妊娠初期は出血しやすい?原因や影響や流産リスクと5つの対策

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妊娠中に出血した経験のある人はたくさんいます。

妊娠してから出血があると、とても心配になりますよね。

出血の中には、問題のないものもあるのですが、それでも不安になってしまいます。

妊娠初期は特に、出血が起こりやすいと言われています。

「急に出血が始まったけど、これって流産!?」

「少ししか出血していないけど、医師に相談すべき?」

「何か病気なのかな…」

出血をともなうといろいろと必要のないことまで考えてしまいがちです。

いざ出血したときにパニックにならず、落ち着いて正しい対処がとれるように、妊娠初期の出血の原因について知っておきましょう。

  • 出血から考えられる7つの原因
  • 出血したときの5つの対処法

これから妊娠生活が始まる人や妊活中の人の不安が、少しでも解消するとよいです♪

妊娠初期の出血の原因

妊娠の出血の理由には、いろいろあります。

まず、妊娠すると、子宮粘膜が充血し出血しやすくなるので、妊娠初期は特に出血しやすくなります。

そのため、妊娠初期の出血には、問題のない出血の場合もあるのです。

もちろん、危険のサインである出血もあります。

どのような原因で出血しているのでしょうか?

絨毛膜下血種(じゅうもうまくかけっしゅ)

5週から20週に起こりやすい出血で、切迫流産の症状の1つです。

出血があり医師に相談すると「切迫流産です」と診断される人も多く、一瞬、驚きが隠せません。

しかし、妊娠が順調な経過であれば問題ない場合が多くあります。

ただし、出血があった場合には産院に連絡して指示を受けましょう。

月経様出血

これは、妊娠4週頃のちょうど月経に当たる時期に出血が起きます。

「妊娠しているのになぜ?」と思いますが、

妊娠していても、ホルモンの作用により月経と同じように働いてしまい出血が起きる場合があります。

出血量は少な目で、2,3日で治るものが多いので、様子を見てみましょう。

しかし、出血量が多い場合や、出血が長く続いてると感じたら、その旨も医師に伝えるようにしてください。

子宮膣部(しきゅうちつぶ)びらん

妊娠4週から15週くらいに起こり、子宮の入口がただれている状態で出血が起こります。

妊娠していなくても起こる不正出血のひとつで、あまり心配のないものですが、念のため産院に連絡をするようにしましょう。

子宮頸管ポリープ

良性のポリープが原因です。

痛みもほとんどないのですが、妊娠中に切除する場合があります。

というのも、ポリープが流産や早産の原因になることもあり、

感染症を発症する場合もあるので、場所や大きさによっては切除したほうがよいという判断もあります。

子宮外妊娠

妊娠4週から11週くらいに起こる出血で、子宮の中以外で着床したのが原因です。

赤ちゃんは育つことができず、残念ながらあきらめなければなりません。

また卵管が破裂してしまうとママの命も危険な状態となるので、着床部分の除去が余儀なくされます。

子宮外妊娠をしたとしても、次回、妊娠する可能性は大いにあります。

初期流産

妊娠初期には、赤ちゃんの心拍や成長がとまっている自然流産というのがあります。

胎児の染色体の異常が原因のものが多く、発見する方法や防ぐ方法がありません。

この場合も出血を伴う場合があります。

胞状奇胎(ほうじょうきたい)

胎盤のもととなる絨毛細胞が水膨れ状態なり、水泡状の粒が子宮内に広がり、赤ちゃんを吸収してしまう病気の一種です。

原因は受精卵にあるので、赤ちゃんの発育は望めません。

出血が考えられる7つの原因を挙げてみました。

この中で、子宮頸管ポリープ、子宮外妊娠、切迫流産、初期流産、胞状奇胎は、赤ちゃんの命とお母さんの命に関わる、危険性の高いものです。

しかし、どの出血が、危険性がなく安全なのか、自己判断することはとても難しいのです。

出血をしている際には自分で判断せずに、どの場合でも必ず医師に相談するようにしましょう。

妊娠中に出血があった場合の対策

出血があったらすぐに産院に連絡をする

まず、妊娠中に出血があった場合には、危険なものなのか安全なものなのか判断せずに、早めに産院やかかりつけ医に相談の連絡をするようにしましょう。

「診察するので来てください。」と言われる場合がほとんどなのですが、

連絡の際には、妊娠週数やお腹の張り具合、出血の量や色を説明しておくと、医師の判断材料となるので良いのでメモを取っておくことも大切です。

連絡の前には、母子手帳を手に持っておくとよいですね。

出血が多い場合や体調が悪い時には安静にする

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出血があった場合で、自宅待機となった場合、出血が多い、体調が悪い、お腹が張るなどの場合は、必ず安静に過ごすようにしましょう。

無理は禁物ですが、我慢も禁物です。

少しでも体調が変化したり、心配になったときには、産院に相談の電話をいれてみてくださいね!

出血の色で判断できる場合もある

自己判断は基本的にはしないほうがよいのですが、出血の色により、どのような原因があるのかの判断材料にはなります。

〇鮮血…要注意です。子宮内でのトラブルや流産、子宮外妊娠のケースもあるので早急に対応する。

〇血の塊…流産が起こった場合、胎のうや胎盤が出てくる場合もある。

〇ピンク…緊急性の低いケースも多いのですが、産院への連絡をすること。

〇茶色…茶色の出血や、時間がたってからの出血のため、絨毛膜下血種のケースが多い。

あくまでの素人の判断となるので、どちらにしてもこのような血の色の出血をしていると、医師に連絡をいれると間違いありませんね。

腹痛をともなっているときは、早急に対処する

出血とともに、お腹の張りや腹痛がともなっているときは、早めに医師に相談しましょう。

チクチクした痛みや、下腹部をぎゅっとしめつけられた痛みなど痛みにも種類がありますが、どちらにしても連絡して対処法を教えてもらいましょう。

外出時にはナプキンを持ち歩く

「妊娠中だから出血はしない」という考えは、とりあえず捨てて置いてください。

妊娠していても出血する可能性はあります。

念のため、外出時には、ナプキンを持ち歩くようにしてくださいね。

合わせて、緊急の連絡に備えて、保険証や母子手帳も一緒に持ち歩くようにしましょう。

まとめ

妊娠初期の出血の7つの原因と5つの対策についてご紹介してきました。

どのような出血にしても、まずは産院への相談が大切ですね。

しっかりと状況や状態を伝えるために準備しておくこと、そして自己判断をしないことなど、事前に把握しておくことで、妊娠初期の出血に対応できるようになります。

頭の隅にいれておいてくださいね♪