妊活にほうれん草が良いってホント?子作り中のほうれん草の栄養素と注意点

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栄養満点で、和洋様々な調理方法で食べる事ができる「ほうれん草」。

茹でたりソテーにしたり、緑黄色野菜としても有名で、皆さんも馴染みのあるお野菜のひとつですよね。

実はこのほうれん草ですが、妊活や妊娠中の方にとっても良い栄養素が含まれている事をご存知でしょうか?

妊活に良いという事を知っておくと毎日の食事メニューの参考にもなりますよ♪

今回の記事では、意外と知られていないほうれん草の栄養や、妊活におけるメリットなどを中心に情報をまとめてみました。

記事のポイントは3点です。

ほうれん草が妊活に良い理由って?

栄養素を効率よく摂取できる食べ方は?

妊活中にほうれん草を食べる上での豆知識

赤ちゃんを迎えやすい体を作る為に、ほうれん草の妊活パワーを借りちゃいましょう♪

それでは早速、ほうれん草に含まれる栄養素の説明からしていきますね。

栄養たっぷり!ほうれん草の歴史と含まれる栄養素

ほうれん草は海外から来た野菜の一つです。

原産地はアジアやカスピ海周辺とされており、日本に来たのは江戸時代。

日本で食べられるようになったのは、意外とそう昔の事でもないんですね。

ほうれん草には西洋種と東洋種の二種類があり、現在スーパーなどでよく見かけるのが葉の厚い西洋種の物です。

東洋種のほうれん草は、西洋種に比べて葉に切り込みがありギザギザしています。

西洋種は手に入りやすいですがアクが強く、炒め物などでの利用がおすすめです。

逆に東洋種は、アクが少なく甘いので、お浸しなど和風の味付けが良く合います。

西洋種と東洋種を交配させた交配種のほうれんそうも出回っており、こちらは炒め物としても和風の食材としても合わせやすく、使いやすい物となっています。

茹でてからしっかり水を切り、切って小分けにすると冷凍保存も可能ですよ♪

1週間を目安に使い切って下さいね。

ほうれん草は苦い?その原因はシュウ酸にあった!

ほうれん草が苦手な方で、「えぐみや苦さがちょっと…」という方は珍しくありません。

この苦みの原因となっているのが、アクのもとにもなっているシュウ酸。

なんとかほうれん草の苦みをとって、美味しく食べる方法はないのでしょうか?

実はこの苦みですが、水溶性であるシュウ酸の性質を利用すれば意外と簡単に抑える事ができます。

たっぷりのお湯で数分ゆで、引き揚げたら一気にお水で冷やす。

たったこれだけの過程で、シュウ酸が水に溶けだして、ほうれん草の苦みがある程度和らぎます。

炒める際なども、生のまま炒めずに一度こんな風に煮込んでから使う事をおすすめします。

ただし、長時間煮込んだりずっと水にさらしたままにしてしまうと、ビタミンCなどの水溶性の栄養素が溶け出てしまいますので、サッとゆでるという手順を忘れずにいてくださいね。

サラダなどで生でほうれん草を食べる際も、お水に浸すか流水で10分程あく抜きをしましょう。

ほうれん草に含まれる栄養素の中で、妊活に良い物はこれだ!

ほうれん草は栄養豊富と言いますが、どれくらいのビタミンやミネラルが含まれるのでしょうか?

ここでほうれん草の中でも特に妊活に効果的で、注目したい栄養成分について見てみましょう。

ほうれん草1束(270g)あたりの栄養素

葉酸 567μg
ビタミンB1 0.3mg
ビタミンB2 0.54㎎
ビタミンB6 0.38㎎
ビタミンC 94.5㎎
5.4㎎
亜鉛 1.89mg
カルシウム 132.3㎎

ほうれん草には、このように妊活に役立つビタミンやミネラルが豊富に含まれています!

それでは、上から順を追って説明していきたいと思います。

妊活中だけでなく、妊娠初期は必ず必要になる「葉酸」

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葉酸は水溶性のビタミンB群のひとつ。普段は意識して摂取する事もあまりありませんが、妊娠をする上で赤ちゃんの成長にとって大切な役割を持つ重要な栄養素です。

葉酸は主に赤ちゃんの細胞分裂を行う上で必要なビタミンで、特に細胞分裂が盛んな妊娠4週~12週にかけてはサプリメントなども利用し440μgを目安に摂取する事が望ましいとされています。

葉酸をしっかりと妊娠初期に摂取しておくことで、赤ちゃんの神経閉鎖障害(二分脊椎症など)を防ぐ効果があるのです。

赤ちゃんの脳や脊椎をお母さんの体の中で正常に作る為、妊娠初期に欠かせない葉酸ですが、妊娠を意識している妊活中からも毎日400μgを目安に摂取しておくと安心ですよ。

ほうれん草は一束で一日に必要な葉酸を効率良く摂れる野菜の一つと言っても過言はないでしょう。

ストレスを和らげ、血行や血液の質を良くするビタミンB群

ビタミンB群は、ストレスや疲れを感じた際に使われる神経伝達物質の手助けをしてくれます。

この神経伝達物質の働きが弱まってしまうと、精神のバランスが崩れ、イライラや不安な感情が強くなる原因に。

先程挙げた葉酸も、実はビタミンB群のひとつであるのです。

精神が不安定になってしまうと、排卵に関しても遅れが出たり上手くいかなかったり…という事も考えられます。

ビタミンB群はそのような状況を未然に防いでくれる効果があります。

また、ビタミンB6はアミノ酸の代謝を正常にする効果があり、妊娠後のつわりの軽減にも効果を発揮します。

ビタミンB群は、妊活中から積極的に摂取していきたいですね。

血流を良くするために摂取したい鉄分

鉄は体の様々な部分に分布していて、体内の鉄分のおよそ70%程が赤血球に含まれるものになります。

女性は月経で血液が排出されてしまう為、鉄分不足になりがち。

鉄分が欠乏してしまうと、冷え性や肩こりなどの原因にもなり、妊活にも良くありません。

妊娠前であれば一日約2mg必要とされている鉄ですが、胎盤の成長や赤ちゃんへの栄養供給の面で、妊娠後に必要な鉄は二倍の4mgとなります。

貧血気味の方は、毎日の生活で鉄分を摂取するように心掛けて、妊娠に備える事がベストですね!

妊活中の女性だけではなく、男性にもおすすめの亜鉛

亜鉛は粘膜を作り出すうえで必要な栄養素のひとつ。

亜鉛をしっかりと摂取する事で、子宮内の環境や女性ホルモンのバランスが整うと言われています。

亜鉛が著しく不足してしまうと、女性ホルモンの働きが低下し、卵子が上手く育たないという可能性も出てきます。

妊娠後も赤ちゃんの細胞分裂でも活躍してくれる栄養素で、この時に亜鉛欠乏症になってしまうと、低体重低身長などの原因にもなる可能性があります。

また、亜鉛には妊活中の女性だけではなく、男性にとっても嬉しい効果があります。

亜鉛を摂ると、男性ホルモンの増加や精子の運動量の向上などの効果が見込めるので、パートナーと食事を一緒に摂る際に取り入れてみるとよいですね。

カルシウムの不足はイライラの元!

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赤ちゃんの骨や歯を作るのに欠かせないカルシウム。

妊娠前でも、1日最低限650㎎は摂取しておくべきと言われていますが、意識しないと不足しがちな栄養素でもあります。

また、カルシウム不足はイライラの原因にもなり、自律神経の乱れを引き起こす可能性もあります。

ほうれん草に含まれるカルシウムは吸収率が20%前後と少なめですが、クエン酸、ビタミンD、マグネシウムなどと一緒に摂取すると吸収率が促進されますよ!

栄養たっぷりのほうれん草を使って、妊活中の食卓を豪華にしましょう!

いかがでしたか?

ほうれん草には葉酸を筆頭に、妊活中や妊娠後も役立つ様々な栄養がたっぷりと含まれている事が分かりましたね。

茹でたり炒める事でかさが減り、調理しやすくなる点も魅力的です。

一度に大量に茹でてから冷凍や冷蔵で保存すると、加工もしやすく時短にもなりますよ♪

シンプルなおひたしやちりめんじゃこなどと混ぜて和え物にしたり、ソーセージやベーコン、たまごなどと組み合わせて、妊活中の食卓に取り入れてみてくださいね。