妊娠超初期は食欲に変化がある?食欲が増えたり減ったりする理由と4つの対処法

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妊娠超初期と呼ばれる時期に、食欲が旺盛になったり反対に食欲が減退したりすることがあります。

「最近食欲が止まらなくてやばい!」

「なんとなく食欲がない」

という症状が生理予定日前後にあった場合は、もしかしたら妊娠超初期の症状かもしれませんよ!

・妊娠超初期ってなに?
・妊娠超初期に食欲に変化が出るのはなぜ?
・食欲に変化が出ても大丈夫なの?

など、妊娠超初期に食欲の変化があると、ちょっと戸惑ってしまいますよね。

妊娠超初期に食欲に変化が起こるのはおかしいことではなく、

  1. ホルモンバランスの変化
  2. つわりによるもの
  3. 味覚の変化

などが関係しています。

私も妊娠超初期に食欲が増し、生理予定日を超えても生理がなく結果妊娠していたという経緯があります。

妊娠超初期に起こりやすい食欲の変化について詳しく見ていきましょう!

妊娠超初期っていつのこと?

まずは『妊娠超初期』について正しく知るところから始めましょう。

妊娠は一般的に

・初期・・・妊娠2~4ヶ月(4週から15週)
・中期・・・妊娠5~7ヶ月(16週から27週)
・後期・・・妊娠8~10ヶ月(28週から39週)

に分けられています。

妊娠超初期というのは、妊娠がわかる前の段階のことを言います。

妊娠がはっきり確定する前のこと

妊娠超初期は妊娠0週から4週になるまでのことを指すことが多いのですが、正式に医学用語として扱われているわけではありません。

妊娠は、最終月経があった日を0週0日としてカウントします。

実際に排卵や受精が行われる前に妊娠のカウントが始まっているんですね。

排卵は月経からおよそ2週間後に起こります。

このときに受精・着床があって初めて妊娠となるわけです。

週数でいうと、妊娠3週目から4週にかけてが実際にお腹に赤ちゃんがいる『妊娠超初期』といえるのかもしれませんね。

この段階ではまだ妊娠検査薬などで妊娠を知ることはできませんから、妊娠超初期は妊娠がはっきり確定する前の段階となります。

これって妊娠超初期の症状?気になる15の症状

まだ妊娠したとはわからない妊娠超初期の段階でも、体には様々な変化が起こることがあります。

「もしかして妊娠?」

と思わせるようなものから

「気候のせいで体調が悪いのかな?」

と思うような身近なものまで様々。

私は食欲の増進と眠気、だるさなどがありましたが、「あとから考えたらそうだったのかも」といった軽微なものでした。

ここでは妊娠超初期に出やすい15の症状について紹介します。

こんな症状が出た人も!15の症状を紹介

妊娠超初期には、

  1. 微熱
  2. 頭痛
  3. 肌荒れ
  4. 眠気
  5. 下痢
  6. 胸の張り
  7. 微量の出血
  8. おりものの変化
  9. 基礎体温の変化
  10. 匂いに敏感になる
  11. 唾液が増える
  12. 下腹部痛
  13. 胃の不調
  14. 食欲の増進
  15. 食欲の低下

このような症状が出たという人が多いようです。

どれも普段の体調の変化や生理前に現れやすい症状ですよね。

すべての症状が出るわけではありませんし、毎日続くわけでもありません。

これらの症状が出たからといって簡単に「妊娠した!」と判断するのも間違っているといえるでしょう。

妊娠超初期の症状は個人差が大きい

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妊娠超初期に出やすい症状を紹介しましたが、

・どの症状がでるか
・症状の程度はどのくらいか

といったように症状の出方は個人差が大きいことが特徴です。

私のように普段の体調不良のように感じる人もいれば、本格的なつわりのような症状が出る人もいます。

反対にまったく症状が出ない人だっています。

症状に惑わされずに、妊娠したかどうかはきちんと病院で検査してもらうことが大切です。

妊娠超初期に食欲が増す3つの原因

妊娠超初期に食欲が旺盛になることは特別珍しいことではありません。

その理由は、

  1. つわりによるもの
  2. 赤ちゃんに栄養を与えるため
  3. 消化スピードがアップするため

この3つが大きいと考えられています。

食べづわりだと食欲増進につながる

妊娠するとつわりの症状がある人も少なくありません。

つわりにはいくつかの種類があり、

・吐きづわり
・食べづわり
・よだれづわり

などが挙げられます。

『つわり=吐く』というイメージが強いですが、食べづわりのように何かを口にしていないと気持ち悪くなるというケースもあります。

私も食べづわりで、空腹を感じたり口寂しくなったりすると、胃がムカムカすることが多かったです。

この食べづわりのケースだと、妊娠超初期に食欲が旺盛になることが多いようですよ。

赤ちゃんに栄養を与えるために食欲が増す

妊娠超初期の赤ちゃんはまだ胎嚢が確認できる程度で、心拍も確認できないケースも多いです。

はっきりと妊娠しているとはまだ言えない状態ですが、妊娠が継続される場合に備えて食欲が増しているとも考えられます。

妊娠中は赤ちゃんにもしっかり栄養を送り届けなければいけませんよね。

食べる量などは普段通りで問題ないのですが、本能的にたくさん食べなくてはと感じていることが食欲を増進させていると考えられています。

消化スピードがアップするとともに食欲もアップ!

妊娠すると黄体ホルモンが多く分泌され、子宮の収縮を押さえて妊娠を継続させようとする働きをします。

この黄体ホルモンには子宮の収縮を抑えるだけでなく、

・胃腸の働きを抑制する
・消化スピードが下がる

といった働きがあることがわかっています。

しかし、場合によっては自律神経の乱れによって全く逆の現象が起こることも…。

これらの働きにより食欲がアップするといわれています。

妊娠超初期に食欲増進!4つの対処法

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妊娠超初期とはいえ、食べ過ぎれば体重増加につながってしまいます。

妊娠超初期は妊娠が確定したわけではありませんが、妊娠超初期から体重の増加が多いとあとが大変です!

ここでは妊娠超初期に食欲が増したときの対処法を4つ紹介します。

  1. 噛む回数を増やそう!
  2. 野菜を多く食べよう!
  3. おやつは健康的なものを選ぼう!
  4. 食べる時間を決めよう!

しっかり噛んで満腹中枢を刺激!

・普段から咀嚼回数が少ない
・柔らかい食感のものが好き

こういった人は、つい食べ過ぎてしまう恐れがあります。

食べ過ぎを防ぐためには、しっかり噛んで咀嚼回数を増やすことが大きなポイントです。

たくさん噛むことで唾液の分泌量が増え、満腹中枢も刺激されます。

少量でもたくさん食べたような気になりますから、よく噛んで食べましょう。

私が食べ過ぎ防止にやっていたのが、

・食材は大きめに切る
・硬めに調理する
・歯ごたえのある食材を取り入れる

ということです。

これだけで満足感があり、食べ過ぎを防ぐことができましたよ。

野菜を多く摂ってカロリーダウン!

「たくさん食べたいけどカロリーが気になる」

「我慢せずにとにかく食べたい!」

そういう人は、野菜を多く取り入れて食事全体のカロリーを下げてあげることがおすすめです。

カロリーの高いおやつを食べるよりも、カロリーが高くても食事を摂ったほうが栄養もしっかり摂取することができるのでおすすめです。

それでもカロリーが気になるなら、野菜を多く取り入れましょう。

野菜は肉や魚に比べるとカロリーが低く、ビタミンやミネラルもたっぷり!

食事は野菜のおかずをたっぷり摂って、満足感をアップさせましょう。

おやつは低カロリーで健康的なものを!

しっかり食事を摂っているつもりでも、食事と食事の時間が開いてしまうと何かを食べたくなってしまうこともあります。

「何か食べたい!」

「口寂しい!」

と思ったら、低カロリーで健康的なおやつを取り入れましょう。

スナック菓子やチョコレートなどは口寂しさを軽減してくれますが、食べ過ぎると体重増加につながります。

・するめ
・昆布
・蒸しパン
・果物

などがおすすめです。

口寂しいときにはするめや昆布を、しっかり食べたいときには蒸しパンや果物を食べましょう。

私が食べづわりだったときには、梅味のおしゃぶり昆布が大活躍でした。

ゆっくり噛んで食べることができたので、少量でも満足できましたよ。

食べる時間を決めるのがマスト!

食べづわりにつながると、食べる時間を決めるのはなかなか難しいです。

しかし妊娠超初期だとまだ吐き気などを感じることは少ないでしょう。

吐き気などがなければ、おやつなどは食べる時間を決めておくのがおすすめです。

・10時と3時におやつを食べる
・食事から2時間以上あけておやつを食べる
・寝る前には食べない
・吐き気があるときだけ食べる

など、やりやすい方法で食べる時間を決めることで、体重の増加を防ぐことができますよ。

妊娠超初期に食欲が減る3つの原因

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妊娠超初期には食欲が旺盛になるだけでなく、反対に食欲が減少してしまうことも珍しくありません。

妊娠超初期に食欲不振になってしまうのは、

  1. つわりによるもの
  2. ホルモンバランスの影響
  3. 味覚の変化

この3つが大きな原因だと考えられています。

つわりで食欲が減ることがある

前の項目でつわりについて少し触れましたが、食欲がなくなってしまう場合は吐きづわりにつながるケースがあります。

つわりの症状には個人差があるものの、妊婦さんの80%ほどがつわりを経験しているそうです。

妊娠超初期に食欲不振になってしまうことで、本格的なつわりにつながるケースもあります。

ホルモンバランスが崩れると食欲減退

妊娠するとホルモンバランスは大きく変わります。

ホルモンバランスが乱れることで、胃酸が多く分泌されて食欲がなくなってしまうことも。

ホルモンバランスの乱れとともに、自律神経も乱れやすいのが妊娠超初期の特徴です。

まだはっきり妊娠したとはいえないものの、確実に妊娠していれば体の変化があったりストレスを感じやすかったりします。

これが食欲不振につながることもあります。

味覚が変わり偏食ぎみに

妊娠が分かるころには、

・酸っぱいものが食べたくなる
・ご飯が炊ける匂いがダメになった
・ジャンクフードがとにかく食べたい
・果物なら食べられる
・今まで好きだったものが食べられなくなった

など、味覚に大きな変化を感じる人が多いです。

この症状が妊娠超初期にも少しずつ表れているケースがあります。

味やにおいに敏感になり、変色気味になってしまうことから食欲が落ちてしまうことも。

妊娠超初期の食欲不振・・・4つの対処法

妊娠超初期に食欲不振になっても、赤ちゃんの成長にはさほど影響はありません。

しかしあまりにも食欲がないと、今後の妊婦生活も不安になってしまいますよね。

そんな時は次の4つの対処法を試してみてくださいね。

  1. 食べられるものだけを食べよう!
  2. 食べたいと思ったときに食べよう!
  3. 食べやすい汁物がおすすめ!
  4. スムージーを取り入れよう!

食べられるものを食べたいだけ食べよう!

妊娠超初期に食欲がないというときは、『食べられるものを食べられるだけ食べる』ということが最大のポイントになります。

まずは食べられるものを探すことから始めましょう。

少しずつ食べられるものを増やしていくことで、妊娠初期につわりがひどくなっても乗り越えやすくなりますよ。

たくさん食べる必要はありません。

少量をこまめに食べてもいいですよ。

時間を気にせず食べたいときに食べよう!

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食欲がないときは、食事の時間を気にする必要はありません。

食べられそうだなと思ったときに食べるようにしましょう。

妊娠超初期に食欲がない場合は、すぐに食べられるものを用意しておくと安心です。

・パン
・おにぎり
・ゼリー
・バナナ

など、サッと食べられるものがおすすめです。

冷凍食品もいくつか用意しておくと便利ですよ。

温かいスープなどを取り入れよう!

食欲がなくても温かいスープなら食べられるという人は少なくありません。

スープは野菜も多く摂れますし、体を温めるので体の調子も整います。

ミネストローネやポトフなど、野菜がたっぷり入ったものを選ぶようにしてくださいね。

食欲衰退とともに体調もすぐれない場合は、チルドのスープやカップスープなどを使ってもいいでしょう。

スムージーなら飲みやすく栄養も摂れる!

食欲がないときは、スムージーもおすすめです。

ミキサーがあれば、お家にある野菜や果物をいくつか組み合わせて作ってみてくださいね。

バナナとりんごはどんな野菜にも合いますし、まろやかになるので飲みやすくなります。

私のおすすめはバナナとレモンとホウレンソウのスムージー。

牛乳を加え、はちみつを少し垂らして甘みをアップさせるとさらにおいしく!

ミキサーがない場合は、コンビニなどでスムージーを購入してもいいですよ。

妊娠が確定したら出産に向けた準備を!

繰り返しになりますが、妊娠超初期は妊娠が確定しているわけではありません。

前の項目で紹介したような症状が出ている場合、あくまで『妊娠している可能性がある』という段階です。

生理予定日になっても生理がこない場合は、妊娠検査薬を使用して妊娠しているかどうかのセルフチェックを行いましょう。

妊娠検査薬で陽性が出たら病院へ行き、きちんと妊娠していることを確認することが大切です。

妊娠が確定したら、

・食欲の増減にこだわる必要はない
・食欲の増減を上手にコントロールして体重を管理しよう
・不安要素はしっかり取り除こう

この3つのことにポイントを置いて妊娠生活に向けて準備を始めるといいですよ。

食欲の増減にはあまりこだわらないで!

妊娠超初期は食欲の増減が赤ちゃんに影響することはほとんどありません。

妊娠してからも、

・食欲旺盛だと悪い
・食欲がないと悪い

というわけではありません。あまり食欲の増減にこだわる必要はないでしょう。

食べられないならそれはもう仕方のないことです。

食欲が旺盛であってもしっかり体を動かせていれば問題ありませんよ。

暴飲暴食はおすすめしませんが、きちんと栄養を摂ることを意識した食生活を送るようにしましょう。

体重管理はしっかりと!

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妊娠初期にはつわりの症状が重くなるケースが多いです。

妊娠超初期の食欲の変化はつわりの前触れといってもいいでしょう。

食欲が旺盛すぎる場合は、急激な体重増加にならないようにコントロールする必要があります。

反対に食欲がなく吐いてしまう場合は、食べられるもの食べられる分だけ食べることだけを意識してください。

体重の減りすぎも増えすぎもよくありません。

出産までに+10kg程度を目指して体重の管理をしましょう。

不安なことはまわりに聞いてもらおう!

妊娠超初期に今回紹介したような症状があると、

「もしかして妊娠したかも」

「どうしよう」

といったように不安な気持ちが大きくなることもありますよね。

私も「もしかして・・・」と思ったときにはうれしい反面何とも言えない不安な気持ちに押しつぶされそうになりました。

そんな不安な気持ちは、まわりの人に聞いてもらうなどして解消しておきましょう。

悩みが解決しなくても、聞いてもらうだけでもスッと軽くなりますよ。

友人・親・パートナー・産科医など相談しやすい人ならだれでもOKです。

ストレスとなりうるものは、少しずつ解消できるのが理想です。

まとめ

妊娠超初期はまだ妊娠が確定していなくても、妊娠初期のような症状が出ることがあります。そのひとつに

・食欲の増進
・食欲の不振

といったように食欲に関する変化も挙げられます。

私も妊娠が判明する前にはいつもより食事がおいしく感じ、食べる量が増えていました。

妊娠超初期の症状は食欲以外にもたくさんありますが、どんな症状が出るかは個人差があります。

そんな症状に惑わされずに、妊娠の可能性がある場合は適した時期にしっかり検査を行い、病院で診てもらうことをおすすめします。

急な食欲の変化は妊娠超初期だけでなくほかの病気が隠れているケースも!

ほかに心配なことがあれば、迷わず医療機関を受診してくださいね!