妊娠中の鼻詰まり4つの解消法~妊婦の妊娠性鼻炎の原因と注意点

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何かと体の変化や不調が続く妊娠中。

以前は無かった症状や悩みに戸惑う事も多いですよね。

その一つが妊娠中の鼻づまりです。

息苦しさから、日常生活や就寝時のストレスにもなるこの鼻詰まり。

鼻のかみ過ぎにより、鼻周辺の肌が荒れる事も…つらいですよね。

妊娠性鼻炎ともいうこの症状ですが、改善策や対策はあるのでしょうか?

今回は不快な妊娠中の鼻づまりについて、その原因や対策をまとめてみました。

この記事のポイントは3点です。

  • 妊娠中の鼻詰まりの原因、妊娠性鼻炎について
  • 妊娠性鼻炎に薬は使ってもいいのか?
  • 妊娠中でも簡単にできる鼻づまり解消方法

この記事を読んで、妊娠中の鼻づまりを上手に解消していきましょう!

それでは、妊娠中の鼻づまりの原因から解説していきます。

妊娠してから鼻が詰まりやすい… 原因は何だろう?

「妊娠後からなんとなく鼻の調子が悪い」

「熱はないけど鼻風邪っぽい?」

以上の場合は、妊娠性鼻炎になっている可能性があります。

実は妊娠性鼻炎のメカニズムはまだ解明されていません。

通説では、妊娠中のホルモンバランスの変化により、鼻の粘膜が敏感になりこのような症状が起きるのでは?と言われています。

また、もともと鼻炎やアレルギーを持っていると、妊娠に伴い症状が重くなるケースもあります。

妊娠性鼻炎はいつから、どんな症状がでる?

妊娠性鼻炎は、主に妊娠初期の症状として出る事が多いものです。

妊娠初期と言いますと、二ヶ月から四ヶ月の間ですね。

ですが、人によっては期間が異なったり後期まで続く場合や、出産後もしばらくこの症状に悩まされる事もあります。

妊娠性鼻炎の症状としては、

  • 鼻水が止まらなくなる
  • 鼻が詰まるようになる
  • くしゃみが多くなる

といった物が挙げられます。

花粉症やアレルギー、風邪において出る鼻炎の症状と似ており、見分けづらいですよね。

いままで鼻炎を経験したことのない方が、妊娠を期にこのような症状が出る場合は、妊娠性鼻炎の可能性が高いでしょう。

辛い鼻づまりを解消したい!市販薬や点鼻薬を使ってもいいの?

鼻詰まりを解消するのに便利な点鼻薬。

一滴でもスーッと鼻通りが良くなり、鼻炎や風邪の際にお世話になる方も多いのではないでしょうか?

また、鼻炎に効く飲み薬も多く販売されていますよね。

ですが、妊娠中は薬の使用に慎重になりたいところ。

特に飲み薬は外用薬よりも成分が吸収されやすいので、注意が必要です。

妊娠中の薬の使用に関しては、妊婦さんの使用に関して特に注意書きの無い物や、第三指定医薬品であればあまり問題はありません。

しかし、妊娠中に自己判断で薬を使う事は、思わぬトラブルや不安の原因になりかねません。

自己判断で服用する前に、まずは症状について医師への相談や受診をおすすめします。

関連記事⇒妊婦は風邪薬を飲んじゃダメ?妊娠中の市販・処方薬の服用と影響や注意点

妊娠中でも安心してできる鼻づまり解消法をご紹介

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薬に頼るまででもないけれど、日常生活で鼻詰まりが気になる場合は、どのように対処すればよいのでしょうか?

そこで、ここからは妊娠中でも安心してできる鼻詰まり対策を挙げていきたいと思います。

鼻孔拡張テープを使う

鼻通りをよくする方法として、多く利用されている鼻拡張テープ。

このテープは鼻に貼る事により、鼻孔を広げて鼻詰まりを軽減してくれます。

薬を一切使っていないので、手軽にかつ安心して使えるのがメリットです。

慣れるまで気になる事もありますが、睡眠中も使用できるので、鼻詰まりで寝不足になってしまう方は試してみると良いでしょう。

鼻を温め、血行を良くする

鼻を温める事によって、血行を良くして鼻水の出をスムーズにし、鼻詰まりを解消します。

シャワーを浴びたり、お風呂に入ると鼻詰まりが楽になる、という方も多いのではないでしょうか?

お風呂以外でも、蒸しタオルなど温かいもので鼻を温めると、鼻詰まりを解消する事ができますよ。

温かい蒸気を鼻から吸い込むのも効果的です。

食生活で鼻詰まりを予防しよう

実は、鼻詰まりに良いとされる食べ物や飲み物は意外と多くあります。

薬のような即効性はありませんが、毎日取り入れる事で体質改善が期待できます。

今回は特に妊娠中でも取り入れやすい物を、一例として挙げていきます。

ヨーグルト

乳酸菌によって腸内環境を整え、免疫をアップする事により鼻炎を和らげます。

妊娠中は便秘にもなりやすい為、腸内環境を整える効果が期待できるヨーグルトは積極的に取り入れていきたい食品でもあります。

朝食や間食に食べるとよいでしょう。

れんこん

れんこんには、炎症を消す消炎作用や、皮膚や粘膜の収縮を促す収れん作用があります。

おかずとして取り入れる他、しぼり汁を鼻腔内に塗ると鼻炎解消に効果的です。

緑茶

緑茶に含まれるカテキンには、抗アレルギー作用があり、くしゃみや鼻水といった症状を緩和する事が出来ます。

また、温かい緑茶を飲むことで、鼻の血行を良くする効果も見込めます。

ですが、緑茶にはカフェインも含まれていますので、過剰摂取には気を付けてください。

玉露はカフェインが多い為、妊娠中に緑茶を飲むのであればノンカフェインの物を選びたいですね。

関連記事⇒妊娠初期にカフェインを飲んでしまった!胎児への影響と2つの対処法

鼻詰まりに効くツボを押す

鼻詰まりの解消に効果的なツボがある事をご存知でしょうか?

それは鼻の付近にある「晴明(せいめい)」と「迎香(げいこう)」というツボです。

晴明は鼻の付け根の両脇、ちょうど目頭のあたりにあり、

迎香は鼻のふくらみの両横にあります。

どちらも鼻を挟むようにして静かに押すと効果的ですよ。

妊娠中の鼻詰まりには治し方の工夫が大切!症状がひどい場合は病院へ行きましょう

妊娠性鼻炎という名前が付いている位ですから、妊娠中の鼻詰まりは妊婦さんには多いトラブルのひとつとも言えるでしょう。

妊娠性鼻炎はあくまでも妊娠に伴って起こる症状です。

出産を経てホルモンバランスが元通りになれば、解消されますので安心してくださいね。

とはいえ、症状があまりにも酷く、日常生活に支障をきたすようであれば診察が必要です。

対策や改善をしてみてもなかなか鼻詰まりが治らない際は、無理をせずお医者さんに相談をしましょう。