赤ちゃんに白湯はいつから飲ませて大丈夫?温度や飲ませ方3つのポイント

スポンサードリンク

離乳食がまだ始まる前の赤ちゃんには、白湯を与えるのが一般的でした。

その為、年配の家族に「白湯はあげないの?」などと聞かれるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

お風呂上りなどの水分が不足しがちなタイミングに、赤ちゃんには白湯を与えていたという世代はずいぶん多い物。

しかし、現在では「白湯は赤ちゃんに必要のないもの」とする説も。

母乳を与えているタイミングで白湯を与えてもいいのか、与えるとしたらどれくらいなのか?

いろいろと心配事が出てきますよね。

実際のところ白湯はあかちゃんにとってどのような効果をもたらすのでしょうか?

そこで、今回は赤ちゃんに与える白湯に関して、メリットやデメリットなどの情報をまとめてみました。

この記事のポイントは3点です。

  • 赤ちゃんに白湯は必要なのか?不要なのか?
  • 赤ちゃんに白湯を飲ませる時期やタイミングについて
  • 白湯の作り方や与え方、注意点など

今回の記事が、赤ちゃんに白湯を与えるべきなの?と悩んでいるお母さんの助けになりますと幸いです!

早速、白湯とはどんなものなのか、どのように作るのか、という簡単な点から解説していきたいと思います。

そもそも白湯って、どんなもの?

白湯というのは、一度沸騰させたお湯を飲めるくらいの温度に冷ましたものを言います。

白湯はただ沸かしただけのお湯の事を指しており、薬や食べ物を溶かす事はありません。

お湯を冷ましたものなので、湯冷ましとも呼ばれています。

大人であれば、薬や漢方を飲む際に使うというイメージですよね。

一度沸騰する事で、水道水であればカルキ臭が減り飲みやすくなる他、体を温めたりデトックスの効果があるとされていて、健康のため朝の日課に飲む方もいらっしゃいます。

赤ちゃんに白湯を飲ませる事が広まった理由は?

赤ちゃんに白湯がよいとされる理由は、主に

  • 冷たい水よりも体にやさしい、お腹を冷やさない
  • 汗をかきやすい赤ちゃんの水分補給に適している
  • 沸する事でカルキなどが飛び、より安心に飲むことができる
  • 水分を摂取する事で、便秘の解消に繋がる
  • 離乳食の切り替え時、母乳以外の味に慣らせる練習として使える

といった事が挙げられます。

ですが、白湯を飲ませる習慣が広まったのは、粉ミルクの登場が関係しているのです。

昔の粉ミルクは、今とは違い栄養分が過剰に配合されていました。

そのまま飲んでしまうと栄養過多になってしまうため、それを薄めるという役割で湯冷ましを飲ませるという指導が産院からあったのです。

この事からも、基本的に母乳育児であれば白湯はそこまで必要な物ではありませんね。

また、粉ミルクも現在では改良され、殆どが母乳に近い成分で作られています。

そのため、昔のように白湯を飲ませて過剰な栄養を薄めるという必要はなくなりました。

果汁なども同じように、昔は与えるものとして挙げられていましたが、現在では必ずしも必要ではないとされています。

時代に合わせて赤ちゃんの栄養事情も、どんどん変わっているんですね!

じゃあ白湯っていらないのかな?どんな場面で飲ませるの?

白湯が一切必要ないかと言われれば、そういう訳でもありません。

基本的に母乳や粉ミルクでも赤ちゃんが健康的であれば問題はありませんが、水分不足の予兆が出ているようなら白湯を与える事で改善される事もあります。

例えば、うんちがコロコロしている、おしっこの量が少ない、母乳の出が明らかに少ないなど、そういった場合は白湯の力を借りてみると症状が改善されるかもしれません!

新生児に白湯を飲ませるのは、生後二ヶ月頃から♪

スポンサードリンク


赤ちゃんに水分補給として白湯を飲ませるならば、生後二ヶ月頃からがベストです。

最初はスプーン一杯を目安に与えてみましょう。

嫌がったり、吐き出してしまう場合には、無理やり飲ませる必要はありません。

そもそも、白湯を飲まないときは水分が足りているので特に問題はないのです。

好んで飲む場合は、哺乳瓶で20ml、30mlとすこしづつ量を増やしていきます。

6ヶ月以降になり離乳食が始まれば、ストローマグやコップなどに切り替えていきましょう。

赤ちゃんに与える白湯に関する注意点!量やタイミング、温度について

注意点としては、一度に大量に白湯を与えると下痢になってしまう可能性もある為、適量を守って与える事が大切です。

また、白湯に頼り過ぎてしまうと、お腹がいっぱいになって母乳やミルクがお腹に入らなくなってしまい、栄養が不足してしまう事も。

このような事から、白湯はあくまで水分補給のサポートで…という形で利用しましょう。

白湯をあげるタイミングとしては、お風呂上りや汗をかいているような時が良いですね。

まずは先に母乳やミルクをあげてみて、足りないようなら白湯を与えてみましょう。

また、赤ちゃんがやけどしてしまう様な温度で与えないように気を付けてくださいね!

白湯は大体50度前後に冷ますとされていますが、赤ちゃんにとってはすこし熱めの温度ですのでもう少し冷ましてあげましょう。

与える前には哺乳瓶の口に触れないよう、手の甲に数滴白湯を落として温度を確認してみましょう。

人肌程度なので、ちょっとぬるいかな?という位がベストです。

白湯をいちいち作るのは面倒…そんな場合は、ウォーターサーバーの利用がおすすめ

白湯の作り方としては、

  • やかんに水を入れ10分~15分程煮沸し、人肌に冷ます
  • マグにお水を入れ電子レンジで加熱し、人肌に冷ます
  • 清潔にした電気ケトルでお水を沸かす

一度沸かした白湯を、保温ポットなどに入れて保管しておくと、一日のうちになんども使う事ができます。

沸かした白湯は一日限りで使い切るようにしましょう。

ですが、これが毎日となるとガス代や電気代も馬鹿になりませんよね…

多少なりとも時間がかかってしまう事もネックです。

簡単に白湯を作りたい場合は、ウォーターサーバーの導入を検討してみても良いでしょう。

冷水と熱湯がすぐに出るため、白湯だけではなく、粉ミルクや離乳食を作る場面でも役立ちます。

使用するお水は、硬度が高い物だと赤ちゃんの体の負担になりかねませんので、赤ちゃんでも飲める軟水のお水を選んでくださいね。

子供のいる家庭向けにお得なやキャンペーンなどを行っているところもありますので、ぜひチェックしてみてください♪

白湯は無理に与えなくても大丈夫!もし気にいるようなら、量をまもってあげましょう

いかがでしたか?

白湯は昔と違って、赤ちゃんにはあげるべき!

というものではなくなりました。

既に産院でも、母乳やミルクをしっかり飲んでいるようなら白湯は必要ないとも言われるようになってきています。

ですので、赤ちゃんが白湯を飲まない…と悩んだりする事も不要です!

もちろん、白湯をあげてはいけないという事でもありません。

赤ちゃんが白湯を気に入ったり、白湯を飲むことで体の調子が良くなったという事であれば、注意するべき点をまもって与えていくと良いでしょう。

白湯を飲ませる場合は、必ず母乳やミルクを優先的に与え、あくまでも水分補給の手助けとして利用してくださいね♪