妊婦は釣りに行っちゃダメ?妊娠中の海や川釣り、船5つの注意点と影響

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釣りが大好きなのに、妊娠中はできないかもしれない…!

趣味を我慢しなくてはならないのは、とっても辛いことですよね。

「ストレス解消にもなるし、たまには行きたいな」と思う人も多いでしょう。

でも、実際に行こうとなると不安も大きいもの。

そこで、妊婦さんがどうしても釣りに行きたい!というときの注意点をまとめました。

妊娠中に釣りはしてもいいの?

妊婦さんの釣りは、必ずしも安全とは言えません。

妊娠中は、普段の状態と違って体のバランスがくるいがち。

釣り場は滑りやすい場所も多いので、転倒などの危険性がぬぐえません。

ホルモンバランスが乱れることから立ちくらみも起こりやすく、一層注意が必要な状態です。

とは言え、妊娠中の釣りは絶対にできないというわけではありません。

次の項目から、注意点を詳しく説明していきますね。

妊娠中の釣りで選ぶべき場所ってどんなところ?

妊娠中に釣りに行くときは、必ず「平坦な場所」を選ぶようにしてください。

足場が悪いところでの釣りはやめ、歩きやすいところで遊びましょう。

妊婦さんが特に避けておきたいのが以下の場所。

  • 釣り船
  • 岩場やテトラポットの上
  • 柵のない堤防
  • 渓流付近
  • 舗装されていない土の上
  • 夜の海や川
  • 携帯電話が使えないほどの山奥

釣りスポットとしては、王道というべき場所の数々ですね…。

ですが、やはり何よりも万一のことを考えて行動するべき。

海釣りなら、管理が行き届いている海浜公園。

淡水魚を釣りたいなら、管理釣堀。

というように、人目が多く滑る心配が少ないスポットを選ぶようにしましょう。

船釣りは、転覆や体調悪化の危険があるので控えましょう。

また、体に障りますから、あまり長時間の釣りも止めておくべきです。

関連記事⇒妊婦は船にのっちゃダメ?妊娠中の船酔い・揺れ・釣り4つの注意点と影響

釣りに行くのに適した月齢はある?

基本的には、安定期に入ったころがオススメです。

5ヶ月を超えると、つわりなどの不快な症状もだいぶ落ち着いてくるはず。

また、お腹もそこまで大きくないので転倒の危険も妊娠後期よりは低いです。

そうした時期であれば、多少の運動もこなせるようになる人が多いでしょう。

散歩がてらの釣りは、いい気分転換につながります。

安全を守って、楽しみたいですね。

ただ、特におなかが大きくなる妊娠後期は注意が必要。

普通に歩いていてもバランスを崩しやすい時期ですから、釣りは控える方がいいでしょう。

それを踏まえた上で、釣りを楽しめる期間をまとめると以下の通りです。

・妊娠5ヶ月~7ヶ月ごろ。

「え!こんなに短い期間だけ?!」と思う人も多いでしょう。

けれど、リスクは最小にしておくのがベスト。

この期間以外でも釣りをしたいという場合は、主治医に相談してアドバイスを受けましょう。

一人で釣りにいくのはNG

具合が悪くなったときや、トラブルが発生したときに一人だと大変。

ですから、必ず誰かと出かけるようにしてください。

親しいお友達や家族、ご主人と一緒だと安心ですね。

現地では、一人になる時間を作らないことが大切。

もしものときには同行している人の助けを借りて、休憩を取れる場所に移動しましょう。

また、釣りの最中に以下の症状があらわれたらすぐに休むようにしてください。

  • おなかの張り
  • 吐き気
  • 立ちくらみ
  • 疲れ

妊婦さんは疲れやすく、体調不良も起こりやすくなっています。

不安な状態になったら、釣りの途中であっても中止して体を休めましょう。

「まだまだ楽しみたいのに…」。

という気持ちは十分理解できますが、ご自身とお腹の赤ちゃんは他のどんなことよりも大切です。

無理をしないことを念頭に置いて釣りを行いましょう。

少し休んでも症状が回復しないときは、かかりつけの産婦人科にすぐにかかってください。

また、釣りにでかける前に体の不調を感じた場合は、出かけずに家で過ごしましょう。

自然環境に行くときはトキソプラズマに気をつけて!

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妊婦さんが気をつけなければいけない菌の一つに、トキソプラズマがあります。

トキソプラズマとは、寄生虫の一種。

土や、消毒していない水の中に潜んでいることがあります。

妊娠中にトキソプラズマに感染すると、おなかの赤ちゃんに先天性障害などをもたらす可能性も。

妊娠前から抗体を持っている場合は特に大きな問題にならないことが多いですが、充分に注意しましょう。

今現在、トキソプラズマの抗体を持っているかどうかは病院の検査で分かります。

かかりつけの産院で、診てもらえるようお願いするといいですよ。

また、トキソプラズマは、経口感染以外のリスクはほぼありません。

ですから、自然の場所に行ったあとは必ず良く手を洗うようにしましょう。

関連記事⇒妊婦はトキソプラズマ症に注意!妊娠中のトキソプラズマの影響と9つの予防策

妊婦さんの釣りに持って行った方が良いものと服装

妊婦さんが釣りに行くときは、持ち物にもこだわりましょう。

持っていると便利なものをまとめました。

  • 寒くなったときに羽織れるもの
  • 雨具
  • 手や足を消毒できるウェットティッシュ
  • ケガをしてしまったときのバンソウコウ
  • 清潔なタオル
  • 体が濡れてしまったときの着替え
  • レジャーシートか折りたたみの椅子

これだけの装備を整えておくと安心。

自然の中では、急な天候変化も予想されます。

体温調節ができる羽織ものや雨具はぜひ用意してください。

体調が悪くなったり、疲れたりしたときのために椅子やレジャーシートもあると便利ですね。

釣りに行くときの服装は、動きやすいものを重視。

肌を露出させず、スッキリした丈のものを選びましょう。

スカートやロング丈のカーディガンなどは、木の枝などに引っかかりやすいのでオススメできません。

靴は、滑りにくく歩きやすいものを選んでくださいね。

注意点を守って趣味をエンジョイ!

妊婦さんが釣りに行くときの注意点についてお話しました。

妊娠前から釣りが好きという人や、旦那さんの付き添いで仕方なく行くという人も、

安全面にしっかりと配慮すれば、釣りを楽しむことは可能です。

ただ、何があっても安心だとは言えないのが妊娠中。

注意するべきポイントは必ず守って、リスクを最小限にとどめましょう。

体調とも良く相談しながら、楽しい一日にしてくださいね。