。

3.他の食材でバランスよく

焼肉のような肉が中心のメニューの場合、脂質やたんぱく質が増えてどうしてもバランスが悪くなってしまいます。

焼肉の時は野菜も一緒に食べるように気をつけたり、自宅でホルモンを調理するときには野菜と一緒に食べられる鍋にするなど工夫すると良いでしょう。

関連記事⇒妊婦はキムチを食べても大丈夫?妊娠中のキムチ5つの栄養素や効果と胎児への影響

ホルモンを使ったレシピ

出産後は煙の多い焼肉店に行きづらいこともあるかと思います。

そんな時におすすめなのが、自宅で楽しめるホルモンメニューです!

もつ鍋

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丁寧に取っただしで野菜の旨みアップ!

野菜が山盛りでホルモンが苦手な人も一緒においしく食べられます。

ホルモンうどん

冷蔵庫の残り野菜でもOK!

これ一品でも食べ応えバッチリです。

お店に行かなくても十分ホルモンをおいしく食べられます!ぜひ試してみてください。

まとめ

母乳は、食事から得られる栄養分を一旦母体が吸収してから生成することで、ある程度一定の成分を保つような仕組みになっています。

そのため、母体の栄養状態が変化するほどの偏食をしなければ、母乳の質は赤ちゃんに影響を与えることはありません。

お母さんが食事で脂肪分を摂っても、脂肪酸の組成に影響するだけで、母乳中の脂肪は増えず、母乳中の脂肪の大きさ、乳管の太さからも物理的に脂肪が詰まることもないのです。

授乳中にホルモンを食べても、母乳が詰まるなんてことはありませんから安心してくださいね。

授乳中でもおいしくホルモンを食べるためには、食べ過ぎないことと、調理の際によく加熱すること、他の食材もたくさん取り入れてバランスよくすることが大切です。

我慢ばかりせず、おいしものを楽しく食べて育児のためのエネルギーを補給しましょう!