妊娠初期に仰向けで寝るのはNG?妊娠中の寝方と違和感や痛みがある時の対処法

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寝る姿勢には色々あります。横向き、うつ伏せ、仰向け……。

あなたはどの寝方が一番安眠できるでしょうか?

私は、仰向けか横向きで、寝やすいのは断然仰向けなのですが、仰向けで寝ることは、実は妊娠時に危険視されています。

しかしそれはお腹が大きくなってきてからの話で、妊娠初期は仰向けに寝ても問題はありません。

「え!?妊婦って寝方も良し悪しがあるの?」

と、驚かれた方、私と一緒です。

寝方まで推奨されるものがあるなんて、まったく知りませんでした。

まさか、眠る姿勢まで変えなければならない日が来るとは……妊娠した女性の身体って驚くことばかりですよね。

妊娠前には寝方について考えさえしていなかった私ですが、出産までは横向きで寝るように努めました。

では、なぜ仰向けに寝るのがよくないとされているのでしょうか?

妊娠初期にはどんな寝方がよいのか気になりますよね。

この記事では、仰向けに寝ることに対する疑問や睡眠にオススメのアイテムなどをご紹介します。

ポイントは5つです。

  • 妊娠初期は寝る姿勢を気にしなくても大丈夫
  • 仰向け寝が危険なのは、妊娠中期以降
  • 妊娠初期は寝返りをしても平気?
  • 寝る姿勢を変えるためにオススメのアイテム
  • 仰向けに寝て、お腹に違和感を覚えたら……。

以上のポイントを知っておくと、妊娠初期の睡眠に対する不安が和らぐはずです。

ぜひ参考にしてくださいね。

妊娠初期は寝る姿勢を気にしなくても大丈夫!

「うつ伏せで寝てしまったけど…赤ちゃんは大丈夫?!」

赤ちゃんはお腹の中で、いろいろなものに守られています。

子宮の壁は厚くつくられていますし、その中には羊水がたっぷりと入っています。

羊水の中でぷかぷかと浮いているような状態の赤ちゃんは、たとえママがテーブルにお腹をぶつけてしまっても、

ちょっとの衝撃なら問題のない、二層のクッションで守られているのです。

初期の段階では子宮の大きさも握りこぶしひとつ分と小さく、赤ちゃんが臓器に圧迫される心配もありません。

そのため、うつ伏せや仰向け、横向きなど、どんな寝姿でも赤ちゃんが辛い思いをすることはないと言えます。

一番リラックスできるお好きな寝方で眠っても大丈夫、心配はいりませんよ。

しかし、そうは言われても、うつ伏せや仰向けは赤ちゃんにとって良くないかもと不安になるかたもいらっしゃるでしょう。

心配で眠れなくなってしまっては本末転倒。

妊婦には良質な睡眠は必要不可欠です。

少しでも不安に感じる寝方はやめることにして、安心な姿勢で眠るようにしてくださいね。

仰向け寝が危険なのは、妊娠中期以降

仰向け寝が危険だと言われているのは、妊娠中期以降(妊娠5ヶ月~)です。

なぜ危険なのかというと、『大きくなった子宮が心臓へ戻る大きな静脈を圧迫するとこで急激な低血圧を引き起こす』から。

妊娠初期はどの寝方をしても問題はないとされていますが、中期以降のことを考えて、できれば初期の段階で、うつ伏せや仰向け以外の寝姿勢に変更したいところ。

無理にとは言いませんが、妊娠したら『左半身を下にした横向き』で寝ることを習慣にしておくと、中期以降も安心です。

※右半身だと血液の循環が悪くなるので、必ず左を下にするようにしましょう。

おすすめの寝方に関しては、過去記事『妊娠後期の寝方はシムス以外はダメ?臨月の寝方7つの注意点とポイント』をご参考ください。

妊娠初期は寝返りをしても平気?

答えから先にお伝えしますと、『問題ありません』。

赤ちゃんは胎盤と羊水に守られていますので、心配せず、しっかり睡眠をとることだけを心掛けてください。

人は寝ている間に、だいだい20回から30回ぐらい寝返りをするといわれています。

この寝返りは『眠っている時に、無意識にしている行動』なので、気にしたところで、しないようにできるものではありません。

心配性な方は、赤ちゃんが寝返りのたびにぐるぐる回っていないかと考えてしまうかもしれませんが、ママが体勢を変えなくても羊水の中で赤ちゃんは常にといってもいいほど動き回っています。

寝返りが理由で目が回ったりすることはないので、気にせず安心して眠ってくださいね。

寝る姿勢を変えるためにオススメのアイテム

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妊娠中期以降のことを考えて、仰向け・うつ伏せ寝から左側を下にした横向きで寝よう!と思っても、なかなか簡単にはいきません。

長年、その姿勢で寝ているということは、自分が一番リラックスできるからこそ。そんな眠る姿勢を変えるというのは、容易なことではありませんよね。

そこでオススメしたいのが、抱き枕です。

私も初期のころに購入したのですが、仰向け寝→横向き寝になるために大変重宝しました。

むくみなどにも妊娠中は悩まされるので、血流をよくするために抱き枕で足を高くすることもできたり、色々と活用できてお値段以上です。

私が使用したのは授乳クッションにもなるタイプで、出産後も使用できてとても便利アイテムでした。

抱き枕はマタニティサイトなどでよく売られている、三日月のようなデザインができれば理想ですが、お好きなものをだっこして眠るように習慣づけると後々楽になりますので、ぜひ検討してみてくださいね。

仰向けに寝て、お腹に違和感を覚えたら……。

仰向けに寝ていたら、以下のような症状がでる場合があります。

  • 気分が悪くなった。
  • 吐き気がしてきた。
  • お腹が突っ張る感じがする。
  • お腹が痛い・苦しい。

このような症状が起こった場合は、眠る体勢を変えてみましょう。

クッションを抱っこした左側を下にした横向きがおすすめですが、不快な症状が出た場合は自分にとって楽な姿勢をとるのが一番です。

だんだんと症状が改善してくるはずです。

これらの不調は、身体に無理がかかった状態を表しているので、もし頻繁に起こるようでしたら、仰向け寝は極力しないように心がけましょう。

しかし、過度な心配は厳禁です。

眠っているときに仰向けになっていても、身体に負担がかかれば人は自然と体勢を変えます。

これが俗にいう寝返りです。意識しなくても、身体が勝手に必要な寝姿を見つけてくれるので、心配のしすぎはやめましょう。

腹痛や吐き気がいつまでも改善しない場合は、病院へ行くようにしてください。

仰向けに寝ることを心配しすぎはよくないけれど、気にしなさすぎもよくない

ここまで読んでいただけたら、妊娠初期の寝方について、だいぶ理解が深まったはずです。

仰向け寝は初妊娠初期段階ではまったく問題はないですが、妊娠週数が進んでいくにつれてリスクが出てきます。

できれば、そのリスクをなくしたいですよね。

『急いで仰向け寝をやめなくてもいいけれど、妊娠中期までにはしないようになっているのが望ましい』ということを、頭の片隅に入れておいてください。

一度覚えておくと自然と仰向け寝に対して気を使うことができるようになるはずです。

私が実践した抱き枕は他の妊婦さんにも効果的だったみたいなので、寝方に不安がある方は試してみる価値ありかもですよ。

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