妊婦はわさびを食べちゃダメ?妊娠中のワサビ3つの注意点や影響と栄養素

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お寿司やお刺身にはかかせない「わさび」。

妊娠前は何気なく食べていたけれど、刺激物だし妊娠中は食べても大丈夫?

もしかして食べない方が良いの?!と心配になっている妊婦さんも多いかもしれませんね。

  • 妊娠中にわさびは食べてもいい?
  • どうして妊娠中に刺激物を食べてはいけないと言われるの?
  • わさびってどんな栄養がある?

今回はわさびに的を絞ってまとめています。

辛い物が好きな妊婦さん、食べる事を我慢できない妊婦さんは是非参考にしてください♪

妊婦はわさびを食べても大丈夫?

お寿司やお刺身だけでなく、お肉にもわさびをつけて食べる事を好む方も多いです。

わさびを別の容器で用意しているお寿司屋さんもありますね。

また、たこわさびやわさび漬けやわさび菜が好きな妊婦さんも少なくないでしょう。

あの独特のツーンと鼻に抜ける香りはたまりませんよね♪

しかし、妊娠中に辛い物を食べるのは良いのでしょうか?

・刺激物が妊婦に与える影響とは?

実際、妊婦が刺激物と呼ばれる辛い味付けの物や、香辛料などを食べる事は特に問題ないです。

少しわさびを食べただけでお腹の赤ちゃんに影響があるという事はほとんどありません。

・適度な量であれば問題ない

「栄養バランスのとれた食事をしっかりとる事」、「甘い物や塩分の高い物は控える」

「刺激物は避けて」などと、妊娠中は周りから食事面のアドバイスをもらう事が増えて来ると思います。

しかし、妊娠中はただでさえストレスが溜まりがちなのに、自分の好きな物が全く食べられないとなるとどうしてもイライラしてしまう事が増えてしまいますね。

食事面はもちろん、三食栄養バランスの取れた食事を心がける事はとても大切です。

だからと言って、甘い物や辛いものを全く食べてはいけないのかというとそうでもありません。

どれも適度な量であれば問題はないのです。

少量食べた程度で胎児に影響がある事はほとんどありません。

神経質になりすぎないように、ある程度は食べたい物を食べても大丈夫です。

ただし、たこわさびに関しては生のタコを使用している為、妊娠中は控えましょう。

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・ホルモンバランスの影響で辛い物が食べたくなる事も

妊娠前までは、辛い物を食べたい!と思った事がなかったのに、妊娠してから食べたいと思う事が増えたというケースも少なくはありません。

つわり中、「わさび漬けしか受け付けない」なんてこともあり得ます。

これは妊娠する事によるホルモンバランスの変化が原因。

プロゲステロンという黄体ホルモンや、hCGという妊婦に特有のホルモンが産生される影響で味覚の変化の他にも、気分の浮き沈みが激しくなったり、食欲が旺盛になったりする事もあるのです。

妊娠中に刺激物を食べてはいけないと言われる理由は?

食べても問題はないのに、どうして妊婦に刺激物は良くない!と言われることが多いのでしょうか?

刺激物は胎児には影響はほとんどありませんが、まれに母体に影響を及ぼしてしまう事があるのです。

・下痢や腹痛の原因になる事も

辛い物を食べるとお腹を下してしまう方も中にはいらっしゃいます。

そんな方は辛い物を食べる時には要注意です。

また、妊娠中に働くプロゲステロンは胃腸の働きを弱めてしまうので、胃腸が弱っている時に辛い物を食べてしまうと胃痛や胃もたれの原因に。

妊娠前よりも胃腸の働きが悪くなっていると言う事を考えて、少し食べる量を控えながら様子を見ると良いでしょう。

・食欲の増進に繋がるから

食べ物にわさびを付けるのは、そのまま食べるよりもわさびを付けて食べた方が美味しいから。

しかし、わさびを付けて食べる事で、食欲の増進に繋がってしまう事もあります。

ついついご飯をおかわりしてしまった。ついつい食べ過ぎてしまった・・・。

何てことも。

その「ついつい」であとから後悔する羽目になるかもしれません。

妊娠中の体重コントロールは、だいたいの妊婦さんが苦戦する大きな壁になります。

厚生労働省が発表している、適正な出生体重のための目安は、

BMI 18.5以下の方の体重増加は9~12kg

BMI 18.5~25の方の体重増加は7~12kg

BMI 25以上の方の体重増加は個別対応

BMIの計算式は、下記の通りとなります。

体重[kg]÷(身長×身長[m])= BMI

自分の妊娠経過を見ながら食事の量も考えていきましょう。

わさびの栄養素は妊娠中の妊婦さんにどう影響する?

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食事の脇役として人気のわさびですが、栄養はあるのでしょうか?

鼻に抜けるツーンとした香りが好きで食べている方がほとんどだと思いますが、実は驚きの栄養があるのです。

・実はわさびは栄養豊富な食材

わさびには食物繊維を始め、数種類のビタミンやカルシウム、妊婦さんに嬉しい葉酸も含まれています。

また、わさびの辛み成分には抗菌・抗カビ作用があり食中毒の予防に繋がるのです。

その他にも、血流改善の効果も。

スルフィニルという成分を含んでおり、強い抗酸化作用があります。

その成分が血流改善作用をもたらすので、妊婦の大敵冷えには嬉しい食材です。

特に葉酸については厚生労働省も注意喚起している通り妊娠中は必ず摂取してください。

葉酸については下記ページで詳しく解説をしています。

葉酸サプリランキング2018~市販vs通販!妊娠中におすすめ葉酸サプリ35選

・本わさびと西洋わさびの違いに注意

わさびにも種類があり、たくさん栄養が含まれているのは本わさびです。

生の本わさびをすりおろして食べるのが一番新鮮なのですが、なかなか難しいですよね。

チューブのわさびには、本わさびの他にも「西洋わさび」という種類があります。

これは山わさびと呼ばれていて、白色をしています。

ローストビーフを食べる時に白いわさびが添えられていることがありますね。

あれが山わさびです。

この山わさびはチューブのほかに粉わさびにも利用されたりと、実は私たちの身の回りで重宝されています。

ただしこの西洋わさびには、コレまでお話をしてきた栄養や効果は期待できません。

よって、わさびを選ぶ時にはできるだけ本わさびを選ぶようにすると良いでしょう。

まとめ

妊娠中だからと言って、わさびなどの香辛料を全く食べてはいけないという訳ではありません。

しかし、多少の制限は必要です。過剰に摂取してしまうと母体への影響が心配です。

ストレスを溜めすぎない程度に、美味しい物を食べながら楽しい妊娠生活を送って下さいね。